【2024年最新版】Web制作でコーディングを爆速にする必須ツール4選

Web業界では、この数年で新たな開発ツールがたくさん登場しています。ツールを使いこなして作業している人とそうでない人では、当然コーディングのスピードが大きく変わります。

単価を上げようと考えたときには受注金額に目を向けがちですが、「作業効率を上げて時間単価を上げる」という視点も重要です。浮いた時間を使ってほかの仕事をすれば、さらに収入を上げることもできます。

そこで今回は、デイトラWeb制作コースの責任者を務めるショーヘーがおすすめの、Web制作でコーディングを爆速にするツールを4つご紹介します!

これからWeb制作を学ぼうとしている方だけでなく、すでにWeb制作をしている方にも役立つ情報ばかりですのでぜひご覧ください!

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ショーヘー
【講師プロフィール】
ショーヘー(@showheyohtaki

株式会社デイトラ代表。フリーランスプログラマーとして実績を重ねたのちに起業。現在はデイトラWeb制作コースの責任者も務めている。

ショーヘーが選ぶ!コーディングを爆速化できるツール4選

コーディングスピードを上げるために欠かせないツールを4つご紹介します。

  1. VSCode
  2. Emmet
  3. Figma for VSCode
  4. Github Copilot

まだ使ったことのないツールがある方は、ぜひチェックしてみてください!

1:VSCode(Visual Studio Code)

VSCode(Visual Studio Code)は、Microsoft社が開発した無料で使えるコードエディタです。

特徴は「軽量」「シンプル」「拡張性が高い」の3つ。定番のツールなので、すでに知っているという方も多いでしょう。

VSCordのおすすめポイントは、拡張性の高さです。VSCordにはさまざまなプラグイン(拡張機能)があり、上手く組み合わせることでコーディングスピードを上げられます。

たとえば、次のようなプラグインがおすすめです。

  • Prittier – Code formatter:自分で改行しなくても自動でコードを見やすく整形する
  • Auto Rename Tag:HTMLの開始タグを修正すると自動で閉じタグも修正する
  • HTML Hint:間違った記述があるHTMLをお知らせする
  • Live Server:今書いているHTMLやCSSを反映したライブプレビューを表示する

VSCordとプラグインを組み合わせることで、すべて手書きで書いていた事とは比べ物にならないぐらい効率よくコーディングができます。

ショーヘー
最近話題になっているAI搭載エディタ「Cursor」と比べても、僕はVSCordがおすすめです!
詳しい理由は後ほど解説します。

2:Emmet

EmmetはHTMLやCSSを短縮して記述できる入力補完機能で、VSCordに標準装備されています。

たとえば、何も書かれていないHTMLファイル上で「!(びっくりマーク)+tabキー」を押すと、HTMLに必要な必須タグを一瞬で書けます。

初心者でも必須タグを覚える必要がなく、記述ミスも減らせるのでとても便利です。

また、Emmetは省略記法が使える点もポイント。スペルがわからなくても頭文字だけ覚えていれば、VSCordが出した予測変換をもとに記述できます。

省略記法だけでなく、便利なショートカットもたくさんあるので、ぜひ活用してみてください!

ショーヘー
ひとつひとつの入力時間は、積み重ねると大きなタイムロスになります。
ぜひEmmetの基本的な省略記法をマスターして、爆速コーダーを目指しましょう!

3:Figma for VSCode

Figma for VSCodeは、VSCode上でFigmaで作成したデザインカンプを確認できるツールです。

デザインカンプとは?
サイトの設計図のこと。フォントや画像の大きさ、背景の色など細かな要件が書かれており、デザインカンプをもとにコーディングする。

従来はデザインカンプとエディターを別の画面で表示しなければならなかったため、画面を行き来しなければなりませんでした。

しかし、Figma for VSCodeの登場でその手間を省き、効率よく作業ができるようになったのです。

また、Figma for VSCodeは、デザインカンプを確認できるだけではなく、文字サイズやフォントなどの値を自動コピーできます。

Figmaで作成したデザインカンプをもとにコーディングするときに、Figma for VSCodeは欠かせません。

ショーヘー
日本ではデザインカンプの作成にAdobe XDを使ってるところがまだまだ多いものの、Figma for VSCodeの登場でFigmaの人気が加速しそうですね!

4:Github Copilot

Github Copilotは、コードを書き込むとリアルタイムで行動の提案や補完をしてくれるAIツールです。

AIはインターネット上の膨大な情報を持っているため、人間が調べたり考えたりするよりも圧倒的に速いスピードで解決にたどり着けます。

たとえば、Github Copilotを使うと次のようなことが可能です。

  • 今あるコードから予測して次に書くコードを提案してもらう
  • 「〇〇のコードを書いて」と指示した通りのコードを作ってもらう
  • エラー内容から修正方法を提案してもらう
  • わからないコードの意味を説明してもらう

Github Copilotはアシスタントのように補助してくれるため、効率的なコーディングが実現します。

ただ、AIはあくまで提案をくれるツールであり、ベストな回答であるとは限りません。

提案が正しいかどうかの判断は人間がする必要があるため、丸投げはできないという点を押さえておきましょう。

ショーヘー
AIを使ってる人と使ってない人では、作業効率に大きな差が開きつつあります。
また、AIとペアコーディングすることは、今後ますます当たり前になっていくと考えられます。
2024年はぜひAIを味方につけて、自分の作業負担を減らしていきましょう!

CursorとVSCordならどちらを使うべき?

最近新たなコードエディタ「Cursor」が登場し、注目を集めています。

Cursorは、ChatGPTを作ったOpenAIが出資している会社が作ったコードエディタです。

CursorはVSCordとは異なり、最初からAIが搭載されています。また、CursorはVSCordをベースに作られているため、VSCordで使えるプラグインは基本的にどれでも使えるのも特徴です。

しかも、Github Copilotの利用料が月額10ドルかかるのに対し、Cursoeは無料。そのため、SNS上ではVSCordからCursorに乗り換えたという声も増えています。

しかし、コーディングで言えば「VSCord + Github Copilot」のほうがおすすめです。理由は、Github CopilotとCursorはできることがほとんど一緒という点。

現状Cursorのほうが「ファイルを横断した提案に強い」「公式ドキュメントを参照したうえで提案できる」といった違いはありますが、VSCordでも今後のアップデートで対応すると言われています。

何より、CursorはVSCordをベースに作られてはいるもののVSCordではないため、Figma for VSCodeが使えません。

コーディングに必要な値を自動取得できるFigma for VSCodeが使えないとなると、作業効率がそれだけ落ちてしまいます。

よって、Web制作をするなら「VSCord + Github Copilot」のほうがおすすめです。

まとめ:ツールを活用して作業負担を減らそう

効率よくコーディングをするためには、ツールの活用が欠かせません。

今回ご紹介したものを使いこなせるかどうかで、作業にかかる時間は大きく変わります。

ツールの使い方を学んで、コーディングの作業負担を減らしていきましょう!

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