Webデザイナーになろうとしている人は、次のような不安を感じているのではないでしょうか。
Webデザイナーって年々増えている気がする……
Webデザイナーは飽和しているって聞いたけど、実際どうなんだろう?
そこでこの記事では、「Webデザイナーは本当に多すぎるのか」について解説します!
これからWebデザイナーとして働いていきたいと思っている人は、ぜひご覧ください。
Webデザイナーが多すぎると言われる理由
Webデザイナーが多すぎると言われる理由は、以下の2つです。
- SNS上でWebデザイナー志望の人を見る機会が増えたから
- 「Webデザイナーになろう」と伝える広告やサービスが増えたから
順番に解説します。
SNS上でWebデザイナー志望の人を見る機会が増えたから
1つ目の理由は、SNS上でWebデザイナー志望の人を見る機会が増えたからです。
これは、Webデザイナー志望の人が
- SNSで学習状況を発信したり
- 実績をアピールしたり
といった活動をするのが一般的になったことが一因と考えられます。
コロナ禍の後、フリーランスを目指す人が急増しました。
それに伴い、
- 学習状況を発信してモチベーションを上げたい人
- 仲間を見つけたい人
- オンラインで仕事を受注したい人
などが積極的にSNSを活用するようになっています。
そのようなことから、SNS上でWebデザイナー志望の人を見る機会が増え、「Webデザイナーが多い」というイメージをもちやすくなっているのです。
「Webデザイナーになろう」と伝える広告やサービスが増えたから
2つ目の理由は、「Webデザイナーになろう」と伝える広告やサービスが増えたからです。
これは、コロナ禍をきっかけに在宅ワークの需要が高まり、在宅ワークをしたい人向けの教育サービスが勃興したことが一因と考えられます。
それに伴い、
- 「デザイナーになろう」
- 「未経験から最短でWebデザイナーへ」
- 「最速3ヶ月でWebデザイナーになれる」
といった広告やインフルエンサーの発言が目立つようになりました。
このような情報を目にすることで、「Webデザイナーが増えている」というイメージを多くの人がもちやすくなっていると考えられます。
このように、多くの人はWebデザイナーやその志望者を見る機会が増えています。
ここまでの記事を読むと、こう思った人もいると思います。
- 「Webデザイナーって本当に多すぎるんだ……」
- 「もう飽和してるから、今から参入しても仕方ないんだ……」
しかし、ここまでの話だけではそうとも言い切れません。
なぜなら、Webデザイナーが本当に多すぎるかを判断するためには、Webデザイナーの需要が増えているかも考慮する必要があるからです。
そこで、次の章では、Webデザイナーの需要が増えているかについて見ていきましょう。
Webデザイナーの需要は増えている?
では、Webデザイナーの需要は増えているのでしょうか。
以下、3つのデータから検証します。
- Webデザイナーの求人件数
- インターネット広告費
- 年間での企業設立数
順番に解説します。
求人件数
1つ目に、Webデザイナーの求人件数を見てみましょう。
出典:求人ボックス
求人サイト「求人ボックス」のデータによると、Webデザイナーの平均求人件数は、これまで高い水準を保っていることがわかります。
また、求人情報・転職サイト「doda」においても、Webデザイナーを含むクリエイティブ職の求人件数は、2023年に引き続き2024年も高い水準を保つと予想されています。
このことから、多くの企業がWebデザイナーを求めていると考えられます。
そのため、「求人件数」から見れば、Webデザイナーの需要は高い水準にあると言えそうです。
インターネット広告費
2つ目に、インターネット広告費を見てみましょう。
出典:電通報
電通報のデータによると、インターネット広告費は年々増え続けており、2023 年には3.3兆円を突破しています。
このことから、企業はWebサイトを通じた広報活動に多くの予算を投じていると考えられます。
インターネット広告費の増加に伴い、魅力的なデザインを提供できるWebデザイナーの需要がますます高まっているというわけです。
そのため、インターネット広告費から見れば、Webデザイナーの需要は増えていると考えられます。
年間での企業の設立数
3つ目に、年間での企業の設立数を見てみましょう。
出典:東京商工リサーチ
東京商工リサーチのデータによると、年間約14万社の企業が新たに設立されています。
新しい企業が設立されるたびに、企業のWebサイトや広告が必要となり、それに伴いWebデザイナーの仕事が増えると考えられます。
実際、中小企業にホームページの導入状況を聞いた調査では、「導入している」「導入を検討中」と回答した割合は、50%を超えています。
出典:ホームページ作成大学
例えば、年間14万社の企業が設立されているとすると、そのうち7万社以上がホームページを「導入している」あるいは「導入を検討中」という計算になるわけです。
さらに、SNSでのマーケティングが当たり前になった今、なおさら需要は増えていると言えるでしょう。
そのため、年間での企業設立数の増加に伴って、Webデザイナーの需要も増えていると考えられます。
このように、Webデザイナーの需要も増えていると考えられます。
ここまでの話を聞いてこう思った人もいるはずです。
- 「未経験から市場で求められるレベルのデザイナーになる方法を知りたい」
- 「未経験から仕事の絶えないWebデザイナーになるにはどうすれば良いの?」
そこで次の章では、未経験から仕事の絶えないWebデザイナーになるにはどうすれば良いかについて解説します。
未経験から仕事の絶えないWebデザイナーになるには
未経験から仕事の絶えないWebデザイナーになるにはどうすれば良いのでしょうか。
結論から言うと、以下の5つが重要です。
- デザインの引き出しを増やす
- とにかく量をアウトプットする
- 制作物にフィードバックを受ける
- ソフトスキルを鍛える
- スキルやデザインに対する姿勢を外から見えるように可視化しておく
順番に解説します。
デザインの引き出しを増やす
1つ目は、デザインの引き出しを増やすことです。
そのためには、デザインの基本的な理論を学ぶだけでなく、
- 本を読む
- SNSで情報をリサーチする
- Pinterestでジャンル別に参考デザイン集を集める
- 街で見かけた良いデザインの看板を写真に撮る
などして、デザインに関する情報を集めておきましょう。
インターネット上にある画像や写真、動画などをまとめて保存したり共有したりできるWebサービスのこと。
そして、それらを単に集めるだけでなく、何が良いのかをきちんと言語化する訓練が必要です。
そうすることで、デザインの引き出しが増えていきます。
デイトラWebデザインコースでは、このような言語化の訓練を通して、デザインの引き出しを増やすことができます。
とにかく量をアウトプットする
2つ目は、とにかく量をアウトプットすることです。
デザインの理論を学ぶだけでは、実践的なデザイン力は身につきません。
学んだ知識を活かすには、実際に、とにかくたくさんデザインを作ることが重要です。
デイトラWebデザインコースでは、課題だけでなく、デザインコンペやウィークリーデザインなど、実践的なトレーニングを詰める機会を数多く用意しています。
これらのトレーニングを通じて、デザインのアウトプット量を増やすことができます。
制作物にフィードバックを受ける
3つ目は、制作物にフィードバックを受けることです。
デザインをアウトプットしっぱなしでは、スキルの向上は望めません。
制作物について、上級者からフィードバックを受けることが大切です。
また、同じ題材に対する他の人のアプローチを見たり、素人目線でのコメントを聞いたりすることも、デザインスキルの向上に繋がります。
- メンターによるフィードバック制度
- 同じWebデザイナー志望者が集まる活発なコミュニティ
があるため、充実したフィードバックを受けることができます。
ソフトスキルを鍛える
4つ目は、ソフトスキルを鍛えることです。
ソフトスキルとは
コミュニケーション力や提案力など、仕事を進めるために必要な基本的なスキルのこと。
優れたデザインが作れるだけでは、仕事が絶えないデザイナーにはなれません。
デザインスキルと並行して、クライアントワークの心得や対応力を磨くことが必要です。
デイトラでは、カリキュラム内で実務を始めるにあたって重要なポイントを解説しているほか、特別講義や現役フリーランスが3ヶ月間みっちり教える営業支援コースなども用意しています。
出典:デイトラ営業業支援コース
これらを通じて、ソフトスキルを鍛えることができます。
スキルやデザインへの姿勢を発信する
5つ目は、スキルやデザインへの姿勢を発信することです。
営業を始める前にポートフォリオを用意するだけでなく、
- 日々の学習内容
- 制作物
- 参考になったサイト
などをSNSやブログで発信しておくと、発注者からも評価されやすくなります。
実際、デイトラでも、SNSやブログでの発信が仕事につながったという人は多いです。
日頃から自分の作品や仕事に対する姿勢を発信することで、
- 「この人は努力家だな」
- 「この成長スピードはポテンシャルあるな」
- 「デザインの世界に夢中になっている人だな」
といったように、点ではなく線で評価されるようになります。
以上、未経験から仕事の絶えないWebデザイナーになるにはどうしたら良いかについて5つのポイントから解説してきました。
デザインに真剣に向き合っている人の熱は必ず伝わります!
一方で、「お金のためだけ」「流行っている副業だから」という理由でデザインに取り組んでいる冷めた態度も、必ず伝わってしまいます。
Webデザイナーの需要は間違いなく伸び続けているので、少しでも興味のある方は、まずは自分がデザインを楽しいと思えるかどうかを試してみるのがおすすめです!
そんな人のために、未経験からデザインを学ぶための入門書として「デザインのミカタ」を紹介しておきます!
「デザインのミカタ」とは
無限の「引き出し」とデザインの「センス」を手に入れるというコンセプトのもと、プロのデザイナーならではの視点や考え方をわかりやすく示してくれる良書。それぞれのデザインが、全てカラーで豊富に例示されており、初心者でもデザインについて見やすく楽しく学べる。
これを読んでデザインに楽しさを感じたら、最高の学習環境を用意しているデイトラWebデザインコースの受講も検討してみてください。
まとめ:Webデザイナーになりたい人は増えているが、仕事を取れるレベルの人はまだまだ不足している!
本記事では、Webデザイナーが多すぎるのかについて解説しました。
結論を言うと、たしかにWebデザイナーになりたい人は増えていますが、仕事を取れるレベルの人はまだまだ不足しているのが現状です。
Webデザイナーの需要が高まっているからと言って、全てのWebデザイナーがその需要に応えられるスキルがあるわけではありません。
これからWebデザイナーを目指す人は、自分に足りないスキルを把握し、それを習得するための努力を惜しまないことが大切だと言えるでしょう。
仕事を発注する人から見れば、本当に仕事を任せられるレベルの人は実はまだまだ少ないのです。
仕事に繋がるスキルを学んで、仕事の絶えないWebデザイナーになっていきましょう!
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- デザインを言語化して、デザインの引き出しを増やす取り組み
- デザインコンペやウィークリーデザインなどを通した実践的なトレーニング
- 制作物にフィードバックを受けられるメンター制度や活発なコミュニティ
- クライアントへの対応や営業など、ソフトスキルに関する重要ポイントの解説
- スキルやデザインに対する姿勢をアウトプットしやすい環境
など、Webデザイナーの仕事に繋がる最適な学習カリキュラムを用意しています。
Webデザイナーとして活躍するためには、デザインスキルだけでなく、現場で通用するスキルを身につける必要があります。
しかし、そのようなスキルを独学で習得するのは簡単ではありません。
デイトラWebデザインコースでは、現役デザイナーとして活躍するメンターが、添削を通してプロならではの視点で改善点を伝えたり、質問に答えたりしています。
そのため、Webデザイナーとして着実にスキルアップを目指せます。
また、デイトラは、1日1題のステップに分けられているので、「どこから学んだら良いのだろう……」と迷うことはありません。
とはいえ、どんな講義か分からないと不安ですよね?
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ショーヘー(@showheyohtaki)
株式会社デイトラ代表。フリーランスプログラマーを経て、起業。受講生2.5万人以上のオンラインスクール「デイトラ」を運営している。現在は、XやYouTubeなどを通して、未経験から”手に職”をつけたい人のために役立つ情報を発信中。