- Webマーケティング
- 2021.07.25
今回は、Webライター界ではもはや「神」と言っても過言ではないであろう、株式会社ライター組合の代表である佐々木ゴウさん(@goh_ssk)に突撃インタビューしてきました!
場所や時間に縛られず、在宅でいつでも働けるのが魅力のWebライター。
クラウドソーシングサービスでは今もWebライターが増加してますが、その多くが仕事を獲得できなかったり、単価を上げられなかったりで悩んでいます…。
そんな中、周りとは頭一つ抜けた「売れっ子ライター」として第一線で活躍していく為には、どんなキャリアを積んでどう仕事を獲得していけば良いのでしょうか?
そうした“Webライターの生存戦略”について、今回はプロのライターであるゴウさんに全て語ってもらいました!
これからフリーランスのライターとして活躍したい…。
今からライターやっても本当に稼げるの…?
といった方は、絶対に最後まで読んでくださいね!
初芝賢(@hatushiba_ken)
東京フリーランス編集長。現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。
佐々木ゴウさんってどんな人?
早速ですが、現在の活動状況を改めてお聞かせいただけますか?
普通ディレクター側に回ると、自分では手を動かさなくなると思うんですが…。
ディレクターとしてクライアントに教える機会も多くありますが、僕は書くより教える方が好きなんです。
ディレクターをやるにしても、ライターの気持ちが分からなくなったら終わりなので。
自分で手を動かしておかないと、ライターとしての感覚も分からなくなってしまいますしね。
佐々木ゴウさんはなぜ「ライター」という道を選んだのか。
当時はとにかく「会社を辞めたい」と思い続けていたんですよ(笑)
でも、なぜ会社を早く辞めたいと考えられてたんでしょう?
30歳までに独立して全てのキャリアを経験したいと考えていた
具体的にどんなキャリア設計だったんですか?
なので、30歳までになんとか残りの「個人事業主として独立する」「社長になる」という働き方も実現させたかったんですよ。
そこで本格的に「独立」について考えられてたんですね。
初めて受注したライターの仕事は時給200円…。
独立を考えた当時は副業でアフィリエイトを始めてみましたが、鳴かず飛ばずで中々上手くいきませんでした…。
クラウドソーシングサービスを使い、Webライターとして初めて仕事を受注しました。
【クラウドソーシングサービスとは?】
仕事を探す労働者と仕事を発注する雇用者をマッチングするサービスのことで、企業や個人はインターネット上で不特定多数の人に業務を発注したり、反対に受注したりできる。
代表的なクラウドソーシングサービスには「ランサーズ」「クラウドワークス」などがある。
なので、時給は200円くらいでしたね(笑)
時給200円って、今のゴウさんじゃ考えられない数字(笑)
800円という数字は低く見えますが、一発目の仕事にも関わらず赤字リスクなしで800円稼げたことにとても感動したんです。
そこで、「これはどう考えても伸びる余地がある!」と思えましたね。
ライターは自分の趣味や経験を記事にできる
例えば上海に駐在した経験を活かして留学系のメディアに寄稿したり、趣味の革細工を活かして革細工(レザー)のメディアへ寄稿したり。
特に革細工のメディアでは自分の趣味を活かしながら仕事ができたので、めちゃめちゃ楽しかったんです。
例えば自分が持っているレザーの写真を載せて書いたりするんですが、それがもうたまらなくて…(笑)
ライターとして独立を決意したのは「月12万円」が稼げるようになった時だった
最低限の生活費が稼げたら会社を辞めると決意
毎月どれくらいの生活費を稼ごうと考えていたんですか?
めちゃくちゃ低いですね!
それで、副業で12万円稼げたら会社を辞めようと決意しました。
では、当時ライターで12万円に到達したから会社を辞められたんですね!
当時はまだ27歳だったので失敗しても再就職できると思い、30歳までに独立して社長まで経験するには今しかないなと考えたんです。
コワーキングスペースを通じオフラインで仕事を獲得する
コワーキングスペースにいるとメディア関係の人がたくさん来られるので、そこで知り合った人からも仕事を貰えるようになりました。
コワーキングスペースで働いたことがライターとしての仕事に繋がったんですね!
ゴウさんがWebライターとして勝ち抜いてこれた理由は?
それ以外に取材記事(社内パンフレットや社長インタビューなど)も手掛けていましたが、やっぱりSEO記事の作成が楽しかったです。
ただSEO記事を書くようなライターは数が多く、ライバルも相当いたと思うんですが、それをどう勝ち抜いていったんですか?
自分の経験を掛け合わせることで文字単価が“4倍”になった
そこで「上海への駐在経験があるECサイトのコンサルタント」という経験が活かされ、めちゃくちゃ単価が上がったんですよ。
実際どれくらい単価が上がったんですか?
単価でいえば4倍になった計算です!
例えばサーバーや回線、SIMに関するジャンルはもちろん、企業向けのセキュリティやインフラ周りのジャンルも得意としてました。
依頼がない場合にはこちらから提案もしていました。
こういった「CVから逆算した記事の執筆を提案」までするライターは、あまり多くないんだと思います。
すごくお客様には喜んでいただけました!
ライターに必要なのは小手先のスキルではなく“自分自身の経験”
ライターとしての価値を高めるには、自分の経験が一層大事になってくるんですね。
ライターとしての価値を上げるにはまず自分自身が色んなことにチャレンジして経験を蓄積していき、書けるものを増やしていく必要があります。
例えば飲食メディアで記事を書く為に飲食業の経験をしてみるとか。
全然興味が沸かないものでも一旦書いて、楽しかったらめちゃくちゃ勉強してみるとか。
反対に、記事を書いてみて楽しかったから実際に経験したい!って思えたのはキャンピングカーです。
そこで、たこ焼き屋を始める為に買っていた軽トラを改造してキャンピングカーにしました(笑)
「今」Webライターという仕事は稼げるのか
発注者はライターの選定に疲弊している
ぶっちゃけ…既に実績のあるライターにとってはめちゃくちゃ追い風だと思いますね。
もちろんジャンルや取引のあるお客様によって全然変わってきてはしまうのですが。
僕自身も、今仕事のお問い合わせが1日に何件も来ています。
なぜライターが急増した今、実績のある人がチャンスとなるんでしょう?
発注者側が仕事を依頼すると応募が数十件と集まるようで、ライターさんの選定ができないみたいなんですよ。
それも「初心者さんのコピペ提案文」がいっぱい回ってくるらしいので…。
そこでライターの採用を決める選定側が選択に疲弊してしまうからこそ、実績ある人に仕事が集まるようになるんです。
ライターとして仕事を獲得していくなら提案文を磨け
では、これからクラウドソーシングを使ってライターの仕事を獲得しようと思えば、どういった戦略を取れば良いのでしょう?
提案さえしっかりしていれば、初心者であっても通る可能性はありますし、そこで実績を積めば脱初心者も早くなります。
質のアップのためには、インプットとアウトプットのバランスが大事だと思っていまして。
特に執筆に慣れてない時の方が、本や記事などでのインプットに時間をかけすぎる人が多い印象です。
じゃあ具体的にはどうしたらいいですかね?
①本や記事などでインプット
②インプット内容をブログなどですぐに実践
この2つです。
そしたら、読んだ記事で紹介されている「リード文の型」を使って、ブログを書いてみる。もしくは発展させて「色々なリード文の型」を自分なりに作ってみる。
こんなイメージです。
ただ、実践しないと理論だけではなかなか人間は身につきにくいかなと。
あと、勉強中の内容を自分の今のアカウントと連携させて書くのが恥ずかしい人もいると思うんです。
実は完全に僕もそれでして(笑)
発展途上の自分を出すのって、なんだか恥ずかしくないですか?僕だけですか?
僕も新しいジャンルで執筆するときには、そのジャンルのSNSアカウントやブログを作って、インプット内容を発信することがあります。
僕はメンタルよわよわなのでこういう工夫をしています…!
ゴウさんが主催するライター向けオンラインサロンの「ライター組合」について
改めてライター組合について聞かせて頂けますか?
ライター同士が切磋琢磨できるオンラインコミュニティ
例えば「25分作業して5分休憩」を繰り返したりするんですが、その5分休憩での雑談が楽しいんですよ。
ずっと一人で在宅ワークをやってたような人にピッタリですね!
ライター組合は仕事の発注場所にもなる
僕の元には月に数百単位で記事作成の依頼が来るので、ライ組のメンバーにも仕事を発注してるんですよ。
ライ組のメンバーはゴウさんからライティングを学びながら、同時に仕事も受注できるってことですよね。
最近はほとんど個別声掛けになっちゃってるので、自分の得意を何かしらで発信してもらえるとすごく助かります…!
ライティングを体系的に学べる場所ってあまりないし、力不足は承知ですが「質が低い記事しか出てこない」と思われているライターの環境に少しでも力添えできれば嬉しいと思っていました。
結果的に自分のとれるパイが広がるので、お得感もあるなと。
ライ組は「自己実現のための楽しい事業」
でも一つ疑問があって、ゴウさん自身そこまでやって利益になるんですか…?
月に5,6回の講座や、外部講師や10人以上の様々なスタッフ・色々と手伝ってくれる方への報酬、はたまた様々な設備投資などなど、かなり支出が多いのでたぶん皆さんが想像されるよりも利益率はずっと低いと思います。
冒頭でもお話しましたが、自分自身が常に第一線で働いているからこそ、価値のある教育事業ができるのかなと。
そして、僕自身ライ組を通して人に教えることを楽しんでいるんです。
講座をすれば熱が入って体調不良が治るくらいなので、たぶん人生で一番楽しいのが講座をやっている瞬間なんじゃないかなとよく実感します。
とにかく自分が色々と伝えてきた人材が豊富なので、ディレクターをするときに、人材の獲得コストや育成コストが劇的に低いです。
圧倒的だと思います。
ちゃんとゴウさん自身の利益にも繋がってるんですね!
これは、ライ組に参加している時点で「スキルアップに継続的にコストをかけられる”熱意のある”人材」である可能性が高いと判断するとのことでした。
特に最近は「現時点での実力よりも熱意を評価する」発注者の方が増えてきている印象です。
さいごに:これからWebライターになりたい人へ
まずは何でもやってみることが大事
なので「何も分からない」って人でも、まずは幅広く手掛けていくと良いでしょう。
僕も革製品やキャンピングカーに関する記事を書けるなんて思ってもいませんでしたからね(笑)
まずは何でも挑戦してみて、その中で自分が楽しいと思えるジャンルに手を伸ばしていけば良いんですね。
ライターは「場所・時間・お金」の自由を手に入れられる仕事
好きかどうかなんてやってみないとわからないので。
その手段として、最低限の生活費を稼ぐくらいなら現実的であり、時間や場所にも縛られにくい「ライター」はおすすめなんです。
なので「今やりたいことがない」人こそ、始めるのにリスクがかなり低いライターを試しにやってみるのはおすすめです!
僕がいつでも相談に乗ります!
ゴウさんの主催する「ライター組合」の概要
ゴウさんの主催するライター組合では、毎月のオンライン講座や実践添削などを通してライターで稼ぐ為のスキルを身につけられます!
- 毎月のオンライン講座
- 実践添削
- 限定資料
さらに、ライター組合では過去の講座が見放題。
- クラウドソーシング攻略講座
- ライターの生存戦略(SNSの使い方)
- SEOライティング講座
- セールスライティング講座
- 記事を書くためのリサーチ講座
ライターが稼ぐ為に必要なコンテンツが揃っている上に、仕事の紹介までもされているので、もはやこれからライターを目指していくなら入会しない理由はありません。
「これから本格的にWebライターとして稼いでいきたい」「自分の悩みを相談できるようなライター仲間が欲しい」と考えている方は、是非佐々木ゴウさんの主催するライター組合に参加してみてください!
佐々木ゴウ(@goh_ssk)
早稲田大学法学部を卒業後、新卒で通信系大手に入社。
上海での駐在を経て3年で退職し、ベンチャーのECコンサルに転職。
その後クラウドソーシングを活用してWebライティングで稼げるようになり、独立半年で月商100万円を突破する。