時間や場所に縛られず、自由に働けるイメージのあるフリーランス。憧れる反面、「生活していけるのか」「後悔しないか」といった不安を抱え中々踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?
独立を後悔しないためには、まずフリーランス業界の現実を知っておくこと、そして常に働き方を工夫し続けていくことが大切です。
そこで今回は、フリーランスになって後悔する理由や後悔しないためにやるべきことを解説していきます!
・フリーランスになって後悔する理由
・後悔しないためにやるべきこと
フリーランスになって後悔しないか心配…。
どんなことに後悔する可能性があるのかな…。
どうしたら後悔しないのか知りたい…。
こう考えていた方は、ぜひ参考にしてみてください!
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フリーランスになって後悔する人は少数派!?
まずは、そもそもフリーランスになって後悔する人はどのぐらいいるのかをチェックしていきましょう。
内閣官房日本経済再生総合事務局『フリーランス実態調査』(令和2年5月発表)によると、会社員に戻りたいと答えた人、つまりフリーランスになって後悔していると考えられる人は全体の3.4%と少数派です。
80%近くの人がフリーランスを継続したいと考えており、継続する人のうち90%は事業規模の維持や拡大を予定しているとか。事業を継続したいからといって成功しているとは限りませんが、多くのフリーランスが前向きな考えであることが分かります。
とはいえ、継続意思がない・または分からない=後悔している可能性があるフリーランスが少数派でも存在するのは事実。
フリーランスになるなら事前に情報収集し、後悔しないよう備えておく必要があるでしょう。
フリーランスになって後悔する5つの理由
フリーランスになって後悔する主な理由は、以下の5つです。
- 収入が安定しない
- 孤独を感じやすい
- 社会保障が手薄い
- 自己管理が難しい
- 社会的な信用を得にくい
それぞれ詳しく解説します。
1.収入が安定しない
フリーランスの収入は、時給や月給など給料が固定されている会社員・パートとは違い、成果報酬です。
仕事量や能力、クライアントの状況などにより収入が大きく変動しますから、時には生活が厳しくなることも…。独立したものの中々仕事が決まらなかったり、突然仕事がなくなったり、体調を崩したりすれば、収入がゼロになる可能性もあります。
そうなると、「給料が保証されていた会社員に戻りたい…」と後悔する羽目になりかねません。
収入に関する不安を軽減するためには、独立前にある程度の貯蓄をしたり、業界で通用するだけのスキルを身に付けたりといった対策が必要不可欠でしょう。
2.孤独を感じやすい
職種にもよりますが、フリーランスは1人で作業を行う人が大半です。会社員に比べ仲間を作りにくいので、仕事の相談をする相手もできず、ふとした瞬間に孤独を感じがち…。
1人での作業に苦痛を感じる人や、仲間とともに協力しながら仕事を行いたい人にとっては後悔するポイントになるでしょう。
仲間がいるから頑張れるタイプの方は、フリーランスチームで案件を受けるような働き方が向いているかもしれません。
3.社会保障が手薄い
フリーランスは会社員に比べ社会保障が手薄です。
例えば、将来受け取れる年金は基本的に会社員より少ないですし、健康保険料は全て自己負担。住宅手当や家族手当、有給休暇などの福利厚生や退職金もありません。フリーランスになってから社会保障の手薄さを実感し、後悔する人は珍しくないでしょう。
ただし、フリーランスでも自身で+αの制度を利用すれば、会社員の並みの社会保障を受けられます。フリーランスが賢く生きるために知っておくべき社会保障の知識については以下で解説しているので、ぜひチェックしておいてください↓
4.自己管理が難しい
フリーランスは時間や場所を問わず働ける反面、徹底的な自己管理を行う必要があります。
「今抱えている仕事はどれくらいあるのか」「今どの仕事を行う必要があるのか」といった仕事のスケジュール管理はもちろん、自身の体調やパフォーマンスについても常に気を配らなければなりません。
仕事を詰め込みすぎて上手く進められなかったり、体調を崩したりすればクライアントに迷惑をかけます。自由だからといって無計画に毎日を過ごしてしまっては、結局だらだらして思うように収入も得られなくなるでしょう。
当然のことではあるものの、この自己管理の難しさに苦戦するフリーランスは少なくありません…。
なお、以下の記事ではフリーランスのスケジュール管理法について詳しく解説しています。自己管理が苦手な人は、独立前にぜひチェックしておいてください↓
5.社会的な信用を得にくい
フリーランスは収入が不安定なので、社会的な信用度が低くなりがちです。
例えば、以下のようなケースで審査に通らない可能性があります。
- 賃貸住宅
- クレジットカード
- 住宅ローン
とはいえ、社会的信用に関してはフリーランスとして長期的に安定収入を得られるようになれば徐々に評価が上がりますから、そこまで大きな問題ではありません。後悔しないためには、独立前に引越したりクレジットカードを作ったりして、信用度が関わる手続きを先に済ませておくと良いでしょう。
フリーランスを後悔しないためにやるべきこと
次に、フリーランスが後悔しないためにやるべきことを4つ紹介します。
- スキルアップし続ける
- セルブランディングを行う
- 人脈を広げる
- 独立する前に備える
順番に確認しましょう。
1.スキルアップし続ける
フリーランスになったことを後悔する理由として最も多いと考えられるのは、仕事や収入が安定しないこと。そのような不安を解消するためには、現状に満足せず常にスキルアップして自身のレベルを向上させていくことが大切です。
そもそもですが、フリーランスは即戦力が求められています。クライアントからするとわざわざスキルの低い人に依頼するメリットはありません。スキルがないと仕事は中々安定しませんし、向上心がなければどんどん周囲に差をつけられてしまいます。
後悔しないフリーランス人生を送りたいなら、独立後も常に上を目指し続けるべきでしょう。
なお、もしも今あなたがスキルなしでフリーランスになろうと思っているなら、ここで少し考え直してみてください。独立初期からスムーズに案件を獲得して生計を立てていくためには、事前にある程度のスキルを身に付けておくのがベターです。
東京フリーランス(本サイト)では、LINEで簡単な質問に回答するだけであなたにぴったりのWebスキルが分かるスキル診断を行なっています。「フリーランスになりたいけど自分には何が向いてるのか分からない…」「どう勉強すれば良いのかも分からない…」と迷っている方は、ぜひ活用して自分に合った職業を選択してみてください!
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2.セルフブランディングを行う
フリーランスとして活躍していくためにはセルフブランディングを行い、他者との差別化を図ることも大切です。
セルフブランディングとは?
自分自身を「商品」として扱い、顧客に対する自分の価値を高める戦略法のこと
例えば「高品質な仕上がり」「デザイン性が高い」といったブランドのイメージを顧客に持ってもらい、あなた自身に価値を感じてもらうのが狙いです。上手くセルフブランディングすれば、クライアントに「あなたとだから仕事がしたい」と思ってもらえるようになり、仕事を獲得しやすくなったり、単価アップしてもらいやすくなったりするでしょう。
なお、的確にセルフブランディングするためには、まず自己分析を行ってみてください。
「自分の強みは何か」「どのようにキャリアアップしていきたいか」などを客観的に判断して自分の立ち位置や方向性を定め、それを周囲にアピールできる方法を考えていきましょう!
3.人脈を広げる
フリーランスとして活躍していくためには、人脈の構築も欠かせません。人脈を築いておけば、仕事を回してもらえたり、口コミで評価が広まったり、勝手に仕事が舞い込んでくるようになる可能性があります。
たとえ仕事に繋がらなくても、横のつながりや仲間を持っておいて損はないでしょう。
独立前からの人脈も大切にしつつ、SNSや交流会を活用して常に新しいつながりを作るよう意識してみてください!
4.独立する前に備える
フリーランスは収入が不安定になりやすいため、独立する前にある程度の貯蓄をしておくと安心です。
そもそもフリーランスになった当初は、たとえ立派なスキルを持っていても経験や実績が不足しているうえ、認知もされていません。なので、どれだけ素晴らしい人材でも中々仕事を得られず、思うように稼げないケースは珍しくないのです。
そこで独立を後悔して諦めてしまう人もいますが、事前に蓄えがあれば収入が不安定でも気持ちに余裕が生まれるほか、収入を上げるために無理をして体を壊すことも避けられるでしょう。
フリーランスになってからも安心して暮らすためには、会社員のうちにしっかり貯蓄しておいてくださいね!
まとめ:フリーランスとして後悔しない毎日を積み上げよう
以上、フリーランスとして後悔しないためには、スキルアップやセルフブランディングなど生き残るための施策が欠かせません。
また、後悔する理由を事前に理解したうえで、それらに対して心構えしておくことも大切です。現実を知らずにフリーランスの世界に飛び込んでしまうと、理想とのギャップに苦しむ羽目になりかねません…。
独立を覚悟したなら常に努力を怠らず、後悔しないフリーランス生活を送っていきましょう!
後悔しないためには、どうしたらいいんだろう…?