近年、eコマース業界がますます活発になっている中、Shopifyの需要はどこまで続くのか気になるところです。
特にコロナ禍以降、オンラインショップのニーズが急増したため、Shopifyのようなプラットフォームは一躍注目を集めました。
しかし、2024年現在、Shopify業界の熱はどうなっているのでしょうか?
本記事では、Shopify業界で活躍する2名の対談から、Shopify業界の現状や求められる人材像、営業活動でのポイントを解説します。
Shopify業界の参入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
さすーさん(@sasuu_biz)
デイトラShopifyコースのマネージャー。Shopify Liquidが得意なフリーランスエンジニアで、ストア構築から運用まで幅広く活躍中。
Shopifyはまだ「熱い」?
結論から言うと、Shopify業界はまだ熱いといえますが、その「熱さ」の質が変化しています。
2020年頃は、Shopifyは日本にまだ十分浸透しておらず、業界では「これから来る」という期待感がありました。
そのため、少しでもShopifyに精通しているエンジニアは引く手あまたでした。
しかし、4年が経過した現在では、多くの人々がShopifyを知り、技術者も増加しています。
このことにより、単に「Shopifyを使える」だけでは差別化が難しくなってきました。
また、Shopifyは近年機能が大幅に増加し、できることの幅が広がっています。
結果として、他のECプラットフォームとの差別化も進んでおり、Shopify自体の需要は高まっている一方です。
しかし、多くの機能がある分、1人ですべてをこなすのは困難な状況になっています。
そのため、現在のShopify業界は各分野に特化した人材がますます必要とされているのです。
Shopifyで求められる人材像とは
Shopifyでの仕事をするうえで重要視されているスキルには、単なるプログラミング技術以上のものがあります。
たとえば、Shopify特有の「ブロック構造」への理解や、運営するECサイトに最適なアプリケーションの選定ができることも重要です。
特に、アパレル業界では色違いのTシャツを一覧表示で切り替えるといった機能がよく使われています。
こうした業界特有の機能を理解し、提案できるエンジニアやディレクターは重宝されます。
また、Shopify特化のデザイナーも不足している状況です。
一般的なデザインと異なり、Shopifyのブロック構造を考慮したデザインが求められるため、この点を理解しているデザイナーは業界で非常に価値があります。
さらに、業務自動化ツールである「Shopify Flow」のスペシャリストも今後重要になってくると予想されています。
Shopify Flowとは?
効率的なECサイト運営に一役買ってくれる自動化ツール。注文、在庫管理、顧客管理などのタスクを自動化できる。
穴場であることを知っていても不安からまだ飛び込めていない人が多いので、今Shopifyデザイナーを目指すのはチャンスがあると思います!
Shopifyに限らずとも、大変な状況下でもクライアントやデザイナー、エンジニアと丁寧にコミュニケーションを取って冷静に進められるスキルがある人は重宝されますね。
営業活動のポイントは「リアルなつながり」
営業においてShopifyに関するスキルはもちろん重要ですが、同じくらい「リアルなつながり」を持つことも欠かせません。
多くの人が気軽にできるメール営業に頼りがちですが、特にフリーランスのエンジニアやデザイナーは、直接会ってコミュニケーションを取ることで、仕事の依頼を得ることが多くあります。
直接話すことでメールだけでは伝わらない「人柄」がリアルな場で補完され、信頼を築きやすくなり、仕事獲得につながるのです。
何気ないコミュニケーションから「ECサイトが作れる」「Shopifyに強い」というポジションを取っていくのが強いですね。
このような信頼を積み上げていく考え方をした結果、仕事につながることが多かったです!
こうしたリアルな接触が、Shopifyエンジニアやデザイナーとしてのキャリアを築くうえで重要なので、ぜひ積極的にリアルなつながりを作っていきましょう。
フリーランスや副業をするうえでの心構え
Shopify業界でフリーランス・副業をする場合に重要なのは、次の3つです。
- 失敗を恐れない
- 誰かに相談できる環境を整える
- 学び続ける姿勢を持つ
まず、フリーランス・副業をする場合は、失敗を恐れないことが重要です。
失敗を恐れて動けないことが続くと、だんだんと行動しなくなってしまうため、とにかくチャレンジし続ける姿勢を持ちましょう。
行動し続けることに加えて、誰かに相談できる環境を整えることも大切です。
フリーランスとして孤独に頑張るのではなく、困ったときは仲間に相談することで、よりスムーズに仕事を進められるようになります。
Shopifyエンジニアやデザイナーが集まるコミュニティに所属するのもよいでしょう。
また、学び続ける姿勢も不可欠です。
エンジニアやデザイナーは、自ら情報を収集し、技術を磨き続けることが求められます。
クライアントに対して適切な提案ができる人材としての評価にもつながるので、常に学び続ける姿勢は持っておきましょう。
まとめ:Shopifyはまだまだ熱い!
Shopify業界は、今なお成長し続けており、需要も高まっています。
ただし、その「熱さ」の性質は変化しており、より専門性の高いスキルが求められる時代に突入しています。
Shopifyの仕事で成功するためには、技術だけでなく、コミュニケーション能力を磨いたりやリアルなつながりを大切にしたりすることが重要です。
Shopifyに特化したスキルを磨きつつ、積極的にリアルな場での人脈作りを行って、Shopify業界での活躍を目指しましょう!
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おつゆさん(@photo_prog_free)
デイトラShopifyコースのマネージャー。Shopify Liquidが得意なフリーランスエンジニアで、ストア構築から運用まで幅広く活躍中。