エンジニアが完全無双する為に必要な“強い武器”とは?エンジニアのキャリア形成について「Vue.js入門」の著者に聞いてみた|KITAさん突撃インタビューvol.12

今回は、10Xのソフトウェアエンジニアとして活躍されているKITAさん(@kitak)に突撃インタビューしてきました!

GMOペパボを経てLINEのフロントエンジニアとして複数のサービス開発に携わった経験を持つKITAさんですが、2018年8月には『Vue.js入門 基礎から実践アプリケーション開発まで』という書籍も共著で出版されました。

今回は、そんなエンジニアとして経験も実績も豊富なKITAさんが考える「エンジニアのキャリア形成」「今後エンジニアに必要となるスキル」などについてを、余すことなくお伺いしています!

これからエンジニアとしてキャリアを歩んでいきたい…。
エンジニアとして活躍する為にどんなスキルが必要なのか知りたい…。

と考えていた方は必読です。ぜひ最後まで読み進めてみてください!

KITAさん
【インタビュアープロフィール】
KITAさん(@kitak)
株式会社10Xのソフトウェアエンジニア。
本業の他に個人事業主として技術相談や足回りの整備、ハンズオンなどもおこなう。2018/9に「Vue.js入門 基礎から実践アプリケーション開発まで」を共著で出版した。
初芝
【インタビュアープロフィール】
初芝賢(@hatushiba_ken
東京フリーランス編集長。現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。
目次

KITAさんがプログラミングを始めたきっかけとは?

ゲームがきっかけでプログラミングに興味を持つも挫折…。

初芝
本日はよろしくお願いします!
早速ですが、KITAさんがプログラミングを始めたきっかけを教えて頂けますか?
KITAさん
中学二年生の時にプレイした「ロックマンエグゼ」というゲームがきっかけですね。
ゲームをプレイしていく内にゲーム内で描かれていたプログラムの世界に感化され、次第にプログラミングへの興味が掻き立てられていきました。
KITAさん
そこで、コンピューターに詳しい親戚にプログラミングについて聞いてみたところ、「世界で一番使われているのはJavaだ」と言われました。
なのでまずはJavaの本から読み始めてみたのですが…退屈すぎてすぐに挫折してしまったんですよ(笑)
初芝
そうだったんですね…。
本で学ぶだけだったら、その後に何ができるのか全然イメージが湧きませんよね。
KITAさん
そうですね。
Javaの文法が書かれた本を読んでいましたが、自分の作りたいものすら分かってないのにただ文法ばっか勉強しててもキツイと思いました。

「もっと面白い世界」を見るために高専へ進学

初芝
じゃあ最初は「あれ、なんか違うぞ」って感じだったんですね…。
KITAさん
そうですね。
当時はJavaで挫折しちゃいましたが、それでも「もっと面白い世界があるんじゃないか」と思っていました。
そこで、「プログラマーが集まるコミュニティに入れば違った世界が見れる」と考え高専へ進むことにしたんです。

プログラミングに没頭した学生時代

プログラミングでゲームを作るのにハマる日々

初芝
実際に高専へ入学してみてどうでしたか?
KITAさん
最初のプログラミングの授業では、ExcelでVBA(Visual Basic for Applications)を使いながらゲームを作っていたんですが、プログラミングでゲームを作るのにすごくハマっちゃいました(笑)
初芝
ゲームに興味を持ったのが、プログラミングにハマり始めたきっかけだったんですね。
KITAさん
そうですね。
当時はPythonで二次元のアナログなゲームを作ったりもしていました。
他にもスーパーマリオやインベーダーゲームみたいなものを作っていましたし、ゲームでオブジェクト指向を習得したんです。

トイレにすら行かなくなるくらい没頭していた

初芝
すごいですね!
そもそもプログラミンにハマるってどんな感覚なんですか?
例えば寝食を忘れるとか、飯食べてもプログラミングのことばっか考えてるとか…?
KITAさん
はい、まさにそんな感じで、トイレにすらも行かなくなります(笑)
一回席を立つと戻ってきた時に何をやっていたか忘れちゃうし、途中で作業を途切れさせたくなくなっちゃうんですよね。
初芝
トイレすら行かないんですか!?
凄い集中力ですね!
初芝
では、寝ずにプログラミングをしていたこともありますか?
KITAさん
寝ずにやろうとしたこともありましたが、かえって効率が悪いなと思いましたね。
それよりも、しっかりと寝た方が次の日も頭がスッキリするし、前日に分からなかった部分もすぐに理解できるようになりました。

KITAさんの描いてきたエンジニアとしてのキャリア

大手企業ではなくITベンチャーへ就職

初芝
高専を卒業後は大手インターネット企業のGMOペパボへ就職されたかと思いますが、当時の就活についてお聞かせ頂けますか?
KITAさん
当時は、就職がダメだったら大学院を受けようと考えていました。
だから何となくWeb系の企業を受けようとは思ってましたが、結局受けたのはその後に就職することとなったGMOペパボのみでした。
初芝
それはどうしてだったんですか?
KITAさん
GMOペパボの会社説明を見ていると、コードレビューや新卒研修が手厚そうだなと思ったんです。
当時は田舎に住んでいたので、頻繁に東京で面接してると貯金も底を尽きるし、ダメなら大学院に行けばいいやとも考えていたので。
KITAさん
それに僕は当時から終身雇用をあまり信じていなかったので、大手企業ではなくベンチャーでITに携わりたいと思っていたんです。

分からないことがあれば何でも聞く

初芝
10代でそこまで考えれるのはすごいですね!
では、入社後はどうでしたか?
KITAさん
新規サービスの立ち上げも手伝わせて頂き、Railsに軸を置きながらフルスタックに色々やっていました。
初芝
すごいですね!
仕事をする上で意識していたことはありましたか?
KITAさん
僕は仕事をする上で、曖昧なことがあればすぐに聞くようにしていましたね。
「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれないけど、案外人に聞くことに抵抗を感じてしまう人も多いんですよ。

一つの分野を深掘りしたいと思いLINEへ転職

初芝
では、2社目のLINEに転職した時の話を聞かせて頂けますか?
KITAさん
はい。
その後は当時LINEのフロントエンドエンジニアをされていた方から紹介頂き、LINEへ転職しました。
KITAさん
一社目ではフルスタックにRailsやインフラに近い部分もやるし、フロントエンドやJavaScriptなどもやってたので、もう少し一つの分野を深掘りしたいなって思っていたんですよ。
KITAさん
そこで、外部のエンジニアとも話してみたいと思い、渋谷で開催されていた朝活に参加しました。
その朝活で当時LINEのフロントエンドエンジニアをされてた方に「Webのフロントエンドを極めたい」と伝えたんですが、その方から紹介頂いたおかげでLINEへ転職できたんです。
初芝
なるほど!
普通の就活ってエントリーシートを書いて面接に応募するのが普通だけど、エンジニアの場合は自分の腕が認められるとすぐに企業の方からオファーが来ますよね。
初芝
実際にLINEに入ってからはどうでしたか?
KITAさん
入社後は大変ながらも楽しかったです。
LINEはそれまで働いていた会社よりも規模が大きくて使っているユーザーも多かったので、物凄くパフォーマンスを気にする必要がありました。
KITAさん
データの件数も普通のサービスなら大体100件程度ですが、ユーザーによっては数千件くらい表示するデータが増えている場合もあったので。
初芝
そこでフロントエンドを極められてた感じですね!
KITAさん
あとは、仕事で得られた知見を抽象化してブログでアウトプットするようにもしていました。
外で得られた知見をアウトプットして、また仕事に活かすといったサイクルを繰り返していましたね。

今度は広い部分を深掘りする為に3社目のベンチャーへ転職

初芝
LINEで働きながらVue.jsなどの技術を習得し、最近になって3社目となる10XというITベンチャーに転職されたんですよね。
KITAさん
そうですね。
僕はしばらくJavaScriptがメインでしたが、最近のバックエンド事情が気になり、さらに広い部分を深掘りしていきたいと思ったのが転職を考えたきっかけでした。
KITAさん
フロントエンドエンジニアはただJavaScriptを書けるだけでなく、サーバーサイドとAPIの仕様に関するコミュニケーションを取ったり、デザイナーとUIをどうするか考えていくようなことも求められますからね。

Vue.jsの基礎から実践までが学べる「Vue.js入門」を出版!

初芝
KITAさんはVue.jsの知見を貯めて、Vue.js入門 基礎から実践アプリケーション開発までという書籍を共同で出版されていましたよね。

Vue.js入門 -基礎から実践アプリケーション開発まで-】
Vue.jsを初歩から実践まで徹底的に解説した入門書であり、プロダクションでも活躍するVue.jsをVue.jsコントリビューターの著者が解説するわかりやすい一冊となっている。
初芝
本を書くようになったきっかけって何だったんですか?
KITAさん
とあるイベントで出版社の編集者の方がたくさん来ていたんですが、そこで「本を書きませんか?」という話を頂きました。
KITAさん
案外エンジニアの勉強会には、出版のネタを探しに来ているような出版社の方が来ていたりするんです。
なので勉強会などで積極的に発表していれば、ひょっとすると出版社の方から声がかかりやすくなるかもしれないですね。
初芝
そうだったんですね!
そもそも、どうやってVue.jsに関する情報を仕入れていたんですか?
KITAさん
Vue.jsの公式ドキュメントに詳しく情報が載っていたので、ひたすらドキュメントを見て仕組みや思想のような部分を調べていったんです。
あとはGitHubや作者のツイートを見たりもしていましたね。

Vue.js入門にサインして頂きました!(笑)

「捨てる覚悟を持って新しいことに挑戦する」というエンジニアのキャリア形成

積み上げてきたものを壊すくらいの覚悟で新しいものを追って行く

初芝
では、KITAさんは「エンジニアの理想のキャリア形成」についてどうお考えですか?
KITAさん
継続性が重要だと思いますね。
世の中に価値を提供し続ける為には一つのスキルを深掘りすることも必要ですが、一つのスキルに突出し過ぎず、さらに別のものも同時に追っていく必要があると考えています。
KITAさん
例えば、今まで積み上げてきたものを壊すくらいの覚悟で新しいものに挑戦してみるとか。
それくらいの心構えを常に持っておくのが大事だと思いますね。
初芝
エンジニアはユーザーに価値を与える為にできることをしないといけませんよね。
KITAさん
「ユーザーに価値を与える」というと少し綺麗事っぽく聞こえちゃいますが、お金を貰う為にはそうしなければならないんです。
その為には自分が変わり続けないといけませんからね。

将来無くなりそうな分野には手をつけるな

初芝
どんどんと新しいことを取り入れていく必要があるということですね。
では、これから新しい分野を取り入れていくとすれば、主にどの分野を選んでいきますか?
KITAさん
クライアントサイドやサーバーサイドですかね。
サーバーサイドはアプリケーションとインフラのレイヤーがありますが、インフラはどんどんと置き換えられてるんですよね。
KITAさん
インフラではこれまで自分たちでサーバーの構築や監視してたものが徐々に無くなってきていて、GoogleやAmazonが提供するクラウドサービス上でいかに上手くサービスを設計できるかといった部分が大事になってきています。
KITAさん
なので僕は今、クラウドサービスを使う部分やUI、フロントエンドなどをやっています。
これらはすぐに自動化はしづらいんじゃないかと思ってるんですよ。
初芝
なるほど。
確かに自動化するにはまだ時間がかかりそうですね。
KITAさん
これから自分が選ぶ分野を考える際、将来無くなりそうだと思う分野はやりません。
KITAさん
例えばインフラでいうと、自社で大きなデータセンターを持っているような会社くらいしか、サーバーの運用はやらなくなるんじゃないかという気もします。
初芝
みんなAWSのようなクラウドサービスに移行してきてますよね。
KITAさん
でも、金融機関などでは従来のインフラの仕事が残り続ける可能性もあると思うんですよね。
反対に、それでインフラが将来すごく専門性の高い分野になれば単価も上がっていく可能性はありますが、専門性を求められる分多少のリスクもあるかもしれません。

エンジニアは「強い武器」を持って行動範囲を広げよ

初芝
これからのエンジニアのキャリア形成として、まずは何か現場で通用するようなスキルを持っておいた方が良いってことですね。
KITAさん
そうですね。
まずは周辺のフィールドを移動できるぐらいの「武器」は持っておいた方が良いと思います。
KITAさん
そして、行動範囲を広げる為にもっと強い武器を持ったり、置き換えていったりしていくべきでしょうね。
しょぼい武器ばかりを持っていても全然行動範囲は広がらないので、少しでも強い武器を持っておかないといけません。
KITAさん
これはドラクエの世界でも同じで、本来は最終ステージくらいに行かないと手に入らないような「強力な武器」を最初のステージで手に入れられれば、あとのステージも余裕でクリアできるようになるんです。
初芝
なるほど(笑)
エンジニアもドラクエの世界と同じで、早い段階で強い武器を身につけておくことが大事なんですね。

自由になりたければ技術を身につけるのが一番の近道

初芝
KITAさんは今もプレイヤーとして技術を追求されていると思うのですが、自分でサービスを作っていこうとは考えないんですか?
KITAさん
う〜ん、「こんなサービスが欲しいな」と思ったらやるかもしれませんが、今はあまり考えていませんね。
初芝
なるほど。
では、フリーランスになることは考えておられますか?
すでに今も正社員としてかなり柔軟に働かれてるとは思いますが…。
KITAさん
一時期は考えたこともありましたが、やっぱり僕はプロダクトに関わってる方が好きなんですよね。
初芝
そうなんですね。
結構フリーランス界隈では「会社員は長時間労働だし、フリーランスになって自由を手にしよう」といったような謳い文句がすごく多いんですが、それについてどう思います?
KITAさん
会社によるでしょうが、集中して仕事をすれば残業せずに帰れるような文化の会社もたくさんあると思いますよ。
特に最近は、フレキシブルな働き方をアピールする会社も増えていますからね。
初芝
結局は「自由になりたければ技術を身につけろ」ってことなんですかね?
KITAさん
それは一理あるかもしれません。
反対に、フリーランスになっても技術力がなければ自由になれない人もいるでしょうし。

新卒でフリーランスエンジニアになるのは間違っている!?

初芝
最近は「新卒フリーランス論」というのも話題になってて、フリーランス界隈だと「現場なんて経験しなくてもフリーランスになれるから、すぐにフリーランスエンジニアになれ」と言ってる人が結構いるんですが、それについてはどう思いますか?
KITAさん
学生の頃からアルバイトやインターンでバリバリコードを書いてるような人であれば、新卒ですぐにフリーランスになれるかもしれませんが、そうでない人は一度会社を経験しても良いんじゃないかなと思います。
KITAさん
正社員として就職すれば、まだスキルを習得中の状態でも仕事にアサインしてもらえる可能性があるんですよね。
ただ、フリーランスはそのスキルを持ち合わせている前提で契約するので、そういうわけにはいきません。
初芝
フリーランスはよっぽど信頼がないと簡単にはなれないだろうし、信頼を築く為にはまずどこかで結果を出さないといけませんよね。
フリーランスに挑戦する勇気は大事だけど、挑戦する為には信頼が必要だし、何も持ってないと一歩目が踏み出せないですからね。

「有用性」に重きを置いて今後必要となるスキルを捉える

初芝
では、エンジニアがこれから市場価値を上げていくにはどうすれば良いですか?
KITAさん
僕は「有用性」に重きを置いています。
現場でどんなエンジニアが求められているかという部分を他のエンジニアがやっているブログやツイッターから汲み取って、今後必要となるスキルを自分の中で明文化していければいいと思います。
初芝
有用性が上がれば希少性も上がりますよね。
そもそもエンジニアって市場に多いわけじゃないし。
KITAさん
そうですね。
あと、実績を作れる場所に強制的に身を置くのも良いかもしれません。
「やるしかない」というシチュエーションに身を置くことはすごく大事です。
多少のリスクがあって怖い反面もありますが、やっぱ楽しいですよ。

エンジニアとしての感度を高める為の情報収集の方法とは?

Twitterでエンジニアをフォローする

初芝
では次にSNSを使った情報収集の仕方について教えて頂きたいんですが、どうやってエンジニアに関する情報収集をされてるんですか?
KITAさん
Twitter上で優秀なエンジニアをフォローしていましたね。
著名なエンジニアの方はプロフィールに自分のスキルセットを書いていることが多く、そういった情報を見て「参考になるな」と思ったらフォローします。
KITAさん
そして、フォローした人のリツイートやリストを見てると、さらに詳しそうなエンジニアの方が出てくるので、随時追加でフォローしていきます。
そうすると観測できる部分がどんどん増えていき、段々と色んな人の発言が理解できるようになってくるんですよ。
KITAさん
あとは、Twitterでフォローした人のブログを読んだり、GitHubのコードを見たりしていますね。
著名なエンジニアの方ならGitHubに何かしらコードをアップしている人も多いので、新しい言語を勉強する際はすごく参考になります。

ニュースサイトを見て世の中のトレンドを追う

初芝
Twitter以外だと、どんな媒体で情報収集をされていますか?
KITAさん
エンジニアのニュースサイトなどは結構よく見ています。
例えば、Hacker Newsとか、Echo JSとかですかね。
初芝
なるほど。
それってどんなサイトなんですか?
KITAさん
Hacker Newsはエンジニア界隈全体のニュースサイトですが、Echo JSはフロントエンドに絞ったJSのニュースサイトで、注目された記事をいくつかピックアップしてくれるんです。

KITAさん
あとはGitHubのトレンドもよく確認していますね。
人気のリポジトリを見て、どんなライブラリが注目されてるのかも確認しています。

今後エンジニアとして生き抜く為に必要なこととは?

初芝
エンジニアやってると、将来について不安を抱いてしまう方も多く、40〜50代になった時に仕事がなくなるんじゃないかと心配される方も多いと思うんですが…。
KITAさん
それについては、ひたすら情報をキャッチアップし続けながら自分が変わり続けるしかないでしょうね。
初芝
歳を重ねるに連れて、プロジェクトマネージャー(PM)のようなディレクション側に回ることも考えられると思うんですが、その辺りはどうでしょうか?
KITAさん
それも一つの手かなと思いますし、いかにクリエイティブに仕事やり続けられるかが重要です。
KITAさん
最近のIT系マネージャーはかなりクリエイティブになっているんですよ。
人を適切に配置付けたり、適切に人にアプローチをしたりとか、そうやってチームのパフォーマンスを上げているマネージャーを見ると、結構クリエイティブな仕事だなって。
初芝
なるほど。
ただマネジメントができるだけじゃなくて、今後はクリエイティブな仕事ができるマネージャーが活躍できるようになるんですね。
初芝
ただ、KITAさん自身はマネージャーではなくプレイヤーとして今後もやっていかれるんですよね。
KITAさん
そうですね。
前職でマネージャー職を少しやってましたが、僕はプレイヤーの方が向いてるなって思います。
元々作るのが好きというのもあるかもしれませんが
KITAさん
とは言っても、エンジニアリングマネージャーはどこの会社にも増えてきてるので、マネージャーだからといって手を動かさないってことはないと思うんですよ。
エンジニアリングマネージャーはエンジニアのマネジメントをするので、エンジニアのことは絶対知っておかないといけないし、最近のトピックも抑えとかないといけないので。

最も効果的な学習方法は「自分で実際に作ってみること」

初芝
では最後に、「これからプログラミングを勉強したい」という方や「今ちょうどHTMLやCSSを触り始めた」という方におすすめな勉強方法があれば教えて頂けますか?
KITAさん
お題を決めて実際に何かを作ってみるのが一番良いと思います。
HTMLやCSSだけをやってきた人は、ロジックを書くという意味でJavaScriptもやっておけば良いでしょうね。
KITAさん
仮に「何もお題が見つからない」って人は、自分が普段使っているサービスのクローンを作ってみるのもアリだと思いますよ!
初芝
それ面白いですね!
KITAさん
要は、実際に自分で作ってみないと全然スキルって身につかないんですよね。
とにかく手を動かさないと本当にダメなので。
初芝
よく「模写して勉強しろ」と言われますが、それについてはどうお考えですか?
KITAさん
ただ書き写すだけだじゃなく、書いたものをちゃんと理解して、書いた後に自分でいじってみることが大切ですね。
KITAさん
何もないところからコードを書いていくのってすごく辛いんですよ。
なので、最初はサンプル集みたいなものから初めて、サンプルを自分なりにアレンジしてみることがスキルの習得に繋がると思います。
初芝
確かに、仕事だと応用力が結構求められますよね。
KITAさん
例えば、ちょっと見た目を変えてみたりとか、パラメーターを変えてみたりとか。
そういう経験が蓄積されると、仕事でコードを書くときに活かせるようになると思います!

初芝
KITAさん、本日はありがとうございました!
Vue.jsを学ぶならKITAさんの著書「Vue.js入門」を読破しよう!

KITAさんが出版された『Vue.js入門』では、Vue.jsの基礎から実践的なアプリケーション開発までを全て一冊で学べます。

Vue.jsに興味のあるWebエンジニアや、Vue.jsを本番で使いたいと考えているエンジニアは、是非Vue.js入門を手に取って読んでみてください!

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