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「フリーランスとして独立したいけど、前提となる知識がほとんどない…。」
「そもそも会社員とフリーランスってどんな違いがあるの…?」
こんな悩みを抱えている人は多いでしょう。正社員とは違い、誰にも雇われることなく、自分一人で独立して仕事をしていくフリーランスという働き方。そんなフリーランスというスタイルを目指す人は、今後も増加されることが予想されています。
「ランサーズ」の資料によると、日本のフリーランス人口は2020年時点で1,000万人を超えているとされています。
また、電通は2020年に「社員の一部を個人事業主にする」という新制度を発表しており、内閣府の資料でも「今後は兼業や副業、あるいは複業が当たり前になる」という旨の記載があります。
つまり、大企業や政府すらも「会社員一本の働き方は減ってくる」という考え方なのです…。このような状況もあり「自分も早くフリーランスになりたい…。」と闘志を燃やしている人も多いはずです。
そこで本記事では、
- そもそもフリーランスとは何か
- フリーランスと正社員の違い
- フリーランスのメリット・デメリット
- フリーランスの代表的な職種や必要スキル
という点について網羅的に解説していきます。
この記事を読めば、フリーランスの概要はもちろん、具体的に何を学び、どう行動していけばいいか分かるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください!
そもそもフリーランスとは?種類別に働き方を解説!
フリーランスとは「特定の企業や団体などに従事せず、自分の知識やスキルを提供して報酬を得る人」を指します。これはフリーランス協会が定めている定義です。
一般的なフリーランスのイメージで言うと、「会社から独立して一人で仕事をする人」だと思いますが…フリーランスとひとくちに言っても、色々な働き方があります。
以下より、ランサーズが区分している代表的な4種類のフリーランスを紹介するので、自分に合ったタイプを探してみてください!
- 副業系すきまワーカー
- 副業系パラレルワーカー
- 自由業系フリーワーカー
- 自営業系独立オーナー
1.副業系すきまワーカー
副業系すきまワーカーとは、企業に正社員などとして常時雇用されている状態で、別の企業でもフリーランスとして働くことを言います。一般的な「副業」は、この副業系すきまワーカーに分類されるでしょう。ランサーズによれば、フリーランス全体の約40%がそれにあたるとされています。
たとえば、A社で正社員として雇用されつつ、B社からWeb制作の依頼を受けたり、ライティングの依頼を受けたりするイメージです。
現在勤めている会社を辞めるわけではないので、会社員がフリーランスになる方法としては最もハードルが低いでしょう。
副業系すきまワーカーとして仕事を受注して実績をあげて、自信がつけば会社を辞めて独立する、というパターンもあります。
2.副業系パラレルワーカー
副業系パラレルワーカーとは、雇用形態に関係なく複数社で仕事をすることです。前項の副業系すきまワーカーのように、常時雇用されていない場合もあります。その割合は全体の約30%ほどとされています。
たとえば、A社とB社で契約社員として雇用されており、それぞれの会社で業務をこなしている状態です。
3.自由業系フリーワーカー
自由業系フリーワーカーとは、特定の勤務先に勤めているわけではなく、完全に独立している状態のことを言います。一般的なフリーランスのイメージは、この自由業系フリーワーカーでしょう。
たとえばフリーランスのWebライターであれば、A社、B社、C社と業務委託契約を結び、それぞれの会社からライティング案件を受けるイメージです。
4.自営業系独立オーナー
自営業系独立オーナーとは、自分一人で法人を経営している人のこと。例えば前項のような自由業系フリーワーカーをしていたものの、受注する案件の規模が多くなって法人化したようなイメージです。
本質的には自由業系フリーワーカーと変わりません。「個人事業主」が「法人」になっただけの違いです。
以上4種類がフリーランスの働き方です。これからフリーランスになりたい人は、まずはどの種類のフリーランスからはじめるべきかを考えてみるといいでしょう。
フリーランスと正社員における3つの違い
次にフリーランスと正社員における違いを解説します。具体的には以下3点です。
- 雇用形態の違い
- 社会保障の違い
- 税金の違い
1.雇用形態の違い
正社員とフリーランスでは雇用形態が異なります。正社員は雇用形態が文字通り「正社員」ですが、「フリーランス」という雇用形態はありません。
フリーランスの雇用形態は「業務委託(請負)契約を結んで働く人」です。雇用形態に伴い、以下のように企業と結ぶ契約も異なります。
正社員 | 雇用契約 |
フリーランス | 業務委託契約 -請負契約 -委任契約 など |
雇用契約は労働者を保護するための法律です。例えば、雇う側の意志だけでは一方的に労働者を解雇できません。なぜなら、雇う側が労働者を解雇するときは合理的な「解雇理由」が必要だからです。
一方、業務委託契約を結ぶフリーランスは、基本的に労働者ではなく「事業者」として扱われます。そのため労働者としての保護は受けられず、安定して業務を請け負える保証はないのです。
2.社会保障の違い
フリーランスと正社員は社会保障にも違いがあります。その詳細は以下の通り。
フリーランス | 正社員 | |
---|---|---|
健康保険 | ・国民健康保険 | ・協会けんぽ ・組合健保 ・出産手当金 |
雇用保険 | なし | あり |
労災保険 | なし | あり |
年金 | ・国民年金 | ・国民年金 ・厚生年金 ・企業年金(会社による) |
結論ですが、社会保障面はフリーランスよりも会社員の方が比較的充実していると言えます。例えば正社員には雇用保険や労災保険があるのに対し、フリーランスにはそれがありません。
正社員は、一定の条件を満たせば万が一会社を退職した際に雇用保険金を受け取れますが、フリーランスは業務委託契約を解除してもそういった保険金が国から受け取れることはありません。
なお、正社員の健康保険料や年金保険料は勤務先が半額負担してくれるのに対し、フリーランスは全額負担です。
ここの違いは独立の際にしっかりおさえておかなければ、いざ会社を辞めて独り立ちする際に「あれ…何だか健康保険料や年金保険料が高くなってる…。」と驚きかねません。
さらにフリーランスになると、年金も「国民年金」だけとなります。正社員なら国民年金に加えて「厚生年金」にも加入できますが、フリーランスなら別で就業不能保険に入っておくなど、老後の備えは全て自分で行っておかなければなりません。
3.税金の違い
フリーランスと正社員の支払う税金に関しては以下のような違いがあります。
フリーランス | 正社員 | |
---|---|---|
課税される税金 | 所得税・住民税・個人事業税・消費税 | 所得税・住民税 |
所得の計算方法 | 売上−経費 | 給与−給与所得控除(55〜195万円) |
税金の計算 | 自分で確定申告 | 会社が年末調整 |
納税 | 自分で納付 | 会社が納付 |
「フリーランスと会社員だったらどっちの方が支払う税額が多いの?」と疑問に思う方も多いでしょうが、両者の税額を決定づけるのは「課税所得金額」です。
日本の所得税には累進課税制度が適用されるので、どちらも所得金額が多ければ多いほど税金が高くなります。
なお、所得税の金額は「課税所得×税率−控除額」で求められますが、適用税率や控除額は所得に応じて以下の通り変動します。※2021年3月時点
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超・330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超・695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超・900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超・1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超・4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
参照:国税庁 所得税の税率
ただ、両者共に課税所得金額を算出する方法が違っており、フリーランスの所得は「売上−経費」、正社員の所得は「給与−給与所得控除」です。
なので収入が同じ場合に、フリーランスの経費が給与所得控除を上回っている場合は所得が会社員より低くなり、その分税額も低くなります。
※正社員に適用される給与所得控除は、以下の通り。
給与等の収入金額 | 給与所得控除額(令和2年分以降) |
---|---|
1,625,000円まで | 550,000円 |
1,625,001円〜1,800,000円 | 収入金額×40%-100,000円収入金額×40%-100,000円 |
1,800,001円〜3,600,000円 | 収入金額×30%+80,000円 |
3,600,001円〜6,600,000円 | 収入金額×20%+440,000円 |
6,600,001円〜8,500,000円 | 収入金額×10%+1,100,000円 |
8,500,001円以上 | 1,950,000円(上限) |
参照:国税庁
会社員の給与所得控除は最大で195万円となっており、仮に給与額が850万円を超えたら控除される金額が一定となります。なので、控除額に上限が定めれられている正社員は、収入が増えると支払う税額の割合も比較的大きく増えていく傾向にあるのです。
フリーランスと正社員のメリット・デメリットを5項目で比較!
次にフリーランスと正社員のメリット・デメリットを以下の5項目で比較していきましょう。
比較項目 | フリーランス | 正社員 |
---|---|---|
収入の安定性 | △不安定 | 〇安定 |
収入の上限 | 〇ない | △ある |
労働時間 | 〇自由 | △決まっている |
働く場所 | 〇自由 | △決まっている |
人間関係 | 〇自由 | △選びにくい |
上記のように、フリーランスと正社員のメリット・デメリットは異なります。以下より詳しく解説するので参考にしてみてください!
1.収入の安定性
フリーランスは収入が不安定で、正社員は比較的安定しています。上述したように、正社員は雇用契約で守られており、フリーランスは雇用が守られていません。
フリーランスは雇用が保証されているわけではないので、待っていても仕事は受注できません。自分で仕事を獲得する必要があります。成果が出なければ、報酬がゼロの場合もあるでしょう。
一方、正社員の場合は雇用契約によって雇用が守られており、成果に関係なく毎月一定の給料が振り込まれます。
2021年3月にマイナビより発表された「正社員の平均初年度年収推移レポート(2021年1月度)」では、同社運営の転職サイトに掲載された求人の「平均初年度年収」が1月で449.4万円だとされていました。
出典:マイナビ
一方、ランサーズが調査したフリーランスの平均年収を見てみると、平均年収は「自営業系独立オーナー」で358万円と、会社員と比較して”平均値”は低い傾向にあります。
とはいえ、正社員でも「人員削減によって自主退社せざる得ない」といったリスクはありますし、フリーランスでも成果を出せば正社員を超える高額な報酬を得られる可能性があります。
なので、一概に「どちらの方が良いか」といった良し悪しはつけ難いですし、両者のメリット・デメリットを踏まえて自分に合ったワークスタイルを自分で決めるべきでしょう。
毎月一定の収入がある程度望めるのは正社員ですが、たとえ一定の収入の保証がなくても、「自分が頑張って出した成果の分だけ収入を上げたい!」と思うのであればフリーランスに挑戦する価値はあるのではないかと思います。
2.収入の上限
フリーランスは個人事業主であるため、収入の多寡は自分の働きに依存します。
収入面に限って言えば、フリーランスは収入が不安定なものの、青天井に伸ばせるチャンスがあるとも言えます。一方、正社員は収入が比較的安定しているものの、フリーランスほど収入が伸びるチャンスはありません。こういった「収入の振れ幅」は両者の大きな違いです。
たとえばSE(システムエンジニア)の年収は、正社員とフリーランスで以下の違いがあります。
- フリーランスSE:約888万円
- 正社員SE:約569万円
上記は総務省統計局と、フリーランス向けの大手エージェント会社レバテックフリーランスの情報を参考にしています。
情報元が異なるためこれも一概には言えませんし、特にフリーランスは人によって収入差が大きいでしょう。
ただ、フリーランスは収入が青天井である分、仕事をもらえないと収入がゼロになるリスクもあります。正社員に比べて「ハイリスク・ハイリターン」である点は十分注意しておきましょう。
3.労働時間
フリーランスは労働時間を自分でコントロールできますが、正社員は基本的に労働時間が決まっています。
フリーランスは自分で案件を選べるため、好きな時間帯に好きなだけ働けます。自分の好きなタイミングで長期休暇が取れる点もメリットです。
実際にランサーズの調査によれば、フリーランスになる一番のモチベーションは「自由で柔軟な生活」とされているほどですからね。
一方、正社員は就業時間が決まっている会社が多く、労働時間も選べるところはそう多くありません。仮に働ける時間を自由に選べるフレックス勤務であっても、しっかりと労働時間を定めている企業が多いでしょう。
ただフリーランスは自由な分、自分を律する力がないとダラけてしまう点はデメリットです。それに、請負契約を結ぶ場合は業務の時間をクライアントに縛られてしまう可能性もありますし、時には土日も関係なく働かなければならないこともあります…。
例えば「月曜日までに指定の成果物を出さなければならない」という状況になった場合、仕事の進み具合によっては土日も返上で仕事をする必要が出てきますからね。
それに対して正社員は就業時間が比較的正確に決まっているので、規則正しい生活を送りやすいと言えるでしょう。
4.働く場所
フリーランスは働く場所を自由に選べ、正社員は働く場所を選べないことが多いです。
フリーランスは職種、案件によってはフルリモートで働けます。自宅やカフェはもちろん、海外でも仕事ができるでしょう。
例えばフリーランスのWebライターであれば、仕事に必要なのはWi-Fi環境とパソコンくらいです。しっかりとクライアントとコミュニケーションをとりながら成果物を納品できれば、働く場所は問われないことが多いです。
ただし、フリーランスでも「常駐型」で企業のオフィスに出社しなければならない場合があります。また、PCやデスクなどの仕事道具を全て自分で揃えなければいけません。やはり一概に「全員が全員自由な場所で働ける」とは言い難いでしょう。
一方の正社員は、全体的に見ると決まった職場で仕事をすることが多いですが、最近だとリモートワークを導入している企業も増えてきました。なので、正社員であっても会社によってはリモートワークができる場合があります。
5.人間関係
フリーランスは基本的に人間関係が自由ですが、正社員は付き合う相手を自分で決められません。ここでいう人間関係とは、取引先や上司、同僚などのことです。
そもそもフリーランスに上司はいません。取引先も自分の意志で選べます。一方、正社員は取引先や上司を自分で選べないため、人間関係の悩みはフリーランスよりも多くなるケースが多いでしょう。
ただし、フリーランスは上司がいないので「仕事を教えてくれる人」がいないとも言えます。正社員であればビジネスマナーや仕事に関するあれこれなど、上司が手取り足取り丁寧に教えてくれるケースもあるのですが、フリーランスは違います。
実際にランサーズの資料を見ても、「自分のスキルが向上しているのかわからない」と悩む方が一定数いるとされていました…。
フリーランスは自らで自らの改善点を洗い出し、日々切磋琢磨していく必要があるのです。
両者のメリット・デメリットをしっかりと踏まえておきましょう!
今人気のWeb系フリーランスの職種を6つ紹介!
フリーランスと正社員のメリットとデメリットが分かったところで、次に今人気のWeb系フリーランスの職種について紹介します!
以下の職種について「仕事の内容」「求められるスキル」をそれぞれ詳しく解説していきます。
- Web制作
- プログラマー
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集者
- Webマーケター
Web制作
まず一つ目が「Web制作」という仕事です!
仕事の内容
Web制作は、主に企業や個人のWebサイトやホームページ、ランディングページ(LP)などを作る仕事です。プログラミング言語を使ってサイトをコーディングし、Webデザイナーがデザインしたサイトを実現させます。
たとえばA社から「うちの商品を紹介するLPをつくって欲しい」と依頼を受けたとします。その場合は、Webデザイナーが作ったLPのデザインに沿って、Web制作者がコードを書いてサイトを構築するという流れが一般的です。
他にも、WordPressというソフトウェアを駆使して企業や個人のメディアを構築したり、Webサイト全体の計画立案から運用まで全てディレクションしたり。「Web制作」と一言で言っても、その仕事の範囲は多岐にわたります。
求められるスキル
Web制作に求められるのは、以下のようなスキルです。
- HTML/CSS
- Bootstrap
- サーバーとドメインの基礎
- JavaScript
- jQuery
- Sass(Scss)
- PHP
- SQLの基礎
- WordPress
HTMLはWebサイトの骨組みを作るために、そしてCSSは装飾するために使います。これらの基礎が備わっていればある程度のサイトは作れるでしょう。まずは基礎となるHTML/CSSから始めてみるのがおすすめです。
なお、PHPやWordPressに関するスキルを習得すれば、WordPressのオリジナルテーマなども制作できます。なのでWeb制作で仕事の幅は広げたいなら、上述したスキルを順番に習得していくのが良いでしょう。
なお、Web制作で必要なスキルと勉強方法の詳細はこちらの記事でも紹介しています↓
プログラマー
続いてがプログラマーです!
仕事の内容
プログラマーは、主にプログラミング言語を駆使してシステムやWebサービスなどを開発する仕事です。
プログラマーと一言で言っても種類は様々です。一見「プログラマー」と「エンジニア」の区別がつきにくいですが、例えばコンピューターのシステム開発に関する業務を行うのが「システムエンジニア」で、システムエンジニアが設計した仕様書をもとにプログラミングを行い、機能を実装するのが「プログラマー」です。
また、Web上に公開されるサイトやアプリケーションの設計や開発、運用を行うのが「Webエンジニア」です。Webエンジニアは近年急上昇中のECサイトやWebアプリケーションなどを構築する仕事で、IT化の需要増加に伴い求人も近頃は増加傾向となっています。
求められるスキル
プログラマーになるために必要な言語は各働き方の種類によって異なりますが、ざっくりと以下のようなプログラミング言語があります。
- Java
- PHP
- Python
- JavaScript
- Ruby
- C言語
- Swift
なお、転職サイトのレバテックキャリアが算出したプログラミング言語別求人案件ランキングによると、フリーランスエンジニアの求人で求められているプログラミング言語は以下の通りでした。
引用:レバテックキャリア
※レバテックキャリアが2019年度にサービス上で新規発生した求人・案件データをもとに作成。
エンジニアやプログラマーでフリーランスを目指すなら、まずは現場経験を積むことが大切です。
自分が目指したいプログラマーの種類に応じて必要なスキルを学び、一度就職して現場で実際の案件をこなしましょう。フリーランスは自分で仕事獲得していかなければならないので、十分に実績やスキルを積んでおく必要があります。
なお、フリーランスとして活動していくならばスキルはもちろん、現場でのコミュニケーション能力も求められます。自分の意図をテキストでちゃんと伝えれる能力がなければ、プロジェクトを円滑に進めることができません。
また、以下では未経験からWebエンジニアとして就職を成功させた実績者を取材しているので、ぜひ参考にしてみてください!
Webデザイナー
そして次がWebデザイナーです!
仕事の内容
Webデザイナーの仕事内容は、主に企業や個人から依頼されたWebサイトやバナーなどのデザインを作ることです。
例えばこちらは東京フリーランスが運営する「デイトラ」というサービスですが、こちらのページも見た目の部分はWebデザイナーさんに任せています。
こうしたランディングページ以外にも、例えばLINEのバナーやブログのアイキャッチ、YouTubeのサムネイル、Twitterのヘッダーなど、細かいものまで合わせるとデザイナーの仕事領域は多岐にわたります。
求められるスキル
Webデザイナーに求められるのは、以下のようなツールを扱えるスキルです。
- Photoshop
- Illustrator
- Figma
- Adobe XD
特別な資格などはほとんど必要ありませんし、求められるのは「センスの良いデザイン」ではなく「売れるデザイン」です。それを踏まえたうえで、Webデザインにおける「余白の考え方」や「相性のいい色味」などの知識も習得しておくと良いでしょう。
以下では実際に未経験からWebデザイナーになった方を取材しています。ぜひご参考ください!
Webライター
Webライターとは、Webメディアに記事を執筆するライターのこと。まさにこの記事を書いている筆者の仕事が「Webライター」です。
仕事の内容
Webライターの主な仕事は、Webメディアの記事を執筆することです。
ただ単に記事を書くだけでなく、取材記事やメルマガ、LPのライティングなど、Webコンテンツにおける「書くこと」全般が、Webライターの仕事となります。
企業や個人に問わず、インターネットを使ってビジネスを展開していくなら「文章」の存在は必要不可欠だと言って良いでしょう。
Webサイトにしても通販サイトにしても、根幹にあるのは文章です。インターネットで商品やサービスを販売している企業や個人のほとんどが、ネット上の文章で人の心を動かしているのです。
Webライターは「ビジネスの根幹」とも言える仕事だと言えるでしょう。
求められるスキル
Webライターに求められるスキルは、文章力やSEOの知見です。特別な資格は必要なく、文章が書けるのであれば誰でもチャレンジできます。
文章力と言っても様々ですが、Webライターで求められるのは「読者に分かりやすい文章」「人の心を動かせる文章」などでしょう。
またSEOのスキルも重要です。SEOとは「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、Googleで検索したときに自分が書いた記事を上位に表示させる施策のこと。
みなさんも何か分からないことがあった時にGoogleで検索することがあるかもしれませんが、上位に記事を表示させればさせるほど、自分が書いた記事を読んでもらいやすくなります。
なので文章力と同じくらい、SEOの知識やスキルは重要となるでしょう。
動画編集者
そして5つ目が動画編集です!
仕事の内容
動画編集は、YouTubeなどで投稿される動画にテロップやエフェクト、BGMを入れたりして、視聴者が見やすいように編集する仕事です。
3Gから4Gへ、そして4Gから5Gへと通信のインフラは日々進化していますが、通信インフラの安定化に伴い、YouTubeのような動画へのアクセスもしやすくなりました。
そうした背景もあって、YouTubeで情報発信を行うプレイヤーが増えたと同時に、動画編集の需要も急速に拡大したのです。
動画編集者はそうしたYouTubeでの発信活動を行うクリエイターを支える重要な仕事だと言えるでしょう。
求められるスキル
動画編集者に求められるスキルは、Adobe Premiere ProやAfter Effectsなどの動画編集ソフトを使いこなすスキルです。動画編集者は基本的にこれらのソフトを使って仕事をしています。
またサムネイル制作など、動画編集に関係するスキルを持っている編集者は強いです。
こちらはサムネイル画像の例↓
クライアントに対して、動画編集だけではなくサムネイル制作まで提案できれば、単価は上がるでしょう。それ以外にも、単なる編集だけではなく、チャンネルの分析や改善といったマーケティングの部分も巻き取れるようになれば、さらにクライアントから頼られる存在となるでしょう。
Webマーケター
そして最後がWebマーケターです!
そもそも「マーケティング」自体が広い意味をもつ言葉なので、Webマーケターの仕事も多岐に渡ります。以下より詳しく見ていきましょう。
仕事の内容
Webマーケターの仕事として一般的なのは、クライアントの商品を売るための施策をコンサルティングしたり、広告やメディアの運用を代行したりすることなどです。たとえば、企業の商品を売るために広告運用を代行したり、Webライターと組んで「商品を訴求する記事」をメディアにアップしたり。ほかにもSNSマーケターであれば、その企業のSNSの運用代行をして、フォロワーを伸ばしたり商品を訴求したりします。
仕事内容は様々ですが、クライアントの達成したいゴールに向かって施策を実行していく点は共通していると言えるでしょう。
求められるスキル
Webマーケターに求められるスキルは、マーケティングに特化した専門知識です。
Webマーケティング戦略全体を描くこともあれば、SEO・広告・SNSといった個別の施策を行うこともあります。キャリアとしてはSEOや広告など何かしらの実務経験を経てプロフェッショナルとなった上で、より上流の戦略に携わるケースが多いです。
Webマーケターは成果を出せばクライアントの売上に大きく貢献できますし、逆なら貢献できていないという評価になります。つまり、売上や利益など「数値化される成果」が、ほかの職種よりも分かりやすいのです。成果が出ているWebマーケターは、継続依頼もされますし、大型案件も受注しやすいでしょう。
実際にフリーランスマーケターとして年収1,000万円を達成した方へ取材もしています↓
まとめ:フリーランスになって自分に合った働き方を見つけよう!
このように「フリーランス」とひとくちに言っても、色々な働き方があります。Web制作やWebデザイナーなど職種も多く、自由に案件を選べるため、自分に合った働き方を選択できるでしょう。
今はネットの情報を元に勉強をしたり、SNSやネット上のサービスで仕事を受注したりできる時代です。フリーランスになるハードルは、昔よりも確実に下がったと言えるのではないでしょうか。
だからこそ、皆に平等にチャンスが与えられているのです。もちろん、挑戦しない手はありません。
とはいえ、フリーランスには向き不向きもありますし、全員が全員に適性があるわけでもないです。それらを踏まえたうえで、あなたに合った働き方を選んでみてくださいね!
【追伸】「Webスキル診断」であなたに合ったスキルを探そう!
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