特定の会社、団体など、組織に属さず個人で仕事をするフリーランス。時間や場所に縛られない自由な働き方に憧れ、「特別なスキルは持っていないけど独立したい」と考える人は多いかもしれません。
結論から言うと、スキルなしでもフリーランスにはなれます。しかし「生計を立てていく」という意味ではそう甘くないのが現実です。
つまりスキルなしでフリーランスの世界へいきなり飛び込むのはハイリスク。未経験から独立を目指すなら、念入りな事前準備、そしてフリーランスとしての心構えが必要不可欠でしょう。
そこで今回は、スキルなしでフリーランスとして活躍するために必要な準備や、成功の秘訣について解説していきます。
・スキルなしで独立するために必要な準備
・フリーランスとして成功する秘訣5つ
スキルはないけどフリーランスを目指したい…。
独立する前にとるべき行動はある…?
フリーランスとして失敗しないためにはどうすればいいんだろう…。
こう考えていた方は、ぜひ参考にしてみてください!
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スキルなしでフリーランスとして生計を立てるのは現実厳しい…。
そもそもフリーランスとは、特定の会社や団体に属さずに業務を行う働き方を意味する言葉です。個人で仕事を請け負って継続収入を得ているなら、所得金額やスキルの有無に関係なくそれは「フリーランス」でしょう。
しかしフリーランスとして活動するのと、生計を立てていくのはまた別の話です。
フリーランスとして生きていくならまず大前提として仕事を受注する必要がありますが、即戦力を期待されているなか、全くスキルがない状態ではお客さんに迷惑をかけてしまうかもしれませんし、そんな状態では当然仕事も受注できません。
ただでさえ信用度が低いにも関わらず、スキルもないとなれば、発注者からすると依頼しにいくいでしょう。
また、スキルなしでも取り組める仕事はあるものの、その分単価が低い傾向にあります。会社員の副業として取り組むには問題ありませんが、専業フリーランスとして生きていくほどの収入を得るのは、正直難しいでしょう。
フリーランスとして独立し、生計を立てていきたいならある程度のスキルは身に付けるべきです。
スキルなしの状態からフリーランスになるための準備3つ
スキルなしの状態から生計を立てられるフリーランスになるためには、事前準備が欠かせません。
いきなり飛び込むのではなく、以下3つに取り組んでから独立を検討してみてください。
- 仕事にしたい分野の知識を得る
- 副業で仕事を受注する
- 人脈をつくる
1.仕事にしたい分野の知識を得る
まずは興味のある分野について、情報収集したり知識を学んだりしましょう。
当然ですが、さすがに「何も知らない」では仕事を受けられません。今後フリーランスとして活動するにあたり、具体的にどんなスキルを習得すべきか、そして現場の厳しさも知っておくべきです。
仕事にしたい分野に関する書籍や実際に活動している人達のSNS、ブログなどもチェックして、しっかり予習しておいてください。
2.副業で仕事を受注する
スキルなしの人がフリーランスになってから初めて仕事を受注するのはハイリスクです。実績や経験がない状態ではなかなか案件獲得に至りませんし、そもそもどんな作業量でどのぐらい稼げるのかを知っておかなければ安心して独立できません。
なので挑戦したい仕事についてある程度の知識を身に付けたら、早速副業で案件を受注してみましょう!
業種にもよりますが、案件は主に以下のような方法で獲得できます。
- クラウドソーシングを使う
- TwitterなどのSNSで探す
- 企業へ直接営業する
初心者であれば、クラウドソーシングからスタートするのが一般的でしょう。大手のクラウドワークス、ランサーズであれば初心者向けの案件も豊富に揃っているので報酬単価は気にせずとにかくチャレンジしてみてください。
なお、副業でコンスタントに稼げるようになったら、いよいよ独立に向けて動きましょう。必要な生活資金は人により異なりますが、副業収入が15万円~20万円前後に安定してきたタイミングでの独立が安心です。
焦って独立するのではなく、まずは副業での安定収入を確立させてくださいね!
3.人脈をつくる
フリーランスとして活動するにあたり、人脈の構築は欠かせません。
そもそもフリーランスは自ら案件を獲得する必要がありますが、競合相手が多ければ採用される確率が低く、収入も不安定になりがちです。
しかし人脈があると、黙っていても仕事が舞い込んでくる可能性が高くなるでしょう。信頼関係を築いておけば、別のクライアントも紹介してもらえるかもしれません。つまり仕事が途切れる心配が軽減されるのです。
また、他のフリーランスと繋がっているだけでも以下のようなメリットを得られます。
- 情報交換できる
- 手を組んで大きな案件を受けられる
- 仕事の相談ができる
このように、フリーランスは人脈を広げて損はありません。むしろ、食べていくためには非常に重要なポイントです。
フリーランスになると人との関わりが少なくなるので、独立前にできるだけ多くの人脈を作っておきましょう!
スキルなしからでもフリーランスとして成功する5つの秘訣
しっかり事前準備をしたからといって、フリーランスとして必ず成功できるわけではありません。
独立後は、以下5つのポイントを意識して活動してみてください。
- 最初は案件を選び過ぎない
- 案件は複数契約する
- クライアントを選ぶ
- 上手くいっている人の真似をする
- プロの自覚を持つ
詳細を1つずつ確認していきましょう!
1.最初は案件を選び過ぎない
初めのうちは案件を選び過ぎず、とにかくたくさんの仕事をこなして実績作りに集中しましょう。
フリーランスは仕事を選べるメリットがありますが、独立初期においてはより好みしすぎると仕事がなくなりかねません。そもそもスキルが低く実績や経験が少ないうちは、受注できる案件が限られるでしょう。
また、「質量転化の法則」といって、量をこなせば自然と質が高まる考え方があります。つまり仕事を何度も実践すれば、スキルも身に付いてくるということ。案件を選び過ぎずとにかく挑戦してみることは、スキルアップにもつながるのです。
あまりにも条件が悪い案件は消耗するためおすすめしませんが、駆け出しのうちはなるべく色々な仕事を経験してみてください!
2.案件は複数契約する
安心して仕事を続けていくためには、案件を複数契約して収入源を増やしておいてください。
フリーランスは案件を頂けてこそ収入が得られるので、依頼されなければ当然報酬はゼロです。また、毎月決まった数の依頼がくる保証はなく、1つの収入源に頼っていると生活できなくなることも珍しくありません。
どれだけ良い案件やクライアントでも、依存はハイリスクです。収入の柱は複数作り、常にリスクを分散させておきましょう。
3.クライアントを選ぶ
円滑に業務を進めつつ思わぬトラブルを避けるなら、クライアント選びにはこだわるべきです。
万が一悪質なクライアントに出会ってしまうと、日々の業務はおろかあなたの実績、精神面まで悪影響を及ぼしかねません。「こんなクライアントはダメ」と一概には言えませんが、大前提として良識あるクライアントと契約すべきでしょう。
条件面だけでなく人間性も見極めて、気持ちよく仕事ができるクライアントを選んでみてください。
4.上手くいっている人の真似をする
フリーランスに限らず、成功への近道は「上手くいっている人を真似ること」です。
独自のやり方で試行錯誤を繰り返すのも大切ですが、時間がかかるうえ上手くいく保証もありません。既に結果を出しているビジネスの先輩を真似すれば単純に効率が良いですし、成功できる可能性も高まるでしょう。
とはいえ、単純に上手くいった事例を取り入れるだけでは思考停止して自身の成長につながりません。表面上のテクニックだけでなく、視点や思考なども分析し、「自分のビジネスにどう応用すべきか」を考えてみてください。
上手くいった人をお手本に、自分自身の成功体験とスキルを積み上げていきましょう!
5.プロの自覚を持つ
スキルなしの未経験者だとしても、フリーランスとして活動する限りあなたは「プロ」です。自分の言動・行動に責任を持つのはもちろん、相手にしっかり価値提供して成果を出さなければなりません。
そのためには日々スキルアップが欠かせませんし、自身ができること・できないことをしっかり把握したうえで仕事を受ける必要があるでしょう。余裕を持ったスケジュール設定、健康維持など徹底的な自己管理も必要不可欠です。
なお、「フリーランスになったら楽に稼げる」と思う方もいるかもしれませんが、最初からそのような考えだと失敗しかねません。効率の良いワークスタイルを実現できるのは、努力を重ねて替えが効かない存在になり、働き方を工夫してこそです。
フリーランスになったのであれば高いプロ意識を持ち、現状に満足せず常に自己投資していきましょう!
まとめ:スキルなしでフリーランスを目指すなら準備は念入りに!
以上、フリーランスはスキルなしでも目指せますが、簡単に生計を立てられるほど甘い世界ではありません。
将来的に独立したいと考えるなら、会社員のうちにしっかり準備しておくべきです。まずは副業でフリーランスの仕事をはじめ、ある程度収入の柱をつくってから今後の働き方を検討しましょう。
なお、「独立はゴール」と捉えている方も少なくありませんが、それは大きな間違いです。独立はむしろスタート地点であり、好きな仕事だけをこなして生活できるようになるまでには並々ならぬ努力が欠かせません。
独立後もスキルアップに取り組み、評価されるフリーランスを目指しましょう!
未経験で独立しても成功できる?