- Webマーケティング
- 2021.07.25
プログラミングに興味がある方は、このような疑問を感じているのではないでしょうか。
・プログラマーってどのような仕事をしているの?
・学習するのにおすすめのプログラミング言語はどれ?
・独学でもプログラマーになれるの?
プログラミングは難しそうなイメージがあり、未経験から始めても仕事にできるのだろうかと不安に思いますよね。
そこでこの記事では、25,000人以上の受講生がいるプログラミングスクール「デイトラ」を運営するとだが、プログラミングをゼロから学んで仕事にする方法について初心者向けに解説します!
初心者がプログラミングについて学ぶときに気になることをギュッとまとめて解説していますので、プログラミングを仕事にしたい方はぜひ最後までご覧ください!
そもそもプログラミングとは?
コンピューターに指示を出す文章のことを「プログラム」といい、その指示を書くことを「プログラミング」といいます。
プログラミング技術は、私たちの身の回りでも多く使われています。たとえば、電子レンジやエアコンなどの電化製品やゲーム、アプリなどです。
これらはほんの一部であり、プログラミングの技術によって現代の私たちの生活は成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
しかし、プログラミングスキルを持った人材は現在不足しています。経済産業省の発表によると、2030年には最大で79万人ものIT人材が不足するとされているのです。
よって、プログラミングのスキルは需要が高く、しっかり学べば安定して仕事ができるでしょう。
もちろんスキルを身につけるためには長時間勉強する必要があり、正しい方法で学習しなければ挫折してしまうこともあります。
どのプログラミング言語を学習するのがおすすめ?
プログラミングを学ぼうと決意したあとに、多くの方がぶつかる壁は「どのプログラミング言語を学ぶべきか」です。
プログラミング言語は200種類以上あると言われているため、初心者は特に迷ってしまうのも無理はありません。
そこで、代表的なキャリアパターンである「Webエンジニアになる」「副業・フリーランスでプログラミングの仕事をする」の2つに分けて、おすすめのプログラミング言語について解説します。
1:Webエンジニアを目指す場合
プログラミングを本職にして生活する「Webエンジニア」を目指す方は、収入が上がりやすいWeb系のバックエンド言語を学ぶのがおすすめです。
Web系のバックエンドとは?
Webアプリケーションやシステムを開発する仕事のこと。「Web開発」と呼ばれることもある。
なぜWeb系のバックエンド言語がおすすめかというと、フロントエンドに比べて求人が多いからです。
実際に大手求人サイトで求人数を見てみると、Web系のバックエンド開発に使われている言語が上位を占めています。
・Java:15,034件
・JavaScript:10.520件
・PHP:8,697件
・Python:4,934件
・Ruby:3,144件
Webエンジニアとしてプログラミングを本業にするにあたって、求人数が多い言語を学ぶに越したことはありません。
最初に学ぶ言語としておすすめなのは「Java」「Ruby」「PHP」などですが、どれか一つ選ぶのであれば「Ruby」から始めてみてください。
Rubyは、たくさんある言語の中でも教材や情報が豊富なので、初心者でも学習しやすい環境が整っているのが特徴です。
Rubyができるようになれば、PHPやPythonといったほかの言語もスムーズに学習できるようになります。
どの言語から学ぼうかと悩む時間はとにかくもったいないので、まずは「Java」「Ruby」「PHP」の中から選んで学習をスタートしましょう。
2:副業・フリーランスを目指す場合
プログラミングを学習して副業・フリーランスを目指す場合は、Web制作のプログラマーとして仕事をするのがおすすめです。
Web制作とは?
企業の公式ホームページや商品のホームページなどを制作する仕事のこと。
開発経験がない状態でWebエンジニアとしてバックエンドに関わるのは、「言語の習得難易度が高い」「1つの案件にかける時間が長い」といった理由から難しいため、Web制作のプログラマーとして仕事をする道を推奨します。
Web制作ではHTML・CSS・JavaScript・PHPなどの言語が使われるため、順に学習していきましょう。
学ぶプログラミング言語を選ぶときの注意点
キャリアパターン別におすすめのプログラミング言語を紹介しましたが、言語基準で学習をスタートするのはおすすめできません。
言語基準でプログラミング学習をスタートしてしまうと、「言語は習得したのに自分がやりたいことでは使えない」という状態になってしまいかねないからです。
プログラミングスキルを習得するために重要なのは「プログラミング言語の種類」ではなく、「どの技術領域・業界で仕事をするのか」です。
技術領域とは?
プログラミングは大きく分けると「フロントエンド」と「バックエンド」の2つの領域に分けられる。フロントエンドはユーザーの目に見える部分であり、サイトやアプリの操作画面などのプログラミングを指す。バックエンドはユーザーの目に見えない部分であり、会員情報やクレジットカード決済に必要な情報の読み込みなどのプログラミングを指す。
業界とは?
プログラミング業界は、大きく分けると「Sler系企業」と「Web系企業」に区分される。Sler系企業は他社のシステム構築を生業にしている企業をいい、Web系企業はアプリを通じて自社サービスを提供する企業をいう。
「この言語はゲーム開発に向いている」「この言語はアプリ開発に向いている」のように、言語によってできることは違います。
そのため、自分がどの技術領域・業界で活躍したいかを明確にしてから、学ぶプログラミング言語を決めましょう。
Webエンジニアのキャリアアップ方法と収入推移
Webエンジニアとして最短で仕事ができるまでのルートや転職後のキャリアアップ、収入推移について解説します。
Webエンジニアとして活躍したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
最短で仕事ができるまでのルート
Web系のバックエンド領域で最短で仕事ができるようになるには、「プログラミングの基礎を学ぶ」「自身でプロダクトを作成しながら転職活動する」の2ステップを踏む必要があります。
プログラミングの基礎学習にかかる時間は個人差がありますが、3カ月から半年が目安です。(※1日に3〜5時間、仕事をしながら空き時間で学習する場合を想定)
プログラミングを最短で学習するために重要なポイントは「必要な分だけ学ぶ」ことです。
プログラミング初心者は、そのときに必要のない勉強をしてしまうことが多くあります。
特に独学だと、必要な情報の取捨選択が難しいので、実際は使わない内容の学習に1カ月以上かけてしまうことも珍しくありません。
そのため、最短を目指すのであれば、学ぶ道筋を示してくれるスクールに通うのがおすすめです。
プログラミングの基礎を学んだあとは、自身でプロダクトを作成する段階に入ります。
プロダクトを作りながら転職活動をする場合は、1〜3ヶ月ぐらいかかると考えておくとよいでしょう。
Webエンジニアになるための学習時間の目安
WebエンジニアになるためのWeb開発の学習時間は、300〜1,000時間が目安です。
学習時間は就職活動でアピールできる一つの武器になります。
未経験からWebエンジニアに転職する場合はポテンシャル採用が多いため、入社してからどれだけ頑張れるかで判断されます。
そのため、学習時間が長いと「根気強く粘れる人だ」という評価され、採用につながる可能性があるのです。
これからWebエンジニアへの転職を目指す方は、時間管理アプリやSNSへの毎日投稿などで、プログラミングの学習に費やした時間を記録しておくとよいでしょう。
転職するまでにかかる期間と必要な準備
未経験からWebエンジニアへ転職するまでの期間目安は、1〜3カ月です。
一般的な企業と同様、応募書類の作成や面接対策、企業研究などを行いましょう。
加えて、転職活動をしている期間も学習を続け、プログラムを書くことが重要です。
多くの未経験者は現場レベルの技術を身につけた状態までたどりつけないためポテンシャルを見ての採用となりますが、圧倒的な技術力があれば即戦力として採用される可能性があります。
そのため、日々アウトプットを重ねてレベルの高いポートフォリオを作り、採用担当者にアピールするための武器を用意しておきましょう。
転職後のキャリアアップ
転職後のキャリアアップにはいくつかルートがありますが、今回はその1つである高収入のフリーランスになることをゴールとして解説します。
転職した後にフリーランスになるまでの流れは次のとおりです。
- 就職して3年ぐらい開発経験を積む
- 独立してフリーランスとして働く
開発経験を積む期間は、就職する企業や就職先で任される業務、どれだけ自分を追い込めるかなどによっても異なります。
また、開発経験を積むためには最初に入社する企業のタイプも重要です。
Web系のエンジニアが就職する企業のタイプは、「自社開発」「受託開発」「SES」の3つに大きく分けられます。それぞれの企業の概要は次のとおりです。
企業のタイプ | 概要 |
自社開発 | 自分たちのサービスを開発している企業。開発したサービスやアプリをユーザーに提供し、利用してもらうことで売上を得ている。 |
受託開発 | ほかの会社からの依頼を受けて開発する企業。「エンジニアはいないけど社内システムを構築したい」「ユーザーに提供するサービスを作りたい」といった場合に依頼される。 |
SES | 自社開発企業や受託開発企業にエンジニアを派遣する企業。人手が足りないときに自社の社員を派遣する。 |
自身の性格ややりたい業務などによっても、どの企業タイプを選べばよいかは異なります。
それぞれの特徴や注意点を下記の表で確認したうえで、自分にあっている企業タイプを考えてみてください。
企業のタイプ | 特徴 | 注意点 |
自社開発 | ・高いスキルを求められる ・最先端の技術を扱っていることが多い | ・開発しなくても安定した収益があげられているアプリサービスの場合は、開発経験が積めず、自分の成長につながりにくいこともある ・マーケティングなど開発以外の業務を任されることもある |
受託開発 | ・開発に集中できる環境がある ・開発経験を積めるぶん、スキルの向上が期待できる | ・孫請けのような企業だとクリエイティブな仕事ができず、成長する機会に恵まれないこともある |
SES | ・数が多く入社しやすい ・いろいろな現場に派遣されるため、多くの経験を積める | ・ITと無関係な仕事に派遣されることもある(コールセンターや家電量販店など) |
ここまで企業タイプについて解説しましたが、転職するうえで重要なのは、どのような企業に就職するかではなく、その企業で開発経験が積めるかどうかです。
有名な企業に就職してもプログラムを書く業務にかかわれず、開発経験を積めなければ、エンジニアとしての価値が上がりません。
反対に有名な企業でなくても開発経験が積めれば、スキルアップして自分が行きたい業界に就職しやすくなるうえ、独立しても高収入につながる可能性が高くなります。
実際にプログラムを書かせてもらえる企業かどうかを見極め、就職先を選びましょう。
開発経験が積める企業かどうかをチェックするポイント
開発経験が積める企業かどうかをチェックするポイントは次の3つです。
- 求人情報
- 年収
- 先輩の姿
まず、求人情報にエンジニアになれるかどうかが書かれているかを必ず確認しましょう。
中には「エンジニアを目指せる」「社内の研修を経てからエンジニアになれる」といった書き方がされている場合があります。
この場合、実際の研修はなく、自主学習用の教材を渡されてコールセンターに派遣される可能性があるため、注意が必要です。
また、求人情報に書いてある年収が300万円を切っていると、専門的な仕事をさせてもらえない可能性があります。一つの基準として覚えておくとよいでしょう。
先輩については、面談のときに2〜3年先の先輩がどのような仕事をしているのかを質問してみてください。
先輩の姿は未来の自分の姿です。先輩がエンジニアとして活躍できているのであれば、自分も2〜3年後にエンジニアとして仕事ができている可能性が高まります。
嘘をついて求人を出しているということなので、将来を考えても就職は避けることをおすすめします。
Webエンジニアの収入推移
入社1年目は月収25〜30万円で、2〜3年開発経験を積むと月収30〜40万円くらいになるイメージです。
昨今、エンジニアの平均年収は増加傾向にあります。
Findyが行った「エンジニア転職マーケットレポート」によると、2022年2月の平均年収は599万円であるのに対し、2023年9月の平均年収は682.8万円と1年半で83.8万円も上がっていました。
転職サービスdodaが行った調査によると日本の2023年の全体平均年収が414万円なので、エンジニアの方が268万円ほど年収が高いというわけです。(参照:日本のビジネスパーソンの平均年収は?平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】)
入社後2〜3年経験を積むと、フリーランスになる選択肢が出てくるでしょう。
フリーランスはスキルの有無によっても収入が変わりますが、経験を積んで実力のある人であれば月収60万円くらいからスタートできる場合も珍しくありません。
Webエンジニアは会社員として働く場合も、独立してフリーランスになる場合も、日本の平均年収より多い収入を得られる可能性のある職業だといえるでしょう。
副業・フリーランスのキャリアアップ方法と収入推移
副業・フリーランスでWeb制作をする際のキャリアアップ方法や収入推移は、Webエンジニアとは異なります。
Web制作のプログラマーとして仕事をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
最短で仕事ができるまでのルート
Web制作のプログラマーとして仕事ができるようになるためには、「独学やスクールで必要な知識を学ぶ」「自分の力でできそうな案件を獲得する」の流れが最短ルートです。
1:独学やスクールで必要な知識を学ぶ
Web制作に必要な知識を学ぶためにかかる期間は、1〜3カ月が目安です。(※1日に3〜5時間、仕事をしながら空き時間で学習する場合を想定)
Web開発と比べるとWeb制作のほうが理解しやすいため、比較的短期間で知識を得られます。
Web開発よりは独学でも学習しやすいものの、最短で効率よく知識を学ぶならスクールを利用するのがおすすめです。
2:自分の力でできそうな案件を獲得する
Web制作に必要な知識を学んだ後は、仕事を獲得しましょう。
Web開発は、転職して実務経験を積まなければフリーランスとして案件を獲得するのは難しいですが、Web制作はいきなりフリーランスになっても案件獲得できる可能性があります。
未経験から初案件を獲得するときに、多くの人が使うのはクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングサイトにはたくさんの仕事が掲載されており、仕事獲得につながる可能性が高いことから、利用者が多い傾向にあります。
ただ、募集に対する応募数が多く、報酬が安くても受ける人が増えたため、報酬がどんどん下がっている現状です。
また、応募している人には経験者も含まれているため、未経験者は仕事の獲得が難しいこともあります。
そのため、未経験から初案件を獲得する方法としては「知り合いから案件をもらう」ことがおすすめです。
クラウドソーシングサイトと違ってライバルが少ないうえ、初案件が知り合いだと安心できるので、ぜひ知り合いから探してみてください。
初案件獲得後のキャリアアップ
初案件を獲得したあとのキャリアアップ方法としては、次の2つがあります。
- Web制作者に転職して経験を積みながら、副業で仕事をする
- フリーランスをしながら技術領域以外の勉強を行う
1:Web制作者に転職して経験を積みながら、副業で仕事をする
Web制作者に転職して経験を積みながら、副業で仕事をすることのメリットは、「収入が上がる」「スキルアップできる」「人脈が広がる」などが挙げられます。
特にスキルアップの点では、本業でも副業でもWeb制作の経験ができることで成長するスピードは速くなるでしょう。
企業で経験が積めることで幅広いスキルが身につき、Web制作者からフロントエンジニアとして活躍する道も生まれます。
収入面でもさらに上を目指せるため、自分の実力を上げたい場合は、転職して本業でも副業でもWeb制作をする選択肢を検討してみてください。
2:フリーランスをしながら技術領域以外の勉強を行う
フリーランスをしながら技術領域以外の勉強を行うメリットは、Web制作以外の仕事も巻き取って単価を上げやすくなることです。
巻き取れる仕事の例として、次のようなものがあります。
- ホームページのデザインを行う
- ホームページのコピーライティングを行う
- マーケティングの知識で集客をサポートする
技術領域以外の勉強をすると自分の仕事の幅を広げられるため、Web制作以外の仕事にも興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。
副業やフリーランスの収入推移
Web制作で副業やフリーランスをする場合の収入は、月収5〜数十万円と幅広いです。
Webエンジニアと比べると専門性や難易度の面から単価が低い傾向ではありますが、仕事を巻き取っていけば月収100万円以上を目指すことも可能です。
副業やフリーランスは、会社員と違って収入の上限がありません。
自分のやり方次第で高い収入を得ることもできるため、まずは小さな仕事から経験を重ねていきましょう。
副業・フリーランスで仕事を獲得するときのポイント
副業やフリーランスでWeb制作をする場合、個人で仕事を獲得するためには「なぜあなたに頼むのか」という理由が重要です。
そこでおすすめなのは、マーケティングまで巻き取ることです。
企業は、集客や採用につなげたいという思いからサイトを作りたいと考えています。
よって、集客や採用につながるサイトが作れるように、マーケティングの知識や効果的なデザイン、広告運用などのスキルがあると、「コードがかけるWeb制作者」から一歩進んだ人材になれるのです。
フリーランスとして活動する際は、スキルアップを常に心がけておきましょう。
また、個人でお仕事を取るためには、営業して案件を獲得する必要があります。
次のような方法で、自分を知ってもらえるように営業していきましょう。
- クラウドソーシングサイトの募集に応募する
- 知り合いに営業する
- Web制作会社とパートナー契約を結ぶ
副業・フリーランスは、自分が頑張れば頑張ったぶんだけ仕事が獲得でき、収入も増えます。
逆にさぼってしまったり信用を獲得できなかったりすれば、1円も稼げないこともありえます。
良くも悪くも自分次第な働き方なので、フリーランスで自由に働けるという話を鵜呑みにしすぎないように注意しましょう。
Web制作を学んだあとに転職する方法もある
Web制作は副業やフリーランスとして仕事をするほか、転職して企業で仕事をする方法もあります。
ここでは、Web制作の転職について深堀りします。
転職と副業・フリーランスではどちらが難しい?
「転職と副業・フリーランスではどちらが難しいのか」が気になる方も多いと思いますが、結論どちらも簡単ではなく、人によって難易度が変わります。
たとえば、子どもが1人いる34歳男性の場合、転職のほうがハードルが高い選択肢になります。
理由は「34歳という年齢」と「金銭面での課題」です。
転職は年齢が関係してくる場合が多いため、30代以降は20代と比べると難易度が上がります。
また、未経験から制作会社に努めると給料が落ちてしまうことが多いため、家族を養う立場にある場合はなかなか難しい選択になるかもしれません。
よって、副業やフリーランスとしてWeb制作をする道に進むほうが、仕事を獲得しやすいという結論になるのです。
今の自分の状況を踏まえたうえで、ベストな選択をしましょう!
転職するまでにかかる期間と必要な準備
未経験からWeb制作者として転職することを目標とした場合、必要な学習時間は約400時間が目安です。
Web開発と比べると短期間で学習できます。
転職期間は1〜3カ月を見ておきましょう。
Web制作の転職において意識すべきポイント
- ポートフォリオを用意して挑む
- 普段からブログやSNSで学習過程を発信する
- Web業界や就職する会社を選んだ理由を明確にする
1:ポートフォリオを用意して挑む
ポートフォリオは企業に自分の技術力を知ってもらうために欠かせないものです。
できれば、デザインをもとにサイトを作った実績があるとよいでしょう。
難しい場合は、既存のサイトを参考に自分でアレンジして作ることもおすすめです。
2:普段からブログやSNSで学習過程を発信する
ブログやXでの学習過程を発信することで、努力している過程が見えるため、面接官の信頼感につながります。
自分のアピールのためにも、ブログやSNSでアウトプットするように心がけてみてください。
3:Web業界や就職する会社を選んだ理由を明確にする
Web業界や就職を希望する会社を選んだ理由を明確にすることも重要です。
最近は独立や起業を視野に入れて就職を考える人も多くいるため、企業側からするとなぜ自社で働きたいのかが明確でない人は採用したくないと考えます。
採用してもらえるように、独立や企業を視野に入れていたとしても「就職したらどのような仕事がしたいのか」「そのためにどのような準備をしているのか」は語れるようにしておきましょう。
プログラミング学習に必要なパソコンのスペックは?
プログラミングを学習するためには、パソコンが欠かせません。
もし今パソコンを持っていない場合は新しく購入する必要があります。
ここでは理想的なパソコンのスペックや選び方について解説します。
パソコン選びのポイント3つ
プログラミングを学習するためにパソコンを選ぶ場合は、次の3つをチェックしましょう。
- CPU
- メモリ
- ストレージ
順に解説します。
1:CPU
CPUはデータの処理や演算を行う部分で、性能が高いほどデータの処理速度が上がります。
Windowsのパソコンであれば最低でも「Core i5」、できれば「Core i7」以上を選びましょう。
Macのパソコンは、M1〜M3チップのいずれかを選ぶのがおすすめです。
2:メモリ
メモリはデータを一時的に記録する部分で、作業用デスクによく例えられます。
作業用デスクが大きければ大きいほど一度に多くの作業ができるのと同様で、メモリも大きければ大きいほど一度にたくさんのソフトを立ち上げられるため、同時進行で作業が進めやすくなります。
プログラミングの学習に必要なメモリの目安は、最低でも「8GB」、できれば「16GB」以上あると安心。
メモリが足りなくなると動作が遅くなり、プログラムの実行がスムーズにできなくなってしまうため、16GB以上のものを選ぶのがおすすめです。
3:ストレージ
ストレージは、データを保存しておく倉庫のような部分です。大きければ大きいほど、多くのデータを保存できます。
ストレージの容量は最低でも「256GB」、できれば「516GB」以上がおすすめです。
ストレージの容量はプログラミングと直接関係する部分ではありませんが、アプリケーションの利用や画像の保存などで必要になります。
持っているパソコンのスペックが低いときは買い替えるべき?
CPUやメモリ、ストレージの理想について解説しましたが、すでにパソコンを持っている場合は新たに購入する必要はありません。
あくまで学習や仕事がしやすいスペックの目安であって、仮に下回っていてもプログラミングができないわけではないためです。
まずは手持ちのパソコンで1度プログラミングに挑戦して、学習環境の悪さや仕事のしづらさを感じたときにはぜひおすすめのスペックで買い替えを検討してみてください。
WindowsとMacならどちらが良い?
パソコン選びでよく挙がるのが「WindowsとMac、どちらにしたらよい?」という疑問です。
結論として、特にこだわりのない方はMacを選んでおくとよいでしょう。
「持ち運びのしやすさ」や「操作性」、「プログラミングでの環境構築時に標準で入っているツール」といった機能性は、Windowsと比べてMacに軍配が上がります。
そのため、パソコン選びで悩んだときは、最新のMacを押さえて置くのが無難です。
一方で、「長年Windowsを使っていて慣れている」「初期費用を安く抑えたい」という場合は、Windowsで学習を進めても問題ありません。
「MacとWindowsならどちらがよいか、あえて選ぶならMac」というだけであって、Windowsでもプログラミングの学習ができます。
プログラミング学習の3大原則
プログラミングを学ぶうえで重要なのが、正しい方法で学習することです。
間違った方法で学習してしまうと、どれだけ努力してもなかなか結果につながりません。
プログラミング学習の3大原則を押さえて、正しく学びましょう。
- 暗記をやめる
- インプットしたらすぐにアウトプットする
- 必要なことだけ学ぶ
1:暗記をやめる
プログラミングの学習では、暗記をやめる意識をもつことが大切です。
プログラミングは困ったときにすぐ調べられるので、暗記する必要がありません。
重要なのは暗記よりも、プログラミングの思考を身につけて問題解決する力です。
学習が非効率になってしまうため、「暗記しなければ」という考えは捨てましょう。
2:インプットしたらすぐにアウトプットする
インプットしたらすぐにアウトプットすることも、プログラミング学習で重要なポイントです。
ここでのインプットは何かしらを用いて勉強すること、アウトプットは学んだことを活かして自分で実際にプログラムを書き、制作物を作ることを指します。
プログラミング思考を身につけるためには、アウトプットが欠かせません。
しかし、手を動かしてプログラムを書く中で、1つの問題を解決するために何時間もかかってしまい、心が折れてアウトプットをやめてしまう人は少なくないのです。
ここでアウトプットをやめてしまうとプログラミングの思考が身につかず、いつまでも実務レベルには到達できません。
最短でプログラミングを仕事にするためにも、とにかく手を動かしてプログラムを書くことを意識してください。
3:必要なことだけ学ぶ
プログラミングを学習するときは、必要なことだけを学ぶように意識しましょう。
プログラミング初心者は完璧を追い求めて、必要のないことまで学習してしまう傾向があります。
ただ、プログラミングにおいて完璧は存在せず、どれだけ学んでも知らないことが次々と出てきます。
プログラミングは困ったときに調べれば解決できるので、学習段階で100点満点を追い求める必要はありません。
そのため、必要なことだけ学び、わからないことは都度調べるようにしましょう。
プログラミングを独学する5ステップ
プログラミングを効率よく学習するにはスクールに通うのがおすすめですが、なるべくお金をかけずに学びたい方もいることでしょう。
ここでは、「まず独学でプログラミングを頑張りたい」という方に向けてプログラミングを独学する手順を5ステップで解説します。
- 学習の目的を明確にする
- 必要な情報を集める
- プログラミング言語の基礎文法を学ぶ
- プログラミング言語以外の知識も身につける
- 実際に手を動かして制作物を作ってみる
STEP1:学習の目的を明確にする
プログラミングの学習を始めるうえで、目的を明確にすることは重要です。
目的を明確にすることで方向性がぶれにくくなり、モチベーションの維持にもつながります。
目的を決めるときは、「プログラミングを身につけて何を実現したいのか」を掘り下げて考えましょう。
たとえば、「プログラマーとして就職したい」「フリーランスのプログラマーになって月収50万円を達成したい」などです。
方向性を定め、学習のモチベーションを維持するためにも、まずは学習する目的を明確にしてください。
STEP2:必要な情報を集める
学習の目的を明確にしたら、必要な情報を集めて学習の方針を決定しましょう。
Web制作とWeb開発それぞれでどのような言語があるのか、必要な知識は何かを調べて、学習の大まかなルートを決めます。
Web制作はHTML、CSS、JavaScript、PHPなど必要な言語は決まっているため、順に学習していくとよいでしょう。
一方でWeb開発は、Ruby、Python、Javaなどたくさんの言語から最初に学習するものを選択する必要があります。
どの言語を学ぶかを決める際に重要なポイントは、技術領域や領域を意識して決めることです。
特にこだわりがなければWeb開発のバックエンドに必要なRubyやPython、Javaのいずれかから選ぶとよいでしょう。
STEP3:プログラミング言語の基礎文法を学ぶ
独学でプログラミングの基礎文法を学べる代表的な方法には、「学習サイト」「書籍」の2つがあります。
書籍は書かれている情報量が多く、初心者に必要のない情報もあるため、推奨はしません。
おすすめは、ProgateやUdemyといった学習サイトを使って学習する方法です。
まずはProgateでプログラミングとはどのようなものなのか、イメージをつかみましょう。
始めの部分は無料で利用できるうえ、有料版もスクールに通うことを考えるとリーズナブルなので、コストを抑えながら学習できます。
Progateでプログラミングに興味が持てたら、本格的に学ぶためにUdemyを使いましょう。
Udemyとは?
21万以上もの講座がある世界最大級のオンラインプラットフォーム。動画を視聴して学習できる。
Udemyは有料で講座が販売されているぶん、コンテンツの量が多く、実務につながる内容のものも多くあります。
講座は数千円から購入できるので、書籍を1〜2冊買って学習するのとコスト面での大きな差はありません。
スクールに通う費用を考えるとリーズナブルに抑えられるので、ぜひUdemyを活用してみてください。
STEP4:プログラミング言語以外の知識も身につける
プログラミング言語の基礎文法を学びつつ、言語以外の知識も身につけましょう。
プログラミングは、言語以外にも習得しなければならない知識やスキルがあります。
たとえば、Web開発であれば、フレームワークの知識が必須です。
フレームワークとは?
Webアプリケーションやシステムを開発しやすくするための便利なツール。よく使う機能が型として残されているため、コードを書く時間の短縮につながる。
最近のWeb開発では、フレームワークを使うことが多いため、プログラミングを使って仕事をするうえでは避けては通れないといえます。
フレームワークは言語ごとに用意されているため、自分が学習している言語に対応したものを学習しましょう。
・PHP → Larevel
・Python → Django
フレームワークはさまざまな技術が使われており、理解するためにはWebに関する知識が必要になります。そのため、次のような技術も学習しておきましょう。
・Command Line
・HTTP
・Git
また、JavaScriptを学習している場合は、JavaScriptに必要な「jQuery」と呼ばれるライブラリやWordPressの知識も欠かせません。
フレームワークや周辺領域に関する内容を学ぶときも、Udemyを使うことをおすすめします。
STEP5:実際に手を動かして制作物を作ってみる
プログラミング言語の基礎文法や必要な知識、スキルを身につけたら、実際に手を動かして制作物を作ってみましょう。
何を作ればよいのかわからないという場合は、まず真似をするところから始めてみてください。
Web開発であれば、XやInstagramなどのアプリケーションなどの真似をするのがおすすめです。
ここで重要なのは、すでにあるコードをコピーせず、自分で考えて手を動かしてプログラムを書いてみることです。
最初は大変ですが、スキルアップするために必要な工程なので、根気強く挑戦しましょう。
ただし、真似して作った制作物は公開したり、自分の実績かのように見せたりすることは法律上問題があります。
あくまで学習用として制作することを忘れないようにしてください。
特に独学はプログラムに問題があったときに質問できる人が近くにいないため、何時間も同じエラーに向き合わなければならないことも珍しくありません。
独学はお金がかからないぶん、挫折せずにやり遂げる難易度がかなり高い学習方法です。
ただ、「できるだけ挫折を避けたい」「できるだけ早くスキルを身につけたい」という場合は、スクールに通うことをおすすめします。
まとめ:未経験からでもプログラミングを学んで仕事にできる!
この記事では、ゼロから最短でプログラミングを学び、仕事にする方法を解説しました。
プログラミングは未経験からでも根気強く学習すれば本業にでき、高収入も目指せる分野です。
独学でも学習できますが、効率よく正しい筋道で学ぶためにはスクールに通うのがおすすめです。
ぜひプログラミングに興味のある方は、この記事を参考にして少しずつ学習を進めてみてください!
未経験からプログラミングを学ぶならデイトラWeb制作コースがおすすめ!
東京フリーランスは、1日1題のステップでWebスキルを身につけられる”デイトラ”を運営しています。
デイトラWeb制作コースは、実務レベルの本格スキルを学び、Web制作を仕事にしたい方におすすめのコースです。
HTML/CSSやjavaScriptを始めとした言語の基本からデザインカンプをもとにしたコーディング、WordPressのオリジナルテーマ作成まで、学習カリキュラムはなんと100日分!Web制作を網羅的に学べます。
また、中級・上級の最終課題はメンターによる課題レビューつき!品質を現場目線でチェックしてもらえるため、「自分は今どのくらいのスキルがあるのか」が客観的にわかります。
Web制作のスキルを身につけたい方は、ぜひデイトラWeb制作コースをチェックしてみてください!
とだこうき(@cohki0305)
株式会社デイトラCTO。会社員時代、業務の自動化を手掛けた事をきっかけにプログラマーの道へ。現在はWebスキル特化型オンラインスクール「デイトラ」を運営している。