今回は、東京フリーランスのCEOを務める船越(@ryota_funakoshi)に突撃取材してきました!
いまや複数の会社を経営する社長として活躍し、過去はフリーランスデザイナーとして月収340万円を稼いだ実績もある船越ですが…全てが順風満帆だったわけではありません。そこには、彼にしか経験できない壮絶のストーリーがあったのです。
「月400時間労働で月給4万円」「直前で内定を蹴って就職浪人」という“人生の修羅場”を乗り越えて見つけた「デザイナーとしての生き方」について、今回は船越から根掘り葉掘り聞いてきました!
・どんな人がデザイナーに向いているのか
・船越が実際にデザイナーで月収300万円以上稼いだ方法
これからデザイナーになりたい…。
フリーランスのデザイナーとして独立したい…。
と考えている人は、是非最後まで読み進めてみてください!
初芝賢(@hatushiba_ken)
東京フリーランス編集長。現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。
- 1. 起業を決意したのは「高校1年生」のとき。
- 2. 学生時代は手に職をつけたくてゲーム制作サークルへ
- 3. 「成果が見えやすいこと」こそがデザインの魅力
- 4. 月400時間働いて月給は“たった4万円”の辛いインターン時代
- 5. 自ら大企業の環境を捨て、“見切り発車”で独立へ
- 6. 月収4万円から11ヶ月で月収340万円のデザイナーへと成長した3つのフェーズ
- 7. デザイナーとして稼ぐなら、まずは「できます」と宣言するべき
- 8. デザインを突き詰め、憧れだった起業を実現させる。
- 9. さいごに:デザイナーの勝機は無限大!
- 10. まとめ:「行動力」こそが新たな道を切り開く!
- 11. 【PR】Webデザインを学べるオンラインスクール「デイトラ」!
起業を決意したのは「高校1年生」のとき。
何があったの!?
そこから一気に自分のマインドブロックが外れて、「身近にいるおばさんでも起業できるんだ。よし、おれも将来絶対に起業しよう!」と思ったかな。
だから高校1年生にして、起業したいと思うようになったんだね!
学生時代は手に職をつけたくてゲーム制作サークルへ
でも起業するのに、なんでゲーム制作サークルを選んだの?
ゲームって作った物がすぐに可視化されるし、そこもすごいなと思って。
インプットばかりで全然行動が伴わなっていないなと思ったんだよね。
だから、インプットだけじゃなくアウトプットもしていきつつ、地に足のついた技術が欲しいと思って。
当時はゲーム作りをメインに活動しているサークルがあまりなかったし、せっかくだから勉強しながら作ってみようかなと。
「成果が見えやすいこと」こそがデザインの魅力
デザイナーのどんなところに魅力を感じたの?
ハッカソン(Hackathon)とは?
ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語。
エンジニアやデザイナーがチームを組み、短期間でテーマに沿ったサービスやシステム、アプリなどを開発していくイベントの一種。
自分の作ったものを褒められることがすごく嬉しかったんだよね。
そこで、デザインって成果が見えやすいし、綺麗なものを作れるし、すごく良い仕事だなって思ったかな。
すぐに成果が出るものじゃないってことは分かってたんだけど、やっぱりそれに耐えられなくて…。
田舎に住んでる時はなんでもDIYで作ってたし、高校は料理部でお菓子を作ってたから(笑)
学祭でマドレーヌを一日で300個作ってたこともあったよ(笑)
その時の売り上げが、確か1日で3~4万くらい。
月400時間働いて月給は“たった4万円”の辛いインターン時代
時給100円で働かされる日々…
事前のインターンで気づかなかったの!?
上司が「おまえの部屋貸してくれ」と言ってきて、急に僕の家に来てデリ○ル呼んだりするくらい(笑)
え、その時ふなっしーはどうしてたの?
それだけ働いて、月の給料はどれくらいだったの?
月400時間働いて月給4万円だったよ。
他の人もみんな体調崩しまくってたし、このままだとホントにヤバイなと思ったから思い切って辞めたね。
就職先がゼロとなり、絶体絶命のピンチに…
もう浪人確定じゃんそれ…。
その後どうなったの?
この経験は起業してからも役に立ったし、「この人怪しいな」っていうのがすぐわかるようになったね。
自ら大企業の環境を捨て、“見切り発車”で独立へ
それはどうして?
その会社で10〜20年働いて、本当に自分が目指していた未来が実現するのか不安になったね。
学生時代からずっと起業したいと思ってたし、変化が少ない大企業にずっといても、なかなかアクションを起こせないと思って。
社内でデザインの仕事もしてたし、「なんとかなるだろ!」って思ってたので、見切り発車で辞めたね。
「やってみなきゃわかんねーだろ!」の精神で辞めたし、「これ、しくじったら死ぬかもなー、でもまぁいいや!」って思ってた(笑)
月収4万円から11ヶ月で月収340万円のデザイナーへと成長した3つのフェーズ
4か月後には60万円を達成して、11か月後には340万円に達するようになったし。
とは言っても、土日問わず朝から晩まで働いてたからね。
多分月に400時間くらいは働いてたけど、ブラック企業で働かされた経験のおかげで、長時間労働はもう平気だったよね。
ここでも過去のブラック労働の経験が活かされてる(笑)
1つ目が「yentaで人に会いまくる」こと、2つ目が「超速デザイナー」として自分を売り込んでいくこと、そして3つ目が「チームを作って仕組み化する」ってことだね。
- yentaで人に会いまくる
- 超速デザイナーとして自分を売り込む
- チームを作って仕組み化する
順番に聞かせてほしい!
1.まずはyentaを使って人に会いまくる
「ぼく、デザインやってます!」みたいな感じで。
出典:yenta
だけど、ただ会うだけだと少し効率が悪かったから、企業の決裁者や、自ら仕事を生み出しているような人たちに絞って会うようにしたかな。
2.超速デザイナーとして自分を売り込む
まだまだ若かったし、とにかく見た目で損をしないように気をつけていたね。
3.チームを作って仕組み化する
これが「チームを作って仕組み化する」っていう3つ目のフェーズなんだけど、手伝ってくれる仲間を増やしたことで、受けられる仕事のキャパも確実に増えたかな。
なのにすごい!(笑)
デザイナーとして稼ぐなら、まずは「できます」と宣言するべき
そして「できます」と宣言していただいた案件を、死ぬ気で帳尻合わせながらやってた。
何かエピソードがあったりする?
年末年始も毎日徹夜して、正月返上でやりきったよ。
できると宣言して死ぬ気で帳尻合わせれば、大抵のことはできちゃうし、大きく自分を成長させられるのかなって。
デザインを突き詰め、憧れだった起業を実現させる。
それだけたくさん案件を抱えながらチームを組んでやってたら、もはやフリーランスという域を越えてるよね…。
会社を立ち上げてからは節税対策ができるようになったし、比較的高額な案件も獲得できるようになったね。
何もかも手探りでやってたんだけど、人を雇うと固定費がかさむし、ずっと通帳をみて生活してたね。
これまでは、VCや投資家の方々からの紹介で社長達に会えてただけだったし。
さいごに:デザイナーの勝機は無限大!
でも、サービスにデザインはつきものだし、需要は絶対にあるよね。
今はそれをたった1万人のデザイナーで回してるって感じ。
「売れるデザインを作れます」と言えるようなマーケターの視点も持てるデザイナーなら、単価は跳ね上がっていくだろうし。
迷ってる人ほど行動ができていないし、行動してないから判断基準を持てず、さらに迷っちゃう。
だから、まずはどんどんと行動するべきだね!
まとめ:「行動力」こそが新たな道を切り開く!
フリーランスデザイナーとして月340万円稼いだり、高校一年生で夢みた起業を実現したりと、どんどんと自分のステージを上げてきた船越ですが、その裏にあったのは“たしかな行動力”でした。
仕事を獲得するためにひたすら人に会ったり、とりあえず「できます!」と宣言して、死ぬ気で案件を実行したり。
そんな地道でひたむきな行動が、今の船越を作ってきたのではないかと思っています。
みなさんも、「行動すれば道は開ける」と信じながら、デザインの勉強を進めてみてください!
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東京フリーランスでは、未経験でも楽しく学べるオンラインスクール”デイトラ”を運営しています!
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船越良太(@ryota_funakoshi)
デザイン会社株式会社蒼代表。
IBM→フリーデザイナー→経営者。UI/UX、Webデザインが専門。
Twitterやブログではデザイナーとして腕一本で生きる知識とトレンドを発信している。