こんにちは、東京フリーランスのショーへー(@showheyohtaki)です。
今回は、19歳でフリーランスのUIデザイナーとして活動されている夏那さん(@k0626n_13)に突撃インタビューをしてきました!
夏那さんは高校時代にデザインの仕事を始め、19歳という若さで既に複数社とお仕事をしているという強者。
たまたま夏那さんにお仕事を依頼した際、高校生UIデザイナーとなった経緯、独学の学習ステップ、SNSの活用の仕方がどれも面白かったので、改めて10代でデザイナーとして活躍できるようになった経緯を伺ってきました。
これから完全未経験でデザイナーを目指したい…。
学生の間にデザイナーになって、仕事を獲得できるようになりたい…。
という方は要チェックです!
東京フリーランスCMO。立命法→大手で営業職→未経験からエンジニアに転職→フリーランス→合同会社東京フリーランスを立ち上げ。Webマーケティングとプログラミングが好き。フリーランス支援を通して楽しく仕事できる人を応援しています。
- 1. UIデザイナーになったきっかけは「自分で使用したアプリ」と「兄の起業」だった。
- 2. MacBookの購入に必要なお金はクラウドファンディングで集めた!?
- 3. Daily UIを使って100日間ひたすらアウトプットする日々。
- 4. 高校2年生で経験したインターンでさらにレベルアップする
- 5. Daily UIでのアウトプットが徐々に「デザインの仕事」へと結びつくように。
- 6. 持ち前の若さと行動力で培ってきたUIデザイナーとしての「仕事観」
- 7. さいごに:いずれは誰もが知るサービスのデザインを担当したい。
- 8. まとめ:デジタルネイティブの行動力は僕らの想像を遥かに超えている
- 9. ※追伸:未経験から“仕事を獲得できる”Webデザイナーになりたいなら…
UIデザイナーになったきっかけは「自分で使用したアプリ」と「兄の起業」だった。
早速ですが、夏那さんがUIデザイナーをやることになったきっかけについて教えてください!
中学生の頃に抱いたアプリのデザインに対する「違和感」
当時は色んなダイエットアプリを片っ端からインストールしながら「どのアプリが良いか」を手探りで比較していました。
アプリの使い心地を比べていくと「この部分が使いにくいな」「この配色にはちょっと違和感がある」とアプリに対して色々思うようになって、結局どのアプリもしっくりこなくてダイエットに挫折しちゃったんですよ。
「ダイエットアプリの使い心地にモヤモヤした」という体験が、デザインに対する興味のきっかけだったんですね!
あれがUI・UXがどれだけ大切かを初めて意識した体験でした。
UIとは?
UIとは「ユーザーインターフェイス(User Interface)」の略称で、ユーザーとサービスにおける接触面を言い表している。
例えばWebアプリの場合、スマートフォンに表示されるデザインやフォントなど、ユーザーの視覚に触れる全ての情報が「UI」と称される。
UXとは?
UXとは「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略称で、ユーザーがサービスを通して得られる体験を言い表している。サービスを利用する一連の動作の中で、ユーザーが感じた体験の全てが「UX」と称される。
兄の起業がきっかけで「UI・UXデザイン」と出会う
PoliPoliという「政治家に直接意見を届けられる政治プラットフォーム」のサービスを作ったんです。それが私にとってUIデザインを本格的に始める強い動機となりました。
でも、なぜお兄さんの起業が「UIデザインをやろう」と決めることに繋がったんですか?
そこで色々とスタートアップ企業のことを調べていたら「UI・UXデザイン」という仕事内容を見つけて「私がやりたかったのはこれだ!」と思いました。
この時は趣味で絵を描くのが好きなくらいで、デザインのことは何も知りませんでしたが、兄が背中を押してくれたこともあり、とにかくノリでデザインの勉強をスタートしました。
MacBookの購入に必要なお金はクラウドファンディングで集めた!?
出身の中学校から高校まで全て記載して「デザイナー志望」と書いた上で、色んなデザイナーさんをフォローしていきました。
すぐに会いにいきましたが、すごく尊敬できる方で、当時何もわからなかった私にデザインのお仕事のことをとても丁寧に教えてくださいました。
「パソコン=Windows」と思い込んでいたんですが、お会いしたデザイナーさんから初めてMacBookの存在を教えてもらいました。
だけど、私も「え!?Macって何!?」みたいな反応で(笑)
そこで、それをデザイナーの方に相談していたら、「polca」というサービスを教えてもらったんです。
polcaとは?
polcaとは、身近な友人や知人、TwitterなどのSNSの繋がりを通してお金を集められるクラウドファンディングアプリのこと。
しかし、2020年10月1日をもってサービスの提供は終了する予定となっている。
もうほんとにびっくりでしたよ!
早速集まったお金でMacBookを買って、支援してくれた人に恩返しをしようと無我夢中になりましたね。
スタートからそれだけ多くの人に応援してもらえたら、「やるしかない!」ってモチベーションにもなりますよね👍
支えになるというか。
Daily UIを使って100日間ひたすらアウトプットする日々。
出典:Daily UI
Daily UIはどんなサービスなんですか?
例えば「ゲームのログイン画面」などのお題が送られてきて、それに沿ったデザインを考えていく感じですね。
私もこのお題を100日間継続すると決めて、実際に100日間続けたんですが、本当にいい勉強になりました。
もう、Twitterがデザイン学習塾みたいになってました(笑)
本当にTwitterをやっててよかったですね!
Cocoda!も毎日出題される「お題」に沿ってデザインをアウトプットしていくサービスで、デザインにおける制作過程や例題がかなり分かりやすいです!
以前アラサー完全未経験からCAMPFIREのデザイナーに転職されたあゆみさんにインタビューした時も、Cocoda!で勉強されたと仰ってました。
高校2年生で経験したインターンでさらにレベルアップする
初めてのインターンは具体的にどんな仕事だったんですか?
「作って発表してフィードバックを貰って改善」を繰り返していたので、ゼロからデザインを作る為の力はめちゃくちゃ身についたと思います!
他の人から意見をもらう、他の人のデザインに意見を述べるってのもいい勉強になる。
とある企業のツールのUI・UXを改善するプロジェクトへ参画させてもらったので、そこで既存のデザインを改善する経験が積めましたね!
Daily UIでのアウトプットが徐々に「デザインの仕事」へと結びつくように。
それだけアウトプットしてたら絶対に周りがほっとかないでしょうw
夏那さんに依頼がきた「初めてのお仕事」についてもお聞きしたいです!
出典:DENGEN CAFE
DENGEN CAFEでは、主にサイトのリブランディングに関するお仕事に携わらせて頂きました。
僕が夏那さんに連絡したきっかけになったnoteですね!
このDENGEN CAFEのデザインプロセスについて纏めたnoteは本当に素晴らしかったです!読んですぐ「一緒に仕事したい」と思いましたもんw
夏那さんのようにサービスの根っこから整理してデザインに落としこんてくれるデザイナーさんは本当に貴重な存在だと思います。
このnoteもTwitterで拡散していただけて、何件かお仕事に繋がりました。
現在はDENGEN CAFE以外にも色んな企業のプロジェクトに関わりながらお仕事させて貰っていて、最近は過去にお仕事をした方から紹介いただき、次のお仕事へと繋がるようになってきましたね。
持ち前の若さと行動力で培ってきたUIデザイナーとしての「仕事観」
デザイナーとしてお仕事してみて、一番嬉しかったことってなんですか?
自分がデザインを手掛けたサービスの画面が街中でポスターになってるのを見かけた時は、めちゃくちゃ嬉しかったし、本当に感動しました…。
最初は表面的に言われたことを信じてデザインしてるだけでしたが、それだけだと良いものが作れないと分かったんですよ。
そこで、クライアントさんと入念なコミュニケーションを交わしながら、本当の課題はどこにあるのかを掘り起こしてから制作するようにしたら、より満足いただけるようになりました。
まずは腹を割って話すことが大事だと分かったので、それからはとにかくコミュニケーションを大切にしています!
「若さ」というカードに頼らない
でも私はもう少しで20歳になるし、最近はすごく焦ってます…。
だから「若さがなければ仕事なんてもらえないんだぞ!」と常に胸に刻み続けています…!
普通は「あの勉強のおかげ」とか「あの努力のおかげ」とか言っちゃうところですが、評価されている理由を冷静に「若さ」だと言えるのは本当にすごいです。
さいごに:いずれは誰もが知るサービスのデザインを担当したい。
自信を持って自分の人生を誇れるようになりたいです!
本当に10代ですか?(笑)
あと、将来は誰もが知ってるサービスのデザインを担当したいです。
自分が関わったプロダクトは色んな人に使ってもらいたいですし、携わったサービスは絶対に有名にしてみせます!
まとめ:デジタルネイティブの行動力は僕らの想像を遥かに超えている
夏那さんにインタビューをしていて感じたのは、テリトリーが広いなということでした。
資産と呼べるものには大きく3つのタイプがあって「お金・知識・人脈」に分けられます。
僕らアラサー世代にとって、自分の資産と呼べるものは、自分や家族、友人など「リアルで繋がることができる範囲」までという感覚があると思うんですよ。
でも夏那さんの場合、Macを買うときも、スキルアップするときも、仕事を獲得する上でも、すべての行動が自然にSNSと結びついてるんです。
夏那さんたち10代にとって、ナチュラルに「SNSで繋がれる範囲までが資産」という感覚があるんじゃないかと、お話を伺いながら思いました。
前提としているテリトリーの広さが違うので、行動力も全く違うんですよね。
目標とする対象も「クラスで一番」や「学校で一番」ではなく、「SNSで見えてる範囲の同年代の中で一番」なので、視座が数段高いんですよ。
SNSを通じてすごい人たちを身近に感じてるので、若さにあぐらをかくことも全然ないしw
こんな子たちがこれからゴロゴロ出てくると思うと、楽しみな反面、余裕こいてたらすぐ抜かれるなと身が引き締まる思いでした。
僕も視野を広く持って、10代に負けないよう成長し続けたいと思います!
※追伸:未経験から“仕事を獲得できる”Webデザイナーになりたいなら…
みなさん、大変お待たせしました。
SNSから生まれたオンラインプログラミングスクールとして高評判を頂いていた「デイトラ」ですが…遂に待望の「Webデザインコース」がリリースされました!!
デイトラのWebデザインコースでは、夏那さんも使ってるFigmaの使い方について学べるほか、実務に即したデザイン課題も徹底的にこなせます!
充実したカリキュラムはもちろん、現役のWebデザイナーによるレビューもありますし、スキルを活かして実際に案件を獲得する為の「営業手法」までも全部お伝えする予定です!
まさにデイトラなら、Webデザインの知識から仕事の獲得方法までがワンストップで習得可能。
未経験だけど、これからWebデザイナーを目指したい…!
Webデザイナーになって、仕事を獲得できるようになりたい…!
今から本気でWebデザイナーを目指そうと考えている人は、是非デイトラのWebデザインコースをチェックしてみてくださいね!
夏那さん(@k0626n_13)
2001年生まれの19歳。
高校一年生の冬にUI・UXデザインと出会い、クラウドファンディングを活用してMacbookを購入する。
その後制作会社でインターンを経験し、高校三年生の夏に電源カフェをリブランディングしてキャリアを積む。
現在はUI・UXデザイナー以外にイラストレーターとしても活動しており、複数の企業やプロジェクトに関わっている。