Shopifyのメリット・デメリットを徹底解説!評判や導入に向いている店舗も紹介

Shopifyストアを始めたいけど実際どうなんだろう…?
メリットやデメリットが分かりやすくまとめられていると良いな…。

あなたもShopifyストアを始めるかどうかでこんな悩みを抱えていたのではないでしょうか?

Shopifyで構築したオンラインショップにはたくさんのメリットがあります。

もちろん良いことだけではないですが、あなたの理想としているオンラインショップを作るための十分な機能が備わっているでしょう。

そこで今回は、オンラインショップでShopifyを利用するメリットとデメリットをご紹介します!

本記事の内容

・Shopifyのメリット&デメリット
・Shopifyストアに向いている店舗について
・Shopifyとその他のECプラットフォームとの比較

この記事を読めば、あなたの理想とするオンラインショップがShopifyでどこまで実現できるかがある程度分かるでしょう。ぜひ参考にしてみてください!

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Shopifyとは?

Shopifyとは、175ヵ国、100万以上の企業で使用されている世界シェアNo.1のECプラットフォームです。

2020年のECサイト売上高では、Amazonに次ぐ2位のシェア率を記録しました。

出典:Shopify-Investor-Deck-Q4-2020

Shopifyは国内だけでなく海外へのオンライン販売も可能で、専用アプリを導入すれば手軽に自分好みのショップ作りができます。

専門知識がなくてもオンライン販売するために必要なものを一元管理できるのが、Shopify最大の特徴なのです。

Shopifyのメリット6つ

Shopifyには多くのメリットがありますが、特におすすめできる主なメリットは以下の6つです。

  1. 構築費用が圧倒的に安い
  2. 管理画面が扱いやすい
  3. アプリでストア運用を効率化できる
  4. オンラインとオフラインを連携できる
  5. 越境での販売にも強い
  6. サーバーを借りる手間を省ける

具体的にどのようなメリットなのかを順番に解説します。

1.構築費用が圧倒的に安い

Shopifyの代表的なメリットは、構築費用が他のECサイトプラットフォームと比べて圧倒的に安いことです。

どのくらい安いのかを、以下のように構築期間と併せて表で比較しました。

ECサイトプラットフォーム

平均構築期間

平均構築費用

Shopify

1〜3ヶ月

100〜300万円

EC-CUBE

3〜6ヶ月

300〜1,000万円

ECbeing

6〜12ヶ月

1,000万円以上

大手ECシステムである「ECbeing」と比較すると、構築期間も費用も1/3以上に抑えられることが分かります。

他のECシステムよりも期間と費用を抑えられるのは、Shopifyが提供しているストアのテーマテンプレートや専用アプリを活用しているからです。

Shopifyのテーマテンプレートは無料のものでもデザイン性が高いのが特徴です。

「費用も規模感も抑えたいけどオシャレなECサイトを作りたい」という方でも無料テンプレートと無料アプリを活用すれば、100万円以下でオシャレなECサイトを始めることもできます。

2.管理画面が扱いやすい

Shopifyのメリットのひとつは管理画面が扱いやすいことです。

Shopifyは多くの機能を備えているため「管理が難しいのではないか」と考える人もいるでしょう。

しかし、管理画面のデザインはシンプルで操作性も高いのが特徴です。以下の画像は実際のShopifyストアの管理画面です。

出典:Shopify

在庫管理や注文管理はもちろん、売れ筋商品の確認やCV率改善のアドバイスなどのストア分析も管理画面から確認可能です。

パソコンが苦手な人でも直感的に扱えるのがShopifyストアのメリットと言えます。

3.アプリでストア運用を効率化できる

3,000を超える専用アプリの豊富さはShopifyのメリットであり、他のECシステムと異なる要素です。

Shopifyアプリには配送業務を自動化・効率化してくれるアプリや、自動的に言語翻訳してくれるアプリ、サブスクリプション販売を可能にしてくれるアプリなどさまざまです。

Shopifyストアの運用を考えているのであればアプリの導入は不可欠と言っても過言ではありません。

どのようなアプリがあるのか気になる方は、以下の記事が参考になるので読んでみるとよいでしょう。

【2021年版】Shopifyストアにおすすめな必須アプリ9個を目的別に厳選!

4.オンラインとオフラインを連携できる

Shopifyストアで登録した商品は、Shopifyストアだけでなく実店舗でも連携して販売ができます。

Shopifyが無料で提供している「Shopify POS」という機能を活用すれば、実店舗での非接触による会計業務や迅速な在庫確認、オンライン販売など可能です。

Shopifyストアを活用すればオンライン上の媒体だけでなく、実店舗とも連携することで販売力の強化が可能になります。

5.越境での販売にも強い

Shopifyは越境販売にも強いオンラインショップを作れます。

Shopifyは世界175ヵ国で使われており世界中の言語と税率に対応しているため、海外販売を考えている人にもおすすめです。

また、AmazonやeBay(イーベイ)のような大手の海外モールとも連携できるので、海外販売の流通を簡単に得られるのも越境販売でのメリットと言えるでしょう。

6.サーバーを借りる手間を省ける

Shopifyは独自のサーバーを持っているため、オンラインショップを構築する際に必要なサーバーを自分で借りてくる手間を省けます。

また、1分間に1万件以上の注文にも耐えられる強いサーバーなため、アクセスが集中してサイトが落ちてしまうというような不測の事態にも対応できるのです。

サーバーには顧客データも登録されるため情報管理に気を配る必要があります。Shopifyのサーバーでは顧客データをクラウド上で管理するため、セキュリティ面にも配慮したストアを構築できるのです。

Shopifyのデメリット3つ

Shopifyの主なデメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  1. 無料で始めたい人には向いていない
  2. 既存の管理システムや販売工程を変える必要がある
  3. 詳細なカスタマイズや変更にはプログラミング知識が必要になる

どのようなデメリットなのかを順番に解説します。

1.無料で始めたい人には向いていない

そもそも無料でオンラインショップを始めたいという人にはShopifyは向いていません。

Shopifyの利用には月額料金もかかりますし、アプリやテンプレートの中には有料のものもあります。

そのため「費用をかけずにちょっとした自作商品を売ってみたい」という人にはShopifyが有料であることがデメリットと感じるでしょう。

ただ、登録から2週間は無料で使用できるので、どのような機能があるのか気になる方は試してみると良いでしょう。

無料でオンラインショップを始めたい場合は「BASE」がおすすめです。

2.既存の管理システムや販売工程を変える必要がある

既存のECサイトをShopifyに移行する場合は、管理システムや販売工程を変える必要があります。

Shopifyはオンライン販売に必要な機能があらかじめ用意されているのがメリットですが、それ故にShopifyのシステムに合わせた販売工程や商品管理に調整しなければいけません。

現在のサイトシステムをShopifyに反映させることはできないため、ECサイトのリニューアルをする場合はデメリットに感じる人もいるでしょう。

3.詳細なカスタマイズや変更にはプログラミング知識が必要になる

Shopifyストアの細かなカスタマイズや高度な変更には専門的なブログラミングスキルが必要です。

簡易的なカスタマイズは専門知識がなくてもできるようにできていますが、商品の配置変更や、文字の大きさ・色の編集などはHTMLやCSSといった知識が必要になります。

他のECサイトとの差別化を図るための改善にはプログラミングスキルのある人材が必要なため、デメリットに感じる人もいるでしょう。

Shopifyストア開設の3つの料金プランを紹介

Shopifyストアを開設する際の料金は、以下の3つのプランから選べます。

  • ベーシックプラン:$29/月
  • スタンダードプラン:$79/月
  • プレミアムプラン:$299/月

それぞれのプランの違いは以下の表の通りです。

ベーシック スタンダード

プレミアム

料金

$29/月 $79/月

$299/月

国内のクレジットカード手数料

3.4% 3.3%

3.25%

海外のクレジットカード手数料

3.9% 3.85%

3.8%

Shopifyペイメント以外の決済方法での追加手数料

2.0% 1.0%

0.5%

スタッフアカウント数

2 5

15

登録可能な商品数

無制限 無制限

無制限

24時間サポート

無料SSL証明書

カゴ落ち対策

ギフトカード機能

×

外部配送業者の自動計算送料

×

×

プランが上がるごとに手数料が安くなり、使用できる機能も増えます。

初めてECサイトを始める方やビジネスを始めたばかりの方は、ベーシックプランから始めるのがおすすめです。

Shopifyと他ECプラットフォームのメリット・デメリットを比較

Shopifyと同じECプラットフォームに「BASE」や「STORES」があります。

それぞれShopifyと比較してどのような違いがあるのかを以下の表にまとめました。

Shopify

BASE

STORES

初期費用 0円 0円 0円
月額料金 $29〜$299
(約3,190円〜32,890円)
※$1=110円
0円 〜1,980円
取引手数料 0円
※Shopifyペイメント利用時
3% 0円
決済手数料 3.25〜3.9% 3.6%+40円 無料プラン:5%
有料プラン:3.6%
入金手数料 0円
※Shopifyペイメント利用時
2万円未満:750円
2万円以上:250円
1万円未満:550円
1万円以上:275円
クレジットカード VISA
AMEX
JCB
MasterCard
VISA
AMEX
JCB
MasterCard
VISA
AMEX
JCB
MasterCard
決済方法 携帯キャリア決済
コンビニ決済
銀行振込
Apple Pay
Google Pay
Amazon Pay
PayPal
Shop Pay など
携帯キャリア決済
コンビニ決済
銀行振込
PayPal
携帯キャリア決済
コンビニ決済
銀行振込
PayPal
楽天Pay
Amazon Pay※有料プランのみ
代金引換 × 有料プランのみ
後払い決済 × ×

月額料金はShopifyが高いですが他のツールよりも手数料が安く、決済方法の種類も圧倒的に豊富です。

お客さんがより扱いやすいECサイトを構築したい場合はShopifyがおすすめと言えます。

Shopifyを利用した人の評判とは

実際にShopifyを使ったことのある人の評判はどうなっているのでしょうか。

ITreview」からShopifyの口コミやレビューを以下の表に抜粋しました。

評価

良いポイント

改善ポイント

★4.5 プログラミングの知識が不要
商品ページの編集や決済機能も整っている
テーマテンプレートがオシャレ
アプリを入れすぎると不具合が起きてしまう
★4 洗練されたデザインでECサイトが作れる
機能も豊富で海外販売にも対応している
英語主体なので日本語の分かりづらさを感じた

 

★3 アプリが豊富で低予算でも使いたい機能が使える 海外のツールなので、日本語が少し分かりづらい部分があった。
★2 アプリでの拡張性が高くて手数料も安い
独自ドメインも簡単に取得できる
日本語対応に不自由を感じた
月額費用がネック

Shopifyが海外製のツールなため日本語に不自由さを感じた方が多い印象です。

しかし、評価が低い方もアプリ導入による拡張性の高さや独自ドメイン取得の手間が省けることへの便利さを感じています。

またプログラミングが不要な点や、テーマテンプレートでオシャレなECサイトを構築できる点が高評価に繋がっている要因と言えるでしょう。

まとめ:Shopifyのメリット・デメリットを理解して効果的なオンラインショップを作ろう!

Shopifyは、高いデザイン性や拡張性の高さなど多機能かつ高機能が魅力なECサイトプラットフォームです。

とはいえ、月額料金や既存のECサイトシステムへの互換性のなさなどにデメリットを感じる方がいるのも事実。

自分に合ったオンラインショップがどのようなものなのかと、Shopifyのメリット・デメリットを理解して、効果的なECサイトを構築しましょう。

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