突撃フリーランスインタビューでは、現役で活躍しているフリーランスのリアルや意外な素顔に迫っていきます!
初芝賢(@hatushiba_ken)
東京フリーランス編集長。
現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。
東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。
- 1. 20年前にエンジニア就職したが…?
- 2. ライターになったのはパソコンがぼろかったから!?
- 3. ひたすら書き続けた一円ライター時代
- 4. 17時間執筆生活ののち、高単価ライターへ
- 5. 「なんとしてでも自分の人生を拓いて行くぞ」というモチベーション
- 6. noteマガジンの安さの理由は”ツムツム”になるため
- 7. 格安なのに、収益は受託と変わらない。
- 8. ライターは「最高の仕事」
- 9. 「圧倒的なトップに立ちたい」
- 10. 高単価案件を獲得するコツとは?
- 11. 格差が広がるライター業界
- 12. 提案文をしっかり書けない人がとても多い
- 13. フリーランスはギャンブル!どこかで大きく賭けるべし!
- 14. トップの人は実行力が高いし、人を変える力もある。
- 15. 「使い勝手のいいライターでありたい」という意識
- 16. 「作家は最後の職業」
- 17. ライターになりたい方は必見!豪華8大特典をプレゼント!!
- 18. 市場に求められるWebライターを目指すならデイトラがおすすめ!
20年前にエンジニア就職したが…?
エンジニア就職したときの経緯について教えてください。
プログラマーとして入社したんですが、当時は女性のエンジニアなんてほとんどいませんでした。
でも、「これからはコンピューターの時代かな」と思っていたため、職業訓練校でIT系の勉強をしてエンジニアになりました。
あと、当時は2000年問題で「2000年になったらプログラムがおかしくなる!」と言われていたたため、エンジニアは需要あったんですよ。
就職氷河期なのに、エンジニアだけは需要があった状態です。
面白かったので、これで10年くらいやってみようかなと。
それから転職したり東京に出たりして、ある時にフリーランスとなりました。
ライターになったのはパソコンがぼろかったから!?
ちなみに、フリーランスエンジニアにはなろうと考えましたか?
でも、パソコンがぼろくてできなかったんですよ。
当時は17000円の安いパソコンを使っていたため、開発したいけどできなくって。
それでライターを始めました。
2010年ならともかく、今だとクラウドがとても発達していて開発しやすい環境ですからね。
ライターをやって稼いでからエンジニアに戻るということは考えていましたか?
というのも、ずっと会社員としてエンジニアをしていたので、稼げるというイメージがなかったんです。
当時はフリーランスエンジニアで稼いでいるって人が目立ってなくて、情報もありませんでしたし。
ひたすら書き続けた一円ライター時代
ライターとしてデビュー直後はどんな働き方をしていましたか?
ずーっとひたすら書き続けていました。
それでもやっぱり文章を書いてお金が入ってくるのが面白くって。
「これで30年続けられたらいいな」と思っていました。
私の世代だとmixiを通り過ぎているので長めの日記を書いたりしていました。
あと、私は高卒で就職してから働きながら大学に入学したんですが、そこで論文も書いていましたね。
じゃあ、特別めちゃくちゃ文章書くのが好きとかではなかったんですね。
何かバックグラウンドがあるとかではないですね。
「ライターって昔から文章得意じゃないとできないんでしょ?」って言われたりしますからね。
17時間執筆生活ののち、高単価ライターへ
「面白い!」って言ってもらえるのがやっぱり嬉しくって。
パソコン越しではありますけど、目の前の人に喜んでもらいたいという気持ちはありましたね。
「女心はリバースエンジニアリングできない」と”ひねり”を用いた例。
そのコツって何かありましたか?
その時は朝6時に起きて23時頃までやってました。
その結果、稼ぎも数倍になりました。
あっさり言ってるけどすごい!!
コツコツメール営業をして、情報を広げて、頭を下げて。
人にも紹介してもらったり。
「なんとしてでも自分の人生を拓いて行くぞ」というモチベーション
「文章を仕事にしたい」というより、「なんとしてでも自分の人生を拓いて行くぞ」という想いがありました。
あとはパソコンが動かなかったので文章しかなかったという。
そのあたりお聞かせください。
20年前のIT業界だとそれ一本にずっと熱中してきた人も多かったので、女子高生上がりだと話が合わなくって。
それで10年くらい人間関係に悩み続けて、最後は休職しました。
今みたいに大企業を辞めてブランディングというのもないですし、氷河期世代だから「正社員じゃなきゃ」という風潮があって。
その後経理もやったんですけど病気になっちゃって。
それで「家でも働けるようにならなきゃ」と。
そんな風に35までパッとしなかったので、今ちやほやされていることに違和感があります(笑)
ふわっとした理由だと力にならないというか。
noteマガジンの安さの理由は”ツムツム”になるため
それも月350円というかなり安い価格で。
あれだけ安い価格で提供している理由はなんでしょうか?
名もなきライターさんのnoteマガジンはこちら⇒名もちゃん気まぐれマガジン
たとえば、スーパーマーケットは卵牛乳豆腐を安くしていますけど、あれは日用品を安くすることで「私たちはあなたの味方ですよ」というメッセージを送っているんですよ。
1920年台にアメリカのスーパーが、地元の商店を駆逐する上で、戦略として取られていると。
「味方ですよ」と口で言いながらも高い価格を取ってしまうと矛盾したメッセージを送ることになります。
なので350円でやっていますね。
東京フリーランスも似た思想ありますよね。
情報を売ることの善悪は置いておいたとしても、ファンを集めて超高額商材を売りつけるのは「違うな」という考え。
私は”ツムツム”であって欲しいと言われたことがあるんですよ。
広く課金してもらって、面白くって愛されるというものですね。
一部のソシャゲみたいに一人からエグく取るモデルだとグロース(成長)もしないですしね。
格安なのに、収益は受託と変わらない。
noteに割く時間を企業からの仕事にあてた方が稼げるということはありませんか?
毎日1000文字を30日やっているので、1文字7円としたら21万円分の作業量。
マガジンの読者が600人いるので、350×600=21万円。
意外と受託と変わらないんですよ。
そうなると損益分岐点超えてるから、あとは利益が増えるだけですもんね。
サブスクリプション(定期購読型ビジネス)の本を読むと、フォロワーの1%程度が購読者になるって書いてるんですけど。
でも、現状私のフォロワーの8%の方が課金してくれてるんですよね。
ここまで伸びるとは思っていなかったですね。
去年の六月に体調を崩したんですけど、医者に「食生活が悪いから改善しなさい」って言われたんですね。
でも、東京に出てからほとんど自炊なんかしてなかったらかどうしようってなって。
その時にTwitterでレシピを聞いたらたくさんの方にメッセージ頂いたんですね。
最初の3~4か月は無料でやっていたんですけど、さすがにきつくなって。
それで課金制にしたら、ワーッと登録してもらえた形ですね。
そういった想いや経緯があの値段設定の背景にあったんですね。
ライターは「最高の仕事」
楽しいし、自由だし。
もっと早く出会いたかったです。
いい文章書きたいぞ、という想いが。
そこの職人的な追及感がありますね。
プログラマーが「いいコード書きたい」というのと同じかもしれないですね。
自由に書いて、アクセス送って、読者にも喜ばれる。
そんな仕事をもっと増やしていきたいです。
「圧倒的なトップに立ちたい」
自由さ、送れるアクセス、読者貢献、金額で。
誰も追いつけないくらい頑張りたいですね。
正直、ライターだと月30万円稼いでいるという人でも相当珍しいと思います。
その何倍稼いでるんだって話ですから。
以前も「守りに入るな文章に出るぞ」と書かれていましたよね。
そろそろ守ってもいいんじゃないかと個人的には思うんですけど(笑)
あとネガティブな理由になっちゃうんですけど、「家から出たくない」という想いが強いんですよ。
東京に夢を持って出てきたんですけど、仕事で嫌なことがあったり、病気になっちゃったり。
だからあまり家から出たくないんですよ。
この生活をまっとうしたいんです。
高単価案件を獲得するコツとは?
名もなきさんってかなり高単価の案件を受注していますよね。一文字10円とか。
クラウドソーシング系だと1文字1円以下の案件が多い中、飛びぬけて高いですよね。
高単価の案件を獲得するコツはあるのでしょうか?
私の場合「何で検索しても上位で出てくる」って言われるんですよね。
全然関係ない不動産とかでも一位ですよって言われて。
おそらく、その並び順は売上の総額が関係しているんですよね。
ヘビーユーザーを優先しているという。
でも、普通だと自分の単価や実績って見えないんですよね。
ブログからの受託だと、書いている実績が本当か嘘かわからないですし。
ランサーズだとそれが見えますから。
ブログにも「ぜひ書いてください」ってチラホラ来ますし。
本当に半々くらいです。
格差が広がるライター業界
私が書いていた五年前は、文字単価一円が最低ラインだったような気がするんですけど。
でも、最近では一円にも満たない案件が増えていると聞きますね。
ただ、サロンを開いたら一杯入ってきて。
一円が争奪戦になっていると聞きますね。
さすがにそれは放っておけないのでなんとかしなきゃと思っているところです。
結構切羽詰まった感じで「稼ぎたいんですけどどうすればいいですか」と聞かれて。
それで現状を聞いてみたら、0.35円で大量の納品を迫られているという状況でした。
さすがにそれだと技術でどうこうってレベルじゃないので、少しでも単価が高い案件への切り替えを勧めました。
そういう人に限っていい人に見えるんですけど、お客さんとしてはいいお客さんじゃないので。
乗り換えていくべきだと思いますね。
提案文をしっかり書けない人がとても多い
案件取れないという人は提案文が適当だったり、募集文章自体をよく読んでいないことが多いですから。
メディア名を間違えないとか、基本的なところをしっかり抑えるのが大事ですね。
僕もクラウドソーシング系でよく発注していたんですが、提案文をちゃんと書いてくれる人は30%もいない印象ですね。
テンプレも用意しているのに無視して「よろしくお願いします」だけとかもざらですし。
逆に、メッセージのやり取りでいいなと思った人にはずっとお願いしたりしてたんですけど。
そういう当たり前のところがとても大事ですよね。
フリーランスはギャンブル!どこかで大きく賭けるべし!
ただ、フリーランスというのはギャンブルなんですね。
信用という賭け金を積んでいくという。
私の場合、ランサーズがくると思った瞬間、そこに全賭けしました。
TVもお菓子も漫画もやめてひたすら書きまくったんですね。
負けたら負けたでもう一回やり直せばいいので。
なのでみんな賭ければいいと思います。
トップの人は実行力が高いし、人を変える力もある。
違う人の話になりますが、ブロガーで最近はYouTubeもやっているマナブさん(@manabubannai )も似たところありますよね。
時流を見極めて一点張りするのがとても上手いという。
ブログも毎日更新を何年も続けて結果出していますし。
マナブさんと話してた時に、「永江一石さん(@Isseki3)が『どんなに辛くても、しがみついてでもブログを毎日書いて仕事を取れ』と書いてたよ」っていう話をしたんですね。
それで毎日更新を始めたんだとか。
それにしても実行できるのが凄い…。
「使い勝手のいいライターでありたい」という意識
働き方改革でお客さんが帰るのも早くなるから、19時で帰りたいのに17時に原稿送らせたりメールしたりはしない。
「お客さんを早く帰らせてあげる」という意識が大事になりますね。
私は三時に起きて仕事をしていて、「なんでそんなに早いんですか?」って言われることがあるんですけど、お客さんが九時に出社してるんですね。
だから、出社までに原稿を入れておきたくて。
使い勝手のいいライターでありたいと思ってるんです。
「作家は最後の職業」
死刑囚でもできると言われていますし。
村上龍先生が「作家は最後の職業」と言ってるんですね。
どんな経験をした人でも、作家になれると。
なので、エンジニアになったり、人生の旅をしたりして、それでもやることがなくなったら最後になればいいと思います。
積極的に選ぶ仕事ではないのかなという気がしますね。
これからライターになりたい人についてはどう思いますか?
でも、どうしても会社勤めが合わないという人はいますよね。
そういう人にとってはセーフティネットにするといいと思います。
あとは、Twitterで誰と絡むか、どの媒体で書くかということもギャンブルなので、そういうことを管理することも大事です。
目の前の仕事ばっかりやっていると、のまれちゃうかなと。
一番大事なのは自己管理や時間管理といった、自分の中身をコントロールする力ですね。
ぜひみんなnoteや発信をやってください!
名もなきさんを悔しがらせる記事を作れるよう、これからも精進します!(笑)
本記事で紹介した“名もちゃん気まぐれマガジン”は、月額350円のnoteマガジンです。
・売上アップ術
・文字単価交渉術
・インバウンド営業
・Webで映える文章
・消耗しないインターネット術
などが毎日配信されています。
東京フリーランス編集長初芝も愛読している、お世辞抜きのおすすめマガジンです!
詳細はこちら⇒課金者600名!名もちゃん気まぐれマガジンとは?(漫画あり)
・名もなきライターさんのTwitterはこちら⇒@writer_noname
・初芝賢のTwitterはこちら⇒@hatushiba_ken
ライターになりたい方は必見!豪華8大特典をプレゼント!!
ここまで読んで、
「Webライターを目指そうと思うけど、何から手をつけていいのか分からないな。」
そう感じている方も多いはず。そんな方に朗報です!
東京フリーランスが運営する公式LINE「ライティング情報マガジン」では、ライターを目指す方は必見の豪華8大特典を無料でプレゼントしています!
豪華8大特典とは?
- Webライティング用語集
- ポートフォリオサンプル
- ブログポートフォリオ化戦略
- AIライティングはじめの一歩
- 取材ライティングガイドブック
- 案件の見極め方
- プロフィールの作り方
- 提案文の作り方
など、ライティングで仕事をしていく上で押さえておきたい内容を分かりやすくまとめました!
①Webライターなら知らないとヤバい!?Webライティング用語集
仕事を継続して受注していくためにはクライアントと信頼関係を築くことが非常に重要です。
ですが、
「文章の書き方は練習したけれど重要な専門用語の意味を押さえておかなかったばかりに、クライアントから不信感を抱かれて案件を逃してしまった」
このような経験をする駆け出しライターは少なくありません。
専門用語を知らない人=素人とクライアントから思われてしまうと、仕事に繋がることが難しくなってしまいます。
これを読んでいるあなたにはそんな経験をして欲しくありません!
そこで、Webライターなら押さえておきたい重要用語をぎゅっとまとめた「Webライティング用語集」を制作しました。
もちろん検索機能付きで、知りたい情報を簡単に引き出すことが可能です。
学習中から実案件まで、長くご活用いただけるアイテムなので、ぜひ受け取ってください。
②ポートフォリオサンプル
これからライターとして仕事を受注するためになくてはならないもの、それはポートフォリオです!
ポートフォリオとは、自己紹介と併せて
- 自分が過去にどのような記事を書いてきたのか
- 自分の得意なジャンルは何か
などを簡潔にまとめた資料のことを指します。これがないと仕事を受注することができない、と言っても過言ではありません!
とはいえ、
「ポートフォリオなんて作ったことないから、何を書いていいのか分からない…」
そう悩む方も多いはず。
そこで、ポートフォリオサンプルをLINE登録者だけにプレゼント!
これさえあれば、コピーして自分用に編集するだけで立派なポートフォリオが完成します!
③仕事が舞い込む!提案文の作り方
ここで問題です!あなたがクライアントなら、AさんとBさん、どちらに仕事をお願いしたいでしょうか?
【前提】クライアントは○○ジャンルでの記事の執筆をしてくれる方を募集している。
Aさん「あなたの希望に沿って、丁寧に執筆します!一生懸命頑張ります!」
Bさん「〇〇の経験があるので、このジャンルにおいては非常にリアリティのある文章が書けます!」
多くの方はBさんを選んだのではないでしょうか。
上記のケースの場合、Bさんの方が、Aさんよりもクライアントの希望に沿っているように感じられますよね。
この例でも分かるように、クライアントへの提案文は、仕事を受注できるかどうかに大きく影響しています。
クライアントの心に響く提案文を書くことができれば、駆け出しライターでも仕事につながることができます!
「仕事が舞い込む!提案文の作り方」では、クライアントに刺さる提案文のポイントを分かりやすく解説しています。
無料ですので、ぜひ受け取って活用してください!
特典の受け取りは「無料でお友だち登録」するだけ!
この他にも、Webライターなら必ず押さえておきたいポイントをぎゅっとまとめた超有益な特典を複数ご用意しました。
特典の受け取りは、バナーリンクもしくは、下に記載のリンクから公式LINEに「友だち登録」をするだけです。
もちろん、登録から特典の受け取りまで全て無料でお使いいただけます!
特典を受け取って、Webライターとしての一歩を踏み出しましょう!
さらに、プロからフィードバックをもらいながらスキルを学びたい方には、デイトラ「ライティングコース」がおすすめです。
市場に求められるWebライターを目指すならデイトラがおすすめ!
東京フリーランスは、1日1題のステップでWebスキルを身につけられる”デイトラ”を運営しています。
デイトラライティングコースは、ライティングスキルを実践的に学び、市場に求められるWebライターを目指したい方におすすめのコースです。
ライティングの基礎知識から案件獲得・営業方法、マーケティング思考までプロのWebライターに必要な要素を網羅しています。
ライティングのプロによる添削はなんと10回!丁寧なフィードバックが受けられるので、自分のスキルを着実に高められます。
添削以外にも1年間質問し放題のサポートもついているので、わからないことがあったときはすぐに相談することが可能です。
市場に求められるWebライターを目指したい方は、ぜひデイトラライティングコースをチェックしてみてください!
名もなきライター(@writer_noname)
Webライター5年目。
1円ライターからスタートし、低単価案件を無事脱出。
元エンジニアなので、難しい内容をわかりやすく解説した記事が得意。
noteでは文章を愛するすべての人にをテーマに
文章マガジンを配信して好評。