案件獲得数が倍増する!?仕事が途切れないWebデザイナーになるためのビジネス会話術5選

案件獲得数が倍増する!?仕事が途切れないWebデザイナーになるためのビジネス会話術5選

Webデザイナーとして活動しているけど、なかなか仕事が取れない……
クライアントとのコミュニケーションがうまくいかず、案件が途絶えがち……

初心者Webデザイナーの中には、このような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

Webデザインスキルは重要ですが、それだけで継続的に仕事を受注するのは難しい時代です。

特にフリーランスや副業Webデザイナーとして活動する場合、クライアントとの良好な関係構築は、案件獲得、ひいては収入に直結する重要な要素となります。

この記事では、Webデザイン会社社長であり、元フリーランスWebデザイナーでもあるデイトラWebデザインコース運営者の船越が「ビジネス会話術」を5つ厳選してご紹介します。

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船越
【講師プロフィール】
船越良太(@ryota_funakoshi
デイトラWebデザインコース運営者。未経験から独学でWebデザインを学び、社会人2年目に独立。現在はデザイン会社社長・現役デザイナーでありながら、デイトラで受講生にWebデザインを教えている。

Webデザイナーに会話術が必要な理由

Webデザイナーの仕事は、クライアントの「こんなデザインにしたい!」という想いを、しっかり聞き取って、形にすることです。

そのためには、デザインスキルだけでなく、コミュニケーションスキルも重要になります。

上手くコミュニケーションが取れることは、Webデザイナーにとって、次のような効果をもたらします。

  • クライアントが本当に良いと思うデザインのイメージやそのデザインで何をしたいのかを聞き出せる

  • クライアントに「この人なら安心!」と思ってもらって長く良い関係を築ける

  • 「思っていたのと違う…」を防いでスムーズにデザイン制作を進められる

  • 自分が作ったデザインの良さをしっかり伝えて納得してもらえる

つまり、Webデザイナーにとって会話術は、技術力と同じくらい「重要な武器」になるのです。

船越
実際に僕は今回紹介するコツを意識し始めてから、商談の成約率が2倍近くになりました!
誰でもできることなので、ぜひ実践してみてください。

案件獲得率UP!クライアントに選ばれる会話術5選

クライアントとの良好な関係を築くことにつながる会話術のポイントは次の5つです。

  1. 3秒ルールで会話の「間」を制する
  2. 抽象的な言葉には「具体的には?」と尋ねる
  3. 否定から入らず肯定的な表現を使う
  4. クライアントが見える場所でメモを取る
  5. 「なぜ?」を5回繰り返す

1. 3秒ルールで会話の「間」を制する

クライアントが話し終わった後はすぐに返事をせず、3秒間待ってみましょう。

人は心理的な圧力を感じて沈黙を埋めようとするため、この3秒間に「実は、〇〇ということも考えていて…」「本当は、〇〇なデザインの方が好みで…」といった、本音や重要な情報がポロっと出てくる可能性が高まります。

クライアントが最初には言わなかった、より具体的な要望や背景を知れるチャンスなので、ぜひ実践してみてください。

2. 抽象的な言葉には「具体的には?」と尋ねる

「良いデザイン」「かっこいいデザイン」といった抽象的な言葉は、クライアントとWebデザイナーの間で認識のズレを生みやすいものです。

そんなときは「具体的にはどんなイメージですか?」と投げかけることで、クライアントの頭の中にある漠然としたイメージを、具体的な言葉やビジュアルとして引き出せます。

デザインの方向性が定まりやすくなるので、ぜひ実践してみてください。

3. 否定から入らず肯定的な表現を使う

「それは難しいですね」「できません」といった否定的な言葉は、クライアントに心理的なストレスを与え、信頼関係を損なう可能性があります。

クライアントの要望に応えられない場合は否定的な言葉で断るのではなく、代替案や解決策を提示しましょう。

たとえば「明日までにデザインを完成させてほしい」と言われた場合は、次のように提案してみてください。

明日までの完成は難しいですが、明日の午前中までに第一案をお送りし、ご確認いただければ、夕方までに完成させることが可能です。いかがでしょうか?

このように、「できない」ではなく「できること」を提案すると、クライアントに安心感を与え、信頼関係を築けます。

4. クライアントが見える場所でメモを取る

オンラインでの打ち合わせが増えた昨今、PCでメモを取るWebデザイナーも多いでしょう。

しかし、クライアントから見える場所でメモを取ることで、信頼度アップにつながります。

メモを取る際は次の5つのポイントを押さえておきましょう。

  • 手書きのノートを使う:クライアントに「話を聞いている」という姿勢が伝わりやすい
  • アイコンタクトを7割、メモを3割:メモに集中しすぎず、クライアントの表情や反応を見ながら話を聞く
  • クライアントの言葉をそのまま書き留める:勝手に解釈せず、クライアントの言葉を正確に記録する
  • 質問や確認事項は別枠で記録する:情報が混ざらないように、メモの取り方を工夫する
  • 重要なワードに印をつける:キーワードを明確にすることで、クライアントにも重要なポイントを認識してもらう

5. 「なぜ?」を5回繰り返す

クライアントの要望に対して「なぜ?」を5回繰り返すと、表面的な要望だけでなく、クライアントが本当に解決したい問題にたどり着くことができます。

たとえば、「デザインを早く仕上げてほしい」と言われた場合を想定してみましょう。

クライアント:「デザインを早く仕上げてほしい」

あなた:「なぜ急いでいらっしゃるのですか?」…なぜ①

クライアント:「来月のイベントに間に合わせたいからです」

あなた:「そのイベントは、なぜ重要なのでしょうか?」…なぜ②

クライアント:「新規顧客獲得のチャンスだからです」

あなた:「具体的に、どんな顧客を獲得したいのですか?」…なぜ③

クライアント:「20代でSNS発信をしている顧客を獲得したいと考えています」

あなた:「そのイベントはいつ開催されますか?いつまでにデザインが必要でしょうか?」…なぜ④

クライアント:「イベントは来月の第3週の土曜日です。なので、遅くともその週の月曜日までにはデザインを確定させたいですね。」

あなた:「〇〇な層の顧客獲得が目的とのことですが、その層に特に響くようなデザインのイメージや、参考にされているものはありますか?」…なぜ⑤

クライアント:「具体的には、インスタグラムでよく見かけるような、洗練されていて、かつ親しみやすい感じのデザインがいいですね。参考にしているのは、競合のA社のサイトです。」

このように最初は「デザインを早く仕上げてほしい」という情報のみしかなかったものの、「なぜ」を繰り返していくうちに、デザインが必要なイベントの重要性や狙っている顧客層、具体的なイメージまで引き出すことにつながります。

船越
ここまでの情報を集めると、クライアントが求めているデザインをより作りやすくなります。
デザインの方向性が明確になることで修正回数が減るのもメリットといえますね。

まとめ:今日から実践!会話術を磨いてクライアントに選ばれるWebデザイナーになろう

  • 3秒ルールで会話の「間」を制する
  • 抽象的な言葉には「具体的には?」と尋ねる
  • 否定から入らず肯定的な表現を使う
  • クライアントが見える場所でメモを取る
  • 「なぜ?」を5回繰り返す

今回ご紹介した5つの会話術は、どれも今日からすぐに実践できるものばかりです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ意識して実践していくことで、確実にクライアントとのコミュニケーションがスムーズになります。

会話術を磨いて、クライアントから「またお願いしたい!」と思ってもらえるWebデザイナーを目指しましょう!

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