本記事では、営業特化のオンラインスクール「WSSクラス」の創設者でありデイトラ営業アドバンスコースを監修してくださったそうたさん(@sota_web15)に、Webフリーランスが営業スキルを学ぶべき理由や正しい営業のルールについてインタビューしてきました!
昨今は副業やフリーランスという働き方に注目が集まり、Webスキルの学習に励む人が急増しています。ただ一方で案件を受注する上で必要になるにも関わらず、「営業スキル」をまったく身につけずに現場に出てしまっている人は少なくありません。
営業の知識が何もないまま現場に出るとどのような弊害が生じてしまうのでしょうか…?
正しい提案方法が分からず習得したスキルを安売りしてしまったり、最適な料金設定を知らないが故に低単価な案件で一生疲弊し続けてしまったりするかもしれません。
そこで今回は累計生徒数1,000人以上の営業特化型オンラインスクール『WSSクラス』を運営されているそうたさんに、フリーランスが必ず知るべき正しい営業のルールを詳しく伺ってきました!
・フリーランスにおける営業の正しいルールについて
・Webフリーランスがエンド営業をする上で大切なポイント
「Webスキルは習得したけど低単価な案件しか受注できていない…」「営業力を磨いて売上を伸ばしていきたい」という方はぜひ最後まで読み進めてみてください!
初芝賢(@hatushiba_ken)
当メディア「東京フリーランス」の編集長。それ以外にも、マーケティング戦略の立案から広告運用のディレクション、LPOなどマーケティング業務全般を行っている。
なぜ多くのフリーランスが低単価で疲弊してしまうのか?
まずは簡単な自己紹介をお願いできますか?
また、デイトラ営業アドバンスコースでは教材の監修を担当しました。
最近は副業やフリーランスという働き方に注目が集まり、オンラインスクールなどに通ってWebスキル習得に励む人が増えてきましたよね。
だからこそ営業活動で困っている人が十分にスキルを発揮し売上を伸ばすための力になりたいという思いで、スクール事業を展開しています。
そもそもなぜ多くのフリーランスが「自分のスキルを安売りしてしまう」といった状況が生まれるんでしょうか?
Web制作スキル習得後、大体の人はネットで検索したホームページ制作の相場などを参考にして自分の価格を設定すると思います。
しかし、これが僕は既に間違いだと考えているんです!
どういったところが良くないんでしょう?
低単価で提供するための仕組みを構築した企業だからこそ実現できる価格かもしれませんし、成約率を高めるためにオプションなどは入れずになるべく安く見せている可能性もあります。
最初にディレクション費や制作費などを分解せず、盛り盛りでサービスを提供した結果疲弊してしまうといったイメージですね…。
料金設計を理解してないが故に低単価でサービスを提供してしまい、仕事を続けるのが苦になってしまう人が多いということですよね。
営業スキル以前に、まずは「自分が提供するどのサービスにどれだけお金がかかるのか」といった料金構造を把握しておくことが大切です。
・ネットにある料金相場がフリーランスの受注金額に適しているとは限らない。
・低単価な案件で疲弊しないためには「料金構造」を理解することが大事!
フリーランスの営業には正しいルールが存在する!?
営業には成約率を高めるための「正しいルール」が存在します!
このように営業では話す順番や提案時間、クロージングのタイミングなどを明確に設定してから臨むことが大切になってきます。
成約率を高めるには提案時の明確なルール決めが重要なんですね!
実際に「どんな順番で話してどれくらいの時間でクロージングに持っていくと成約率が高まるか」は、明確に決まっています。
ちなみに営業経験がほとんど無い人でも受講して大丈夫なんでしょうか?
デイトラ営業アドバンスコースは営業の基礎知識・心構えや価格設定、提案実践時のポイントなど、基礎から応用までを網羅した講座となっています。
・営業に必要な準備編
・アポイントの取り方編
・営業・提案のポイント編
デイトラ営業アドバンスコースでは営業スキルを学びクライアントの課題に直接提案できる力をつけることで、Web事業者として売上拡大を目指すカリキュラムが組まれています!「これから営業スキルを磨いていきたい方」「フリーランスとして高単価な案件を受注していきたい方」はぜひお申し込みください!
※現在「営業アドバンスコース」はカリキュラムリニューアル中のため、2023年4月(予定)までにかけて新規受講生の募集を停止しています。
Webフリーランスのエンド営業で大切な3つのポイント
では「Webフリーランスがエンド営業をおこなう上で大切なこと」を3つのポイントに絞ってお話しますね!
エンド営業とは?
クラウドソーシングや制作会社などを介さず、直接的に企業から案件を依頼してもらい報酬を受け取る営業方法のこと。
ポイント1:営業前のリサーチに時間をかける
営業は「準備段階で8割が決まる」と言っても過言ではありません。
なぜそこまでリサーチが重要なんでしょう?
Web制作はホームページやLPなどを作ることのみが仕事だと考えがちですが、本来の役目は制作したWebページを通じて集客数を伸ばしたりお客様の売上を伸ばしたりすることです。
だからこそ多くの時間をかけてリサーチすることが大事なんです。
具体的にはどんなリサーチが必要になってくるんでしょう?
・デザイン
・ブラウザ
・サイト構成
・SEO順位
2.マーケット確認
・競合サイト
・検索ボリューム
・競合店舗数
・MEO
3.代表・店舗の情報
・ブログ(内部・外部)
・SNS(Facebook、Instagram)
・店舗情報
・販売価格
・営業は「準備にどれだけ時間をかけられるか」で8割が決まる!
・クライアントの課題を見つけるためには綿密なリサーチが大事!
ポイント2:受注金額の設定を明確にする
金額構成を細かく定めておくことが大事!
一言にWeb制作といってもサービス内容は細かく分解できるため、各作業にコストがかかることを想定して受注金額を設定しなければなりません。
ちなみにWeb制作って大きく分けると、受注金額はどんな項目で構成されるんでしょう?
1.利益
2.営業コスト
3.ディレクション費
4.制作費
5.顧客対応コスト
の5つで構成されています。
例えば修正要望等にお応えする費用である、顧客対応コストは「売上の10%ほどを充てると良い」といった原則が存在します。
場合によっては「気づいたら時給1,000円を割ってしまっていた…」みたいなことにもなりかねません。
最終的に自分を守るためにも、事前の細かい金額設定が大事なんですね…!
料金表を提示できるようにしておこう!
後から見積もり書を提示したりその場でざっくり概算を出したりする人も結構いらっしゃいますが、基本的にこれらの方法はおすすめできません。
どういった点が良くないんでしょう?
にもかかわらず、提案内容だけ伝えて「最終的に金額がどれほどかかるのか」を示せないと相手がモヤモヤした状態で営業が終わってしまいます。
料金はその場で提示して「今後の流れ」もお伝えするくらいが理想です!
経営判断においてスピードを重視する中小企業ならなおさら、料金表をその場で提示することも一つの価値になり得ますよね。
・提案時には「金額構成」を細かく定めておくことが大事!
・原価の決め方には明確なルールが存在する。
・提案段階で料金表を提示できるようにしておくことがポイント!
ポイント3:提案の進め方やマナーにも気を配る
例えば最近はオンライン会議システムを活用する機会も増えていますが、画面が暗かったり名前を設定していなかったり、格好がだらしなかったり。
身だしなみやマナー面も準備の一環として捉えてもらえると良いかと。
身だしなみやマナーはスキル以前に“意識の問題”ですしね。
だからこそ大切なのは会話の中で自然にヒアリングをすることです。
ただそういった質問をダイレクトに投げかけるのではなく、雑談の中で自然と聞き出すことが提案時のポイントですね。
そうたさんがおっしゃっていた「会話の中で自然とヒアリングをする」というのは、場数を踏むことで慣れてくる面もありそうですね。
・身だしなみやマナーへの気配りも成約の鍵を握っている。
・会話の中で自然とヒアリングする力が提案時には求められる!
最大限スキルを発揮するために全フリーランスが営業を学ぶべき!
自己流ではなく原則に則れば営業の成約率は高まる!
営業はとにかく回数を重ねれば良いというわけではなく、成約率を高めるには正しいルールやポイントが存在するんですね!
明確なルールに則って営業活動をすれば成約率は間違いなく向上しますし、スキルさえあれば高単価な案件も受注できるようになります。
にもかかわらず、多くのフリーランスが自己流で営業してしまうからこそ低単価な案件で疲弊し続けてしまうんです…。
↑今まで自己流で営業をしていたことを後悔するデイトラ営業アドバンスコースの受講生も…
↑デイトラ営業アドバンスコースで学んだ通り実践しエンド営業で契約できた受講生も!
「これから営業スキルを磨いていきたい方」「フリーランスとして高単価な案件を受注していきたい方」はぜひお申し込みください!
※現在「営業アドバンスコース」はカリキュラムリニューアル中のため、2023年4月(予定)までにかけて新規受講生の募集を停止しています。
インバウンドとアウトバウンドの両軸で営業活動しよう!
営業に力を入れていきたいというデイトラの受講生はたくさんいると思うのですが、今後はどのような戦略で営業活動を行えば良いかアドバイス等いただけないでしょうか?
営業は、顧客から問い合わせを待つ形の「インバウンド営業」とみなさんから直接企業に提案する形の「アウトバウンド営業」という2つの手法に分かれますが、両軸で営業活動することが大事です。
特にアウトバウンド営業には多くの可能性が眠っていると思います!
さらにアウトバウンド営業は自分から積極的な働きかけをしなければいけない分、インバウンド営業に比べて多くのフリーランスが牽制します。
ぜひデイトラ受講生のみなさんにはアウトバウンド営業にもどんどん挑戦していってほしいですね!
インバウンドにしてもアウトバウンドにしても、今日そうたさんがお話してくださったような営業の正しい知識を身につけておくことが大事ですね。
自分のスキルを最大限発揮し十分な売上を作るためにも、営業のスキルは全フリーランスに学んでほしいです!
・インバウンドとアウトバウンドの両軸で営業活動を行うべき!
・特にアウトバウンド営業のマーケットには空きがあり多くの可能性が眠っている。
さいごに:営業力がつけば顧客に寄り添う提案型クリエイターになれる!
実際に営業すればお客様から反応を得られますし、その中で「実践→改善」を繰り返すほうが座学で学ぶよりも圧倒的に成長速度が高まります。
↑現場で営業経験を積み重ね実績を出しているデイトラの卒業生
もはやクリエイターの域を超えてWeb事業者、Webコンサルタントとして活躍できるキャリアも拓けてくると思うので、ぜひデイトラ受講生には既存のスキルに加えて営業力を磨いてほしいです!
そうたさん、本日はありがとうございました!
【PR】Web事業で売上を伸ばしたいなら『デイトラ』で営業を学ぼう!
当メディアを運営する株式会社デイトラでは、未経験でも・迷わず・楽しくWebスキルが学べるオンラインスクールを開講しており、2023年1月現在全13種類のコースがあります。
デイトラ営業アドバンスコースは本記事でWeb事業の営業についてお話してくださったそうたさんを講師に迎え、営業の基礎知識から実践的なスキルまでを習得できるコースです。
営業の知識を「1.マインド・準備編→2.アポイント獲得編→3.営業実践編」と段階的に解説し、コーディングやデザインの下請けのみにとどまらずWeb制作事業として売上30〜100万円を安定して得られることを目標にしています。
また、本コースは講師のそうたさんが運営する営業特化のオンラインスクール「WSSクラス」とのコラボ講座です。累計1,000人の生徒が在籍し数々の実績者を輩出してきたWSSクラスから全面的な監修を受けているので、営業に必要な知識が凝縮されたカリキュラムに仕上がっています。
「これから営業スキルを磨いていきたい方」「フリーランスとして高単価な案件を受注していきたい方」はぜひデイトラ営業アドバンスコースをご受講ください!
※現在「営業アドバンスコース」はカリキュラムリニューアル中のため、2023年4月(予定)までにかけて新規受講生の募集を停止しています。
今後は制作者から経営者・ディレクターへとステップアップしたい人向けの講座へと進化し、受講費と同等の収入を得られるまでサポートを延長する保証がつくなど、より充実した内容に生まれ変わります。
2023年4月にリニューアル&1期生の募集開始予定です。少人数制・短時間で今まで以上にコミット・手厚いサポートのブートキャンプ形式の講座にリニューアルされるので今しばらくお待ちください!
金本相太(@sota_web15)
『注目の西日本ベンチャー100』にも選出されたSooon株式会社で代表取締役を務める。経営10年目。累計1,000サイト以上を公開し、新法人一期目で取引社総数300社を支援。WSSクラス代表兼デイトラ営業アドバンスコース講師。 BS11「For JAPAN -日本の未来がココに-」TVにも出演中。