今や「Webのスキルは民主化した」と言っても過言ではありません。未経験者でも学習を重ねれば、誰でもWeb制作などのスキルを手にできる時代となりました。
ただ、「スキルを身に付けること=ゴール」とは言えません。スキルの習得はあくまでスタートラインであって、大事なのは自分の価値をクライアントさんに知ってもらうこと。つまるところ、営業力です。
そこで今回は、Web営業に特化したオンラインスクール「WSSクラス」を運営するゆいとさん(@Yuito_NOSIDE)に、「Web制作における営業の極意」を突撃取材してきました!
「ノマド生活がしたい」という夢をWeb制作で実現し、単月の受注額も200万円を超えるようになったゆいとさん。そんな彼が意識していた「案件の取り方」を、今回はしっかりと伺っています!
これからWeb制作を勉強して案件を獲得していきたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
初芝賢(@hatushiba_ken)
2016年に早稲田大学政治経済学部卒業後、日本IBMにITスペシャリスト職として入社。チームリーダーとしてプロジェクト推進・提案活動に従事。その後2018年にWebデザインベンチャーにマーケターとして参画。2019年に合同会社東京フリーランス立ち上げ後はマーケティング戦略の立案からWebメディアの編集、広告運用のディレクション、LPOなどマーケティング業務全般を行っている。
ゆいとさんがWebのスキルを習得してフリーランスになった2つの理由
早速ですが、ゆいとさんは今どんな活動をしているんですか?
メインの事業はWeb制作やSNS運用のコンサルですが、その傍ら「WSSクラス」というWeb営業に特化したオンラインスクールの運営にも携わっていますね。
WSSクラスとは?
SNSからスタートしたWeb営業特化のオンラインスクール。制作会社を介さず直接エンドクライアントへ営業する方法などが学べる。同スクールでは限定の動画コンテンツやウェビナーなどが提供されている。
そもそも、ゆいとさんはなぜWebのスキルを習得しようと考えられたのでしょうか?
そのきっかけを教えていただきたいのですが…。
1つ目が「海外に行きたかったこと」、そして2つ目が「ノマド生活がしたかったこと」ですね!
1.どうしても海外に行きながら仕事がしたかった…。
大学院を卒業後は日産自動車で機械系エンジニアとして働いてましたが、日産に入社したのも「海外に行きたい」という動機が強かったんです。
ゆいとさんの原動力は「海外」にあったんですね…!
ただ後で振り返ると、「本当にすぐに海外になんて行けるの?」と疑問に思ってしまったんです…。
結局、入社してすぐに海外へ出張したり駐在したりする夢は叶いませんでした。
たしかに、大企業で新卒からすぐ海外へ駐在させてくれる会社はそう多くはありませんよね…。
2.時間や場所に囚われず自由な働き方がしたかった
当時はSNSでも「パソコン一つで世界を旅しながら働く」といった「ノマド」のようなスタイルが流行ってたんですよ。
じゃあゆいとさんは「スキルを磨いて収入を上げたい!」というよりは、「自由にノマドがしたい!」といった想いの方が強かったんですか?
当時から収入的なコンプレックスや会社への不満は一切なく、むしろとても楽しかったです。
ただ、「時間にとらわれずに働いて自由に暮らしていきたいな」という願望の方が強くありましたね。
Web制作のスキルを身につけて念願の「ノマドフリーランス」へ
ノマドで活躍するインフルエンサーを見てWeb制作に興味を抱く
Vlogを撮るためにとりあえずMacbookとカメラを購入して、韓国やタイにいって動画撮影をしてみたんです。
そんな矢先、かりんさん(@okarin0720)が自身のYouTubeチャンネルでアップしていたWeb制作に関する動画を見て、初めてWeb制作の仕事を知りました。
それを見て「自分にも絶対に出来る!」と思いWeb制作をやってみたんです。
デイトラでWeb制作の勉強を始めて”3日後”に初案件を獲得!?
その後、どうやってWeb制作の勉強を始めたんですか?
僕がWeb制作に興味を持っていた時から、Twitter上では「Web制作の学習をするならデイトラだよね」という風潮があったんです。
驚きです、ありがとうございます!
はやい!!(笑)
当時は平日でも1日5時間くらいをWeb制作の勉強に充ててたんです。
それが普通よりもかなりハイペースで案件を獲得できた要因かなと思いますね。
最速でWeb制作の案件を獲得するまでにやった3つのこと
3日で案件を獲得された裏には何か秘訣などがあったのでしょうか…?
- Twitterで進捗を発信した
- オフラインで人と繋がった
- ビジネスマナーを徹底した
1.Twitterで進捗を発信する
Web制作で学んだ内容や進捗を日々Twitter上で発信してたんですが、結果的にそれが案件獲得に繋がりました。
そこで僕が思い切ってその方に営業をかけてみたら、「いつも頑張ってる姿を見ているし信用できそうだ」と、コーディングの仕事をくれました。
Twitterの発信って誰に見られてるか分からないものですね!
実はクラウドソーシングはあまり使ったことがなく、制作会社への直営業もあまりしたことがありません。
元からクラウドソーシングは避けていたんですか!?
実際それでも案件は取れたので、そのやり方で間違いないと思えました!
2.とにかくオフラインで色んな人と繋がった
オフラインで一度話しておくと、その後もコミュニケーションが取りやすくなりますし、信頼関係も生まれやすくなります。
僕も仕事は全体の90%程がオフラインの繋がりから生まれてるんですよ。
たとえば過去にも、イベントで知り合った制作会社の社長さんと食事に行き、その後社長さんが募集していた案件に僕からDMして仕事を頂いたこともありますし…。
オンラインが主流の時代にも関わらず90%以上がオフラインってすごいですね…。
3.ビジネスマナーを徹底する
僕自身、フリーランスで活動する今も企業で培ったビジネスマナーを特に意識していますし、それが他の方と差別化できるポイントだったんじゃないかと感じていますね。
僕も誠意ある人にお仕事を頼みたいと思いますし、大切なのはスキルだけではありませんね。
特にフリーランスは礼儀やビジネスマナーを意識すれば、他の人と差別化を図りながら仕事を取っていけると思っているので。
初心者がWeb制作の案件を獲得するために必要な3ステップとは!?
では、これからWeb制作初心者が実際に案件を獲得していくなら、具体的にどんなステップを踏んでいけば良いのでしょうか?
フリーランスとしてこれから案件を獲得していくのであれば、まずは正しい営業方法についてちゃんと知っておくべきでしょうね!
ただ、初心者の方には「営業」と言われても具体的なイメージがつきにくいと思うんですが、実際どのようなプロセスを踏むのでしょうか…?
- ポートフォリオを作る
- 営業力をつける
- 実際に営業する
1.まずはポートフォリオを作ろう!
発注者は、受注者が「どんなスキルを持っているのか」「どんなものが作れるのか」をまず一番に気にしていますが、そこで判断材料となるのがポートフォリオなんです。
例えばクラウドソーシングでの案件や制作会社への営業などでポートフォリオを送る際は、
・自分がどんな人なのか
・実績やスキル
・コーディングのレベル
などを考えて記載しておくと良いでしょう。
2.営業力をつけよう!
実際いくらWeb制作に関するスキルを身に付けたとしても、自分の存在やスキルをお客さんに知ってもらわなければ意味がありません。
仮にデイトラの卒業生が100人いたとしても、卒業後のスキルは皆そこまで大きく変わらないはずなんですよ。
だからこそ、自分を差別化するにはWeb制作のスキル以外に「営業力」が問われると思うんです。
僕も営業力はめちゃくちゃ大事だと思っていますが、やっぱり営業って場数が大事なんでしょうか?
多くの人は10件営業メールを送って返信が無かっただけで「もうダメだ」と思いがちなんですが、それではまだまだ数が足りません。
3.実際に営業をする
エンドクライアントとは?
Web制作の案件を実際に依頼している依頼主のこと。クラウドソーシングや制作会社はエンドクライアントからの発注を取次している仲介者であり、直接的にWeb制作を依頼してお金を支払うエンドクライアントではない。
いきなりエンドクライアントに営業するんですか!?
一般的には「クラウドソーシング」→「制作会社」→「エンドクライアント」の順番に営業していくものだと思ってたんですが…。
なので「まずはクラウドソーシングから」と決め付けてしまうの早いですよ!
ところで、ゆいとさんの運営する「WSSクラス」では具体的にどんなことをされているんでしょうか?
実際の営業の仕方についてやディレクション、ビジネスマナー、提案文の作り方など、営業時に使える内容が全て揃えられているイメージですね。
それに『顧客満足を獲得するためのマーケティング』も学べます。
営業に特化してそこまで学べるオンラインスクールは僕も見たことありません。
WSSクラスに入っていただければ、エンドクライアントから案件が獲得できるように全力でサポートします。
なのでWeb制作で営業力を磨きたい方には、ぜひ参加していただきたいですね!
さいごに:Web制作のスキルを磨けば個人で自由に生きていける
僕もWeb制作だけで生活ができていますし、Webのスキルがあればどこで仕事をしても自由です。
ノマド生活羨ましい…(笑)
隣で頑張っている人がいると、さらに自分も頑張れるようになるので!
ゆいとさん、本日はありがとうございました!
【PR】未経験からWeb制作を勉強するなら「デイトラ」がおすすめ!
東京フリーランスでは、未経験でも楽しく学べるオンラインスクール”デイトラ”を運営しています!
デイトラの「Web制作コース」では、Web制作に関する基本や応用はもちろん、実際に案件を獲得する方法から稼いでいくノウハウまでの全てを網羅しています。
デイトラはメンター陣も豊富↓
今後Web制作のスキルを身につけて稼げるようになりたい人は、是非デイトラのWeb制作コースを受講してみてください!
ゆいとさん(@Yuito_NOSIDE)
Web営業特化のスクール「WSSクラス」運営。東北大学を修了後は新卒で日産自動車に就職する。その後はデイトラでWeb制作のスキルを勉強し、26歳で独立。現在は国内を転々としながら生活している。