こんにちは、とだこうきです。
この記事では Web 集客の手法について網羅的に説明していきます。
Web について詳しくない方がこれから Web を使って売上を伸ばしていきたいという場合に、まず Web 集客とは「一体何なのか?」を理解する必要があります。この記事を読むことで、Web 集客に関する基本的な知識の概要を一通り学ぶことができます。そして、Web 集客のさまざまな手法とメリット・デメリットについて理解できます。
Web 集客が出来るようになると、営業コストをかけずに効率的に持続的に売上を上げ認知を広げることができます。それゆえに、この記事を通して手法を学んでおきましょう。
東京フリーランスでWeb領域におけるプロフェッショナルを多数擁しており、チームのメンバーは SNS、SEO、コミュニティマーケティングなど様々な Web 集客手法を使って実績を出しています。この記事では、それらメンバーの知見をもとに、最新のWeb集客方法を具体例とともにやさしく解説しています。
Web 集客(プロモーション)とは
まず Web 集客とは何かについて説明しておきます。
Web 集客というのは、Web のコンテンツを用いてお客さんを集めることを言います。ここで理解してほしいのは、Webコンテンツと集客という2つのポイントがあるということです。
Web集客を行うには、Web コンテンツを作成してそのコンテンツを閲覧してもらう(集客する)必要があるということです。
たとえば、旅行会社がWeb集客をしようとしたと場合は以下のようになります。
- Web コンテンツであるWeb サイトを作る
- Web サイトに人を集めるために広告を使った
- Web サイトから旅行サービスの購入を促進する
Web 集客の手法が複雑な理由は、Web コンテンツの形態が複数あり、さらに集客の手段もさまざまあるからなのです
SNSのようにコンテンツと集客手段が同じになっており明確に分けられないものもありますが、基本的な考えは上の通りです。
Web 集客の目的とは
Web 集客の概要について理解したところで「なぜ Web 集客をやるのか」について解説していきます。
Web 集客の目的は主に 4 つと考えられています。
- 新規顧客の獲得
- 既存顧客のフォロー
- リピート購入
- 認知の拡大
Web 集客によって企業はさまざまな情報をお客さんに提供することが出来ます。
それは今までアプローチ出来なかったお客さんや今まで関係があったお客さんにも可能です。当然にして新規顧客を開拓することも出来ますし、商品や企業自体の認知を拡大することが出来ます。
「Web 集客しなくてもそれらは可能だ」
と思った方もいらっしゃると思いますが、情報発信が上手になれば上記の4つの目的を効率的に実現することが可能になります。
そして、今の時代は情報にあふれている時代です。ゆえに仮に良いものを作っても莫大な情報の中に埋もれて、すぐに売れるとは限りません。上手にプロモーションしなければなりません。
Web で情報を得るのが当たり前になった時代において、Web 集客(プロモーション)は非常に重要なマーケティング手法です。
Web 集客に向いている商材は、Webで販売しやすい商品
Web 集客が相性が良い商材というのがあります。それは Web で販売しやすい商材です。
Web で売れやすい商品と売れにくい商品というのがあります。分かりやすい例で言うと、多くの人は Web 上で高級車を買わないですが書籍は Amazon で気軽に購入します。
ネットで売れる商品であれば、Web 集客によって売上を伸ばすことが直接的に出来るので Web 集客に向いています。具体的にネットでどういう商品が売れるかというと「HARM」です。
これらのジャンルに属する商材はインターネット上において販売を促進しやすいです。
HARMの法則、悩みの9割は4つの言葉に分類できる | poyomaru.com
特にコンプレックス商材の販売促進と相性が良いです。
コンプレックス商材というのは、人のコンプレックスを解決するような商品やサービスのことです。分かりやすい例で言うと、ダイエットや薄毛などです。
こういったコンプレックス商材は直接的に人に相談するのに抵抗がある人が多くて、インターネットで調べて商品を購入する可能性が高いのです。ゆえに Web との相性は抜群です。
ただ、認知を拡大するのが目的の場合はほとんどの商材において有効です。Web 上で売れないので売上を直接的に伸ばすことは出来ませんが、商品や企業の認知を拡大することが出来ます。
Web 集客の3つのメリット
ここまでで Web 急客の概要を説明してきましたが、より踏み込んで Web 集客のメリットについて話していきます。
Web 集客のメリットは主に 3 つです。
- 小資本で始められて効果が高い
- 成果が分かる
- 資産になる(手法による)
それぞれについて説明していきます。
小資本で始められて効果が高い
Web 集客の一番の魅力は、小資本で始められるのに高い効果を得られるということです。
Web にコンテンツを作るのにはそれほどお金はかかりません。知識と経験さえあれば、1人の人件費と月数万円で運用も可能です。
それでいて Web 集客は高い効果を出してくれます。というのも Web 集客はスケーリングがしやすく、ターゲティングが明確なマーケティング手法だからです。
Web 集客はスケーリングが可能
Web 集客というのは、スケーリングが可能です。
というのも一度 Web コンテンツを作ることによってそれを多くの人に見てもらうことができます。
たとえば以下の僕のツイートですが、6万人以上に見られています。ツイートの文字数は140以下なので数十秒で作ったコンテンツです。
以下の東京フリーランスの記事は、現時点で3,000回ほど閲覧させており、3万分ほど読まれています。
Web を使わずに 6 万以上の人に情報を伝えようとしたり、3万分ほどコンテンツを消費させようと思ったらすごい大変です。渋谷のスクラブル交差点で広告流したり、雑誌に広告を載せたりすれば出来るかもしれませんが、お金はかかりますし時間もかかります。
非常に大変です。ですが、Web であれば資本がなくても多くの人に届けることが出来るのです。
ターゲティングが明確なのでマーケティング効果が大きい
Web 集客はターゲティングが明確なためマーケティング効果が大きいです。
ターゲティングとは特定のユーザに対してマーケティングすることです。ターゲティングが明確というのは「痩せたいと思っている人(ターゲット)」に対してピンポイントに「パーソナルトレーニングサービス」の購入を促すことができている状態です。
たとえば、1000人にダイエットのサービスを宣伝したとしてもそのうちの990人がスリムだったら効果は薄いでしょう。ですが、100人に対して宣伝してもそのうちの50人が「痩せたい!」と思っている人であれば、宣伝効果は絶大です。
Web においてはターゲティングが明確にできる理由は2つあります。
- ユーザが能動的に情報を取得しようとしている状態だから
- ユーザの属性が把握できるから
詳しく説明していきます。
Web とマスメディアの広告の違いは、Web では能動的に情報を取得するという点があります。
Google で「化粧水 オススメ」と検索する人のほとんどは「良い化粧水がほしい」と思っているはずです。一方、テレビCMで化粧水の宣伝が流れても見ている人の大半は、美容に興味がない人たち(たとえば、男性)です。テレビCMは多くの人に情報を届けることが出来ますが、その情報に興味がない人にも届いています。
また Web ではユーザの属性を把握することができ、その属性にマッチした情報を届けることもできます。
たとえば、以下の画像は僕の Facebook のタイムラインです。
エンジニアのキャリアについての広告が表示されています。これは僕がエンジニアをやっていたからです。そして、僕が27歳で転職市場において人気がある年齢だからです。
15歳の少女には間違ってもエンジニア転職の広告は表示されないでしょう。ターゲティングを明確にして広告を表示しているのです。
成果が分かる
また、Web 集客は成果が明確に分かるのも魅力です。
Web 集客に投資しても成果が分からなければ投資対効果が計測できず企業としても予算が取りにくく継続することも難しくなるでしょう。
Web ではユーザの行動がデータとして残ります。広告を打てばどれくらいの人がそれを閲覧して、広告をクリックして結果的にどれくらい購入されたのか分かります。マス広告では効果測定が難しいですが、Web では可能です。
たとえば以下ですが、これは当メディア「東京フリーランス」のデータです。
ユーザがどのようなページを閲覧して最終的にどこにたどり着いたのか把握することが出来ます。もし Web サイト内において何らかの商品を販売しているのであれば、それがどういう経路を辿ってどう売れたのか分かります。
データがあると改善することもできるので、もし問題があればデータから改善できるのは魅力です。
資産になる(手法による)
Web 集客は手法によっては資産になることも非常に魅力です。
Web 集客は手段によってはWebコンテンツが資産化してより楽に情報発信を行うことができます。分かりやすい例だと SNS による Web 集客です。以下は東京フリーランスの公式ツイッターアカウントです。
現在はフォロワーが1,200人ほどいますが、2ヶ月前にはフォロワーは数名でした。最初は発信しても全然誰にも見てもらえませんでしたが、今では呟ければ1,000人以上の人に情報を届けることができます。最初は1,000人に届けることは出来ませんが、フォロワーをどんどん増やすことによって情報発信が楽になっていきます。
フォロワー自体が資産であり、それによって情報発信がより効率的に行うことができるということです。
また以下は僕が運営するブログですが、こちらは資産として2,000万円以上の価値があると想定されています。
個人ブログ:未経験からプログラマーに転職してもいいじゃない
ブログを開設した当初は無価値でしたが、アクセスと売上を着実に伸ばすことによってメディアとしての価値を上げることもできます。メディアによっては億を超えて売却されるものもあります。
【サイトM&A】30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却した全記録 – Founder
Web 集客の3つの注意点
当然ですが、Web集客にはメリットだけではなくデメリットもあります。Web 集客を始めるにあたって理解しておきましょう。
デメリットは主に3つです。
- 基本的に時間がかかる
- 専門的な知識が必要
- 改善を続けなければならない
基本的に時間がかかる
Web 集客は残念ながら基本的に時間がかかります。
僕のSNSアカウントのフォロワーの合計は2万人ほどですが、ここまで伸ばすのに1年半ほどかかりました。ブログも今では月間7万件ほどの閲覧数がありますが、最初の数ヶ月は1,000もありませんでした。
当初は運用当初で専門知識もなかったので非常に時間がかかったという背景もありますが、数ヶ月で結果を求めるのは非常に早いです。半年から1年ほど時間がかかるものです。
というのも Web コンテンツはすでに人気なものが多くの人に目に触れるので、新しいコンテンツは不利な戦いを強いられます。人間が消費できる情報量には制限があるので、評価が高いコンテンツが優先的に表示されるのは仕方がないことです。
ただ、あくまで”基本的に”です。お金をかけたりインフルエンサーを起用することによって短期間において効率的に結果を出すことができます。たとえば、当メディア「東京フリーランス」は運営メンバーの2人がエンジニア系のインフルエンサーです。
ゆえに初月で7万ビューを達成しました。広告は使っていません。
インフルエンサーを起用しなくても広告を使うことによってコンテンツを多くの人に素早く届けることが出来ます。
専門的な知識が必要
そして、Web 集客には専門的な知識が必要です。
Web には簡単にコンテンツを作ることが出来るので、その分コンテンツが世の中に溢れています。その中で自分たちのコンテンツをお客さんに届けるにはテクニックが必要です。
- Google の検索の上位に表示するためにどうすればよいか
- SNS で効率的にフォロワーを増やすにはどうすればよいか
- そもそも数ある集客手段をどれを活用するべきか
などなど。実際に Web 集客を行うにあたって様々な知識が必要になります。効率的に行うことによって低予算で大きな効果を得られる一方で知識がない状態で行うと全然成果が出ないこともあります。
改善を続けなければならない
Web 集客というのは一度仕組みができれば放置できるようなものではありません。作ったあとに改善が必要です。ゆえに人件費がかかります。
Web のコンテンツは一度作ったら「大ヒット!!めでたしめでたし!!」という都合の良いものではありません。試行錯誤の連続です。
コンテンツを世に広めるにはデータから改善を続けるしかありません。記事を書いてもGoogleに評価されなければ、それを改善してよりよいコンテンツにアップデートしていく必要があります。
とはいえ、Web 集客に限らずにほとんどのマーケティング手法において放置していればすべてが上手くいくというような都合の良いものはないので、試行錯誤は避けがたいコストです。
5 種類の Web 集客手法
では、具体的にどういう Web 急客手段があるのか説明していきます。Web 集客と一口に言ってもつ 5 に大別されます。
- 自然検索流入
- 有料検索流入
- SNS流入
- 外部サイト流入
- 直接流入
1. 自然検索流入
1つ目の方法は、自然検索流入です。
Google や Yahoo 検索結果から流入してくるものです。以下のように検索してそのサイトをクリックすると自然検索流入したということです。
自然検索流入を増やすには、SEOをする必要があります。SEOとは検索エンジン最適化というもので、Googleの検索において上位に表示されるように工夫することです。
自然検索流入のメリットは、資産性があることです。一度検索上位を取得すればしばらくは上位を保つことができ、コストを抑えつつ流入を維持することが出来ます。
デメリットは、時間とコストがかかることです。検索上位を取得するには時間がかかります。新しいサイトがGoogleの検索結果に表示されるのに3ヶ月ほどはかかると言われています。そして3ヶ月経ったからといって上位に表示される保障はありません。良いコンテンツだとGoogleに認められなければ上位に表示されません。なので、コンテンツ作成にはコストがかかります。
2. 有料検索流入
有料検索流入とは、検索に連動して表示される広告(リスティング広告)による流入のことです。
リスティングとはどういうものかというと、以下のように検索ワードに関連して表示される広告です。
検索ワードが「化粧水」なのでスキンケアに関する広告が表示されています。化粧水について検索しているユーザはスキンケアに興味があるので、この広告がクリックされれば商品が購入される可能性は高いかもしれません。
有料検索流入のメリットは即効性があることです。上掲の通りSEOの場合は時間がどうしてもかかります。しかし有料検索流入の場合は広告なのでお金を払えばすぐに表示することが出来ます。
1件成約させるのにかかるコストよりも1成約による利益が上回っている場合はリスティング広告は有効です。
有料検索流入のデメリットはコストがかかることです。そして、広告のため資産性がありません。お金を支払うのをやめれば流入しなくなってしまいます。
3. ソーシャル流入
ソーシャル流入は SNS 経由の流入のことです。
Twitter, Insgtagram, Facebook, YouTube, TikTok など様々なSNSがありますが、これらにおいてフォロワーを増やしたり広告を使うことで特定のサイトに流入させます。
たとえば以下の記事をシェアしたツイートであれば、このツイート経由で2,500回この記事が見られました。
メリットは無料で出来ることです。そしてフォロワー自体が資産になるので情報発信のコストが下がっていくのも魅力です。そしてシェアが広がることによって、大きい宣伝効果も得られます。
デメリットは、運用にコストがかかることです。そして運用を間違うと炎上リスクのリスクもあります。
4. 外部サイト流入
外部サイト流入は他のサイトからの流入のことです。
以下の画像は、僕の個人ブログですがリンク先に当メディア「東京フリーランス」を指定しています。
このブログから東京フリーランスに遷移すると外部流入したということになります。
外部流入のメリットはコストがかからないことです。そしてSEO効果があります。外部にリンクを貼ってもらうことによって、Googleの評価が上がります。
デメリットは特にはないですね。ただ、他サイトに掲載してもらえるかは確実性がないのが問題です。また、広告としてサイトに表示してもらう場合は費用がかかります。
5. 直接流入
直接流入は、検索や外部サイト以外からの直接的な流入のことです。
具体的にはブラウザのブックマーク、メール、チャットツールなどからの直接にアクセスされることです。東京フリーランスの場合は、1,500以上が所属するコミュニティを所有しているためそこからのアクセスを確保しています。
直接流入のメリットは安定性があることです。一定のファンがついている状態なので、安定的にアクセスを確保することが出来ます。
デメリットは時間がかかることです。ファンがついたり、ブックマークしてもらうには時間がかかってしまうので仕方ありません。また不確実性も高いです。
自然検索流入を増やす方法(SEO)
では、実際にどうやって流入を増やすのか説明していきます。
自然検索流入を増やすにはSEOが必要です。SEOは検索上位を取れるように工夫することです。SEOは専門的な知識が必要な分野ですべてをここで説明することは出来ませんので、概要のみをお伝えします。
SEOは基本的には3つの対策が必要です。
- 内部対策
- 外部対策
- コンテンツ対策
※ この内容は Google が出している以下の公式のSEOガイドを元に執筆しています
Google General Guidelines を参照
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド – Search Console ヘルプ
内部対策
内部対策とは、Google にコンテンツ内容を正しく理解してもらうように対策することです。
前提として Google はユーザが求めるコンテンツを表示するように努力しています。「卵焼き 作り方」と検索してきたときに「味噌汁の作り方」が表示されては困りますよね。Google はユーザが求める内容が何かを判断して、それに合った適切なコンテンツを表示することを検索で実現しようとしています。
ユーザが求めている情報は検索ワードから分かりますが、コンテンツ内容をGoogleが把握していないと適切にユーザにコンテンツを提示することが出来ません。
ゆえに Google はさまざまな Web 上のコンテンツ内容を把握しようとしています。コンテンツ内容を把握するように Google は努力していますが、限界があります。ゆえにサイト運営者としては Google にコンテンツ内容を理解しやすいようにする必要があるということです。そして、その工夫のことを内部対策と呼んでいます。
内部対策は対応しないといけない項目は非常に多いので以下の記事を参考にしてください。
※ 内部対策するにはプログラミングの知識が多少必要です。
外部対策
外部対策というのは、被リンクを増やすことです。被リンクとは別のサイトに自分のサイトのリンクを貼ってもらうことです。
上述の通り、Google はユーザが求める良いコンテンツを表示するように努力しています。Google が良質なコンテンツだと判断する一つの要素に被リンクがあります。被リンクされていればいるほどそのコンテンツは多くの人に認められている良いコンテンツと Google は評価するように出来ています。
外部対策として有効な手段は、SNSなどによる拡散が重要です。コンテンツ対策が最も有効ですが、次のセクションで詳しく解説します。
SNS経由のシェアが増えるとサイトが多くの人に閲覧されて、そこからさまざまなサイトに掲載されて被リンクを獲得することができます。
ちなみに、外部対策として金銭を支払うことで被リンクを獲得することは止めておきましょう。
Googleは「ユーザが求める良いコンテンツを表示する」ように努力しています。ゆえにこれを邪魔するような行為は避けるべきです。彼らは情報をいくらでも集められますので、不正はすぐにバレてしまうと思ったほうが良いです。ペナルティを加えられたら Web 集客は大きなダメージを受けます。
コンテンツ対策
コンテンツ対策とは、人が魅力的かつ有益だと感じるコンテンツを作ることです。
これが最も重要な対策です。Google の公式ページにおいても以下のように書かれています。
人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。
https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja
良いコンテンツを作ることによって被リンクを獲得して外部対策できるという背景もあります。
良いコンテンツを作ることが以下に重要かという例を挙げます。
betters というサイトがあるのですが、こちらのサイト3記事しかない状態で非常に競合が多いキーワードについて検索上位を取得しています。
被リンクに関して検索上位を取得した当時はほとんどない状態だったとのことで、被リンクが少ない状態でもコンテンツが良ければ上位に表示されるということです。
被リンクに関しては完全に正確に把握するのは難しいですが、見る限りまとめ記事へ掲載されて被リンクを受けている分は、おそらく上位表示されてからの事だと思います。
令和時代、SEOは死語になる?3記事でビッグワードのトップ表示したサイトの話。| Let’s Hack Tech
この最も重要なコンテンツ対策どうするべきか実は Google 自身が解説してくれているので紹介していきます。ポイントは以下の3つです。
- ページの品質を向上させる
- ユーザのニーズに応える
- ユーザビリティの向上
Google に評価されるために:1. ページの品質を向上させる
Google に評価されるには、ページの品質(Page Quality)を向上させる必要があります。
ページの品質は以下の項目によって評価されると Google のドキュメントに記述されています。
- 専門性・権威・信頼性(E-A-T):信頼性のある情報
- コンテンツの量と質:ユーザが求めている適切な情報量が提供されている
- サイト情報と責任の所在:サイト運営者の情報が開示されている
- サイトの評判:サイトについて肯定的な意見がなされている
ページクオリティをどう上げるかという話だけで非常に難しい内容になるので、この記事では詳しく説明しません。詳しく知りたい方は以下の書籍を参照してください。
Google に評価されるために:2. ユーザのニーズに応える(Needs Met)
Google にコンテンツを評価してもらうには、ユーザが求めるコンテンツを作成する必要があります。
「卵焼き 作り方」と調べたときに「焼きそばの作り方」が表示されてはユーザとしては困ります。Google はユーザが求めている情報を提供することに心血を注いでいます。コンテンツ作成者の僕たちとしては読者がどういう情報を求めているのか想像して、彼らが欲しがっている情報を適切に提供する必要があります。
Google に評価されるために:3. ユーザビリティの向上
良い記事を書いていても非常に読みにくかったり、表示されるのに時間がかかるのであれば Google に評価されにくくなります。
Google としては「ユーザに価値あるコンテンツを消費してほしい」と思っています。なぜなら検索して価値のないコンテンツが出てきたらユーザは「Googleの検索使いにくいな…」と思われてしまうからです。
ゆえに Google はユーザが読みやすいコンテンツを評価しています。読みにくい文章やサイトデザインを修正したり、サイトの表示速度を上げる必要があります。
SEOに向いている Web コンテンツ
SEOに向いている Web コンテンツを紹介していきます。実はSEOに向いているコンテンツと向いていないものが存在します。
相性が良いのは、オウンドメディアです。オウンドメディアというのは、自社で運営しているメディアのことです。メディアはコンテンツ量と情報量を確保できます。ユーザが求めている情報を適切に提供することができます。
当メディア「東京フリーランス」も合同会社東京フリーランスが所有するオウンドメディアです。
逆にランディングページ(LP)と言われる Web サイトは SEO に不向きです。ランディングページとは Web サイトの入口となるページのことです。ランディングページは特定のサービスの魅力を説明するページとしてよく使われます。そのサービスについての検索優位性はありますが、その他のキーワードでは不利です。
たとえば、検索では「カフェ オススメ」というような不特定のサービスや商品を比較するキーワードが用いられます。こういった場合、ユーザの意図は「複数サービスを比較したい」という意図が裏にあるので、特定のカフェが表示されることはありません。
スターバックスがどれだけSEOを頑張っても「カフェ オススメ」でスターバックスのランディングページを1位に持ってくることが出来ないのです。逆にスターバックスがカフェに関するメディアを作成して、そこでオススメのカフェをまとめた記事を書けば上位を取れる可能性はあります。
有料検索流入の活用方法
リスティング広告は上手く活用することによって少額でも効果的に運用することが可能です。
上述の通り、リスティング広告は検索ワードに連動して表示される広告です。ゆえに、特定のターゲットに適切な広告を打てるため、賢く運用すれば少額で大きな効果を得られます。
特にリスティング広告は表示されるだけでは費用は発生しません。表示されてクリックされて初めて費用が発生します。そして予算を決めて運用することもできるので、数千円からで始めることもできます。
賢く運用するには、ユーザの心理を理解する
リスティング広告で効果を出すには、ユーザの心理を理解する必要があります。
広告を出す際には、どういうキーワードで連動して広告が表示されるのか決める必要があります。本来見てほしいユーザに見てもらえないのであれば、せっかく広告を出してもお金が無駄になってしまいます。
たとえば、興信所を運営している方が自社のウェブサイトへの広告を表示したいと思います。そのとき「探偵 オススメ」「探偵 浮気調査」というキーワードで連動して広告を出そうと検討したとします。
「探偵 オススメ」の場合は、「探偵事務所を比較検討している段階のユーザ」に対して表示することになり「探偵 浮気調査」の場合は「パートナーの浮気を疑っている怒りを抱えたユーザ」に対して表示することになります。心理状態は検索ワードによって異なります。
検索ワードによって心理状態を読み取り、その人が魅力的だと感じる広告文を考える必要があります。広告がクリックされたあとも重要です。「探偵 浮気調査」で広告を表示しているのに自分たちのウェブサイトには浮気調査について全く言及がないなら申込みの可能性が下がるでしょう。
リスティング広告はユーザニーズが明確なジャンルに向いている
リスティング広告は、ユーザニーズが明確なジャンルに向いています。
検索というのは意図を持って行うものです。「何か知りたい」」何かが欲しい」という欲求をもって行うものです。ゆえに検索に連動して表示される広告というのもユーザの明確なニーズを満たす商品やサービスであるほうが相性が良いです。
リスティング広告に向いている Web コンテンツ
リスティングはランディングページが向いています。
ランディングページは SEO の効果が現れにくいので、広告によって表示するのが得策です。広告をかけた分成果に繋げる必要があるので、売上に直結するような内容を宣伝することが好まれます。
リスティング広告だけでも非常に複雑なジャンルなので、深く学びたい方は以下の書籍を読むのがオススメです。
SNSマーケティングの効率的なやり方
SNSマーケティングの効率的なやり方を紹介していきます。
SNS マーケティングの重要性
まず、SNSマーケティングの重要性を理解しておきましょう。
SNS の日本における普及率はネット人口の約80%で、8000万人が利用しています。
参考:2018年度 SNS利用動向に関する調査 | ICT総研 市場調査・マーケティングカンパニー
SNSの利用時間について1年前との比較をしたところ、LINE利用者のうち40%が、利用時間が増えた(「増えた」「どちらかと言えば増えた」の合計)と回答している。インスタグラムの利用者のうち54%、ユーチューブ利用者のうち48%、ツイッター利用者のうち37%が増えたと回答している。
2018年度 SNS利用動向に関する調査 | ICT総研 市場調査・マーケティングカンパニー
そして利用時間についても年々上昇しています。多くの人がSNS経由で情報を得ていることが分かります。そして、SNS広告の市場も年々成長していることが分かります。
2017年のインフィード広告市場、前年比36%増の1,903億円に【サイバーエージェント調べ】| Web担当者Forum
SNSの利用時間が長くなることによって、検索しない層も出てきています。そのような層に対して情報を発信するにはSNSマーケティングが必須です。
参考: 最近の10~20代は欲しい情報を都度、検索しない。若年層の中で流行っている情報収集術とは? |モバイルマーケティング研究所|モジュールアップス
各 SNS の特性を理解する
各 SNS によってユーザの層が異なることを理解するのは重要です。
主要な SNS は現状、Instagram, YouTube, Facebook, Twitter, TikTok です。
Instagram であれば画像に特化していますが、YouTube は動画など SNS によってコンテンツは異なります。そして、Twitter は 20 代以上が多い、Instagram であれば 10 代ユーザの多くが利用しているなどのユーザの特色も異なります。
【2019年2月更新】人気SNSの国内&世界のユーザー数まとめ(Facebook、Twitter、Instagram、LINE) | We love social
Twitter は20代以上のビジネスユーザも多いため、ビジネス系のサービスとの相性が良かったりします。
SNS 流入を増やす
SNS 経由の流入を増やす方法は主に4つあります。
- フォロワーを増やす
- シェアされるコンテンツを作成する
- SNS 広告を利用する
- インフルエンサーマーケティングを行う
フォロワーを増やす
フォロワーが増えれば、SNS経由の流入を増やすことが簡単になります。
僕自身Twitterのフォロワーが1.3万人ほどいますが、記事をシェアするだけで1,000PVを獲得することが出来ます。
SNSのフォロワーを増やすために理解してほしいのが、あくまでSNSはコミュニケーションということです。企業のSNSアカウントでサービス情報だけを垂れ流しているアカウントがありますが、そういうアカウントはSNSでは好まれません。
Payme というサービスの公式ツイッターアカウントでペイミーくんはコミュニケーションを重視したアカウントです。
サービスとは関係ない面白いことを呟いたり、ユーザとの交流を深めています。SNSはプライベートで見る場合が多いです。ゆえに堅苦しいアカウントは好まれません。
コミュニケーションだけではなくて、ターゲットユーザに役に立つ情報を発信することを意識しましょう。たとえば、当メディア「東京フリーランス」の公式アカウントではユーザの交流以外にもプログラミング学習をしている方向けに学習方法を発信しています。
ファンが出来るまではお役立ち情報を発信していく必要があります。ファンが固定化することによってエンタメ要素を追加したコンテンツを増やしていくと良いでしょう。東京フリーランスはまだ1,000人ほどしかフォロワーがいないので、お役立ち情報を重視して発信しています。
SNS広告
SNS経由で流入を増やすのに最も即時性があるのは、広告です。
SNSからユーザは直接購入する場合は非常に少ないです。というのも SNS は検索と違い受動的に広告を見ているからです。
ユーザ自体が何かニーズを感じている状態で広告を見ているわけではないので、認知を広げてることに利用したり、SNSアカウントのフォロワーを増やすことに利用するのがより効果的です。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーを使った宣伝方法です。
SNSにおいて強い影響力を持っているユーザにメディアあるいは商品を紹介してもらう方法です。ゆえに認知を拡大する際に非常に有効な手法です。ただ、インフルエンサーはどんな商品でも紹介してくれるわけではありません。お金のために何でもかんでも紹介していれば、自分たちの評判が落ちてしまうからです。
依頼する場合は自社の商品やサービスを気に入ってもらってから宣伝してもらうか、広告であることを明示した上で宣伝してもらうことができます。
外部サイト流入を増やす
外部サイト流入を増やす方法を紹介していきます。
コンテンツ対策
外部サイト流入を増やす最も一般的な方法は、コンテンツ対策です。要は良いコンテンツを作るということです。
外部のサイトにリンクを貼ってもらうということは、それだけそのコンテンツに引用する価値があるということです。読者に価値があると思ってもらえるコンテンツ作りを意識しましょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告をやることによって外部サイト流入を増やすことが出来ます。
アフィリエイト広告とは、自社の商品を他サイトで紹介してもらい商品が売れた場合などに紹介者に報酬を支払う広告です。
アフィリエイト広告は売れるまでは紹介者にお金を支払う必要がないので、金銭的なリスクがなく始められるのが魅力です。
ただ、紹介者が誤った情報を発信している場合、商材のブランドイメージが下がるリスクがあります。
記事広告
記事広告を使うことによって外部サイト流入を増やすことも可能です。
記事広告というのは、お金を支払うことで特定のメディアで商材を紹介してもらう広告です。
たとえば、下の記事は 新R25 というメディアの広告記事です。
4月からJTの「プルーム・テック・プラス」が6都府県のコンビニで販売へ。オンラインストアや専門店では新色も販売中! | 新R25
新R25は20代のビジネスパーソンに向けて情報発信をしているメディアです。このメディアで記事広告を作ることによって、20代に特定の商材をアピールすることができます。
ポータルサイト
ポータルサイトの最適化を行うことによっても、外部サイト流入を増やすことが出来ます。
ポータルサイトというのは、さまざまなコンテンツを集約させたようなサイトのことです。たとえば、食べログ、価格.com などがポータルサイトとして有名です。
※ ポータルサイトの場合は、主に Web サイトへの流入よりはポータルサイトから直接的に商品やサービスの購入や予約を行う場合があります。
「最安値で買い物したい」という層は Google で検索せずに価格.comで検索することがあるので、ポータルサイトにおいてユーザの目に触れるように工夫することも重要です。特にポータルサイトは「購入したい」「レストランを予約したい」などユーザがアクションを望んでいるので、ポータルサイト最適化することに売上を効果的に伸ばすことができます。
MEO(Google マイビジネスの最適化)
ポータルサイトの1つとして注目されているのが Google マイビジネスです。
Google にビジネスに関するプロフィールを登録するサービスです。これに登録しておくと Google 検索で以下のように表示されます。
Google マップにも表示されます。お店を探すときに Google 検索ではなくて GoogleMap 上で検索する場合も増えています。
実店舗を運営している場合、GoogleMap の検索上位に表示するのは重要になっています。GoogleMap の検索上位に表示するように工夫することを MEO と呼んでいます。
MEO は SEO ほど複雑ではなく Google に求められる情報を入力して、ユーザからのレビューを促すだけで十分対策が取れます。 「MEO やります」といって高額なコンサルフィーを取っている企業がありますが、専門性はなくても出来ることです。
直接流入を増やす
直接流入を増やすには方法を紹介していきます。
RSS 登録 or メルマガ登録 or LINE@登録
メディアを閲覧されたときに、RSS、メルマガ、LINE@登録を促すの効果的です。
RSS は記事が更新されたときに、それを通知してくれる仕組みです。これに登録してもらうことで、新記事が登録されたときに読者にまた記事を読んでもらうことが出来ます。
メルマガとLINE@も同じ仕組みです。登録してもらうことによってこちらから定期的に連絡することができます。
スマートフォンアプリ
オウンドメディアに対応したスマートフォンアプリを開発するのも有効な手法です。
スマートフォンアプリでメディアを見れるようにしておくことで、ユーザに定期的に記事を見てもらう事ができます。東京フリーランスでも開発中です。
通知を送ることもできますし、スマホのアプリなのでスキマ時間に見やすくなります。
コミュニティマーケティング
メディアと直結したようなコミュニティを作成してそこに所属を促すことも有効です。
オンラインサロンなどを通じたコミュニティマーケティングです。
コミュニティマーケティングとは、コミュニティを通じてさまざまな販売効果を狙うマーケティング手法です。コミュニティに人集めることによって、ファン化を促して、ファンが記事や商品の拡散をしやすい環境を作ることです。
東京フリーランスでは1,500人以上が所属する東フリサロンを運営しています。
ここからのメディアへの直接流入も大きいです。
コミュニティマーケティングについてより詳しく知りたい方は以下の書籍を参考にすると良いです。
Web集客は様々な手法を組み合わせて結果を出す時代に
Web 集客は、「これだけやっておけばいい!」というものではありません。
SEOだけやっていればよいとか、広告を回しておけば問題なし!といった単純な話ではないのです。
近年、Web集客はますます難易度が上がっています。
度重なるGoogleのコアアップデートによってSEO集客の難易度は上がり、Web広告の費用は向上、またYouTubeやSNSの過当競争が進んでいます。
そうした状況でWeb集客をしようとしたら、最新のトレンドと自社の商材の特徴・目的に応じて、SEO・SNS・YouTube・広告などを複合的に組み合わせて戦略の立案・実施をしていくことが不可欠です。
とはいえ、すべての領域についての専門家はそうそういません。ある集客方法について激変する業界トレンドを正確に抑えて結果を出すだけでも難しいのに、複数の集客方法に熟知してベストな戦略立案をすることは非常に困難となっています。そのため、Webマーケティング・コンサルティングの企業であっても、特定の手法(SEO・広告運用等)に特化していることが多いというのが現状です。
東京フリーランスでは、特定の方法に囚われずにベストなWeb集客戦略を実現するため、各分野の専門家を集めたフリーランスプロダクションを組織しています。プロダクションのメンバーは、このメディア「東京フリーランス」で募集・選抜した腕自慢のコンサルタントや、業界で成果を挙げている人を直接スカウトしてきた人によって構成されています。そのため、SEO(内部対策、コンテンツ対策)、アフィリエイト、SNS対策などなど多くの分野でフリーランスとして結果を残してきたメンバーを多数擁しています。
さらに、この記事で紹介した五つの方法をコンサルタントするだけでなく、Web制作やコンテンツ作成など、ゼロベースでの制作も可能です。
「自社のWeb集客に課題を感じている」
「自社でWeb部門を持とうと思っているが、ノウハウもないしコストも高いから悩んでいる」
そんなことがありましたら、ぜひ東フリプロダクションにご依頼ください。
様々な分野のプロフェッショナルが集結しているため、ある一部分の依頼から、まるっと一気通貫での依頼まで、柔軟に対応できます。
お見積りは無料ですので、Web領域の悩み事がありましたらぜひ以下からお問い合わせください!