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- 2025.02.16
Web制作におけるコーディングは基本的に自由に書けるため、柔軟で効率的な制作が可能です。
しかし、その自由は制作を効率化する一方で、メンバー間の誤解や作業遅延を生む原因にもなり得ます。
このような課題を避けるためには、一定のルールやガイドラインを設けることが重要です。
この記事では、コーディングにおけるルールについて解説します。
プロジェクトを円滑に進めるために欠かせないポイントなので、初心者から経験者までぜひ押さえてください。
コーディング規約とは、Web制作やソフトウェア開発などにおいてコードの一貫性や可読性、保守性を向上させるために設定されるルールのことを言います。
コーディングでは単に「きれいに書く」ことだけでなく、誰にとってもわかりやすく、保守・メンテナンスしやすいコードを書くことが重要です。
自由に書けるからと言って、自分しか理解できないコードを量産してしまうと、チームでは大きな問題となります。
誰が見ても理解できるコードを書くことで、円滑なコミュニケーションが図れ、開発プロセスをスムーズに進められるのです。
コーディング規約は各プロジェクトやチームで作成されるものであるため、すべてに共通する正解は存在しません。
しかし、誰が見てもわかりやすいという点から、よく定められている内容があります。
ここでは、主なコーディング規約を5つ解説します。
クラス名とは、コードの役割を視覚的にわかるように記述するものです。
クラス名をつけるときは、その役割を明確に示すように意味のある名前を付けましょう。
たとえば、「ボタン」という要素を表す場合、頭文字の「b」や簡略化した「btn」でも伝わる人には伝わりますが、誰が見てもわかるかと言われると疑問が残ります。
そのため、プロジェクトやチーム内で「できるだけ簡略化して書く」とルールが決まっている場合を除き、わかりやすさを優先して要素名を書くことがおすすめです。
クラス名だけでなく、変数名や関数名なども、一貫性のある命名規則をチーム内で共有し、統一することが重要です。
小文字のみにする、大文字と小文字を組み合わせるなど、統一したルールに従うことで、コード全体の見通しが良くなります。
要素の名前は、その要素が何をするのか、役割を明確に示すようにしましょう。
たとえば、見出しを示す要素なのに「button」とクラス名に書かれていた場合、コードを見た他の人が混乱してしまうリスクがあります。
コードのわかりやすさにも大きく関わるため、表示される内容と役割が一致しているかは重要なポイントです。
コードは一度書いたら終わりではなく、メンテナンスが必要となる可能性があります。
そのため、未来の自分やチームメンバーがコードを理解しやすく、修正しやすいように配慮することが重要です。
将来、改修やバグ修正を行う際に、コードの構造や機能をすぐに理解できるように、明確な命名規則やコメントを活用しましょう。
コーディング規約はチームやプロジェクトで異なるため、最初の策定する際にどのルールを適用するか悩んでしまう場合もあることでしょう。
そんなときは、コーディングの管理について体系立ててまとめられている「CSS設計手法」を活用するのがおすすめです。
たとえば、BEM(Block Element Modifier)手法を用いると、HTMLやCSSのクラスの命名規則が明確化されるため、コードを共通理解しやすくなります。
コードを書くときは、意味のある名前や一貫性、役割との一致を意識して、他人が見たときに伝わるかどうかを考えながら作ることが重要です。
自分だけでなく他人にとってもわかりやすいコードが書けると、複数人でプロジェクトを進める際に仕事がしやすいコーダーだと評価してもらいやすくなります。
コーディングを学習しているうちから他人への伝わりやすさを重視すると、実務に出たときにも役立ちますので、ぜひを意識してみてください。
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はにわまんさん(@haniwa008)
Webコーダー。コーディングを中心にディレクションからサイト運用・保守まで、Web制作全般の仕事に400件以上携わった経験あり。デイトラのマネージャーも務めている。