【画像で解説】Web制作に欠かせない!AIを活用した爆速LPコーディング術

【画像で解説】Web制作に欠かせない!AIを活用した爆速LPコーディング術

「もっとコーディングを効率よくできるようになりたい」
「デザインカンプの値を自動で取得して入力してくれるツールがあれば…」

そんな方に使ってほしいのが、今回ご紹介するVS Codeの拡張機能「Figma for VS Code」です。Figma for VS Codeを使うと、約90%のCSSを自動作成し、数百行分ものコーディングを効率化できます。

この記事では、FigmaのデザインカンプからFigma for VS Codeを使ってコーディングする様子を、実際の操作画面を用いて解説します。

Figma for VS Codeを使うか使わないかでコーディングのスピードにかなりの差ができるので、高い精度で効率よくコーディングしたい方はぜひ最後までご覧ください。

■動画で内容を確認したい方はこちら!
はにわまんさん
【講師プロフィール】
はにわまんさん(@haniwa008
Webコーダー。コーディングを中心にディレクションからサイト運用・保守まで、Web制作全般の仕事に400件以上携わった経験あり。デイトラのマネージャーも務めている。

Figma for VS Codeは無料でも使えますが、本記事で紹介している補完機能は有料プランで利用できる機能です。コーディングの効率化と金額を天秤にかけて、活用を検討してみてください!

1:Figma for VS Codeを立ち上げる

はにわまんさん
まずは、Figma for VS Codeを立ち上げましょう!
立ち上げ方を解説しますので、一緒にやってみてくださいね。

①VS Codeで「Figma for VS Code」を検索して開く

VS Codeで「Figma for VS Code」を検索して開く

②左側に表示されたFigmaのアイコンを選択する

左側に表示されたFigmaのアイコンを選択する

③対象のファイルを選択して読み込む

②左側に表示されたFigmaのアイコンを選択する

④開くフレームを選択する

開くフレームを選択する

⑤VS Codeの画面上にFigmaのデザインカンプが表示される

VS Codeの画面上にFigmaのデザインカンプが表示される

VS Codeの画面上に表示されているデザインカンプの要素を選択すると、それぞれの値が確認できます。

デザインカンプの値が確認できる

2:Figma for VS Codeを使ってCSSを作成する

はにわまんさん
それでは、Figma for VS Codeを使って、CSSを作成していきましょう!

始めにHTMLのコードからクラスを抜き取り、CSSに入力します。

ただ、たくさんあるクラスを1つ1つコピーして、CSSに貼り付けしていくのは大変ですよね。

そこで便利なのが「ExtractionCssSelector」というプラグインです。

ExtractionCssSelectorを使うと、クラス名を一括で取得できます。

ExtractionCssSelectorの使い方
①ExtractionCssSelectorをインストールする

ExtractionCssSelectorをインストールする

②HTMLを選択し、右クリックして「ExtractionCssSelector」をクリックする

右クリックして「ExtractionCssSelector」を選択する

③CSSに貼り付ける

CSSに貼り付ける

短時間でHTML上のクラス名を抜き出して貼り付けできるので、効率よく進めるためにもぜひ活用してみてください。

それでは、順にCSSを作成していきましょう!

1:ヘッダー

まず、ヘッダーを選択しましょう。

ヘッダーを選択

すると、コードのタブにヘッダー部分のCSSのプロパティと値が表示されます。

コードのタブにヘッダー部分のCSSのプロパティと値が表示

はにわまんさん
このままコピーして貼り付けてもOKですが、Figma for VS Codeの便利な補完機能を活用してさらなる時短を目指しましょう!

クラス名の波括弧の中にカーソルを当てると自動的に補完されます。

クラス名の波括弧の中にカーソルを当てると自動的に保管

表示されたCSSで問題なければ、「Tabキー」を押して入力完了です。

必要のないものは適宜削除しながら、コンテナやロゴ、ボタンの部分も入力を進めていきましょう。

Figma for VS Codeの提案だけでは不完全な部分もあるので、表示を確認しながら必要なCSSを加えてください。

はにわまんさん
ここまでで、ぼくが自分でコードを書いたのは「margin-inline: auto;」「width: 100%;」のたった2行でした。
Figma for VS Codeを使うと、ほとんどFigmaが保管してくれるような形でCSSのコーディングを進められるのでとても便利です!

2:ファーストビュー

ファーストビューも補完機能を使って、CSSを作成していきましょう。

①ファーストビュー部分を選択する

ファーストビュー部分を選択する

②クラス名の波括弧の中にカーソルを当て、Tabキーを押す

クラス名の波括弧の中にカーソルを当て、Tabキーを押す

③背景のパスを当てる

背景のパスを当てる

④中にあるボックス部分のCSSも同様に作り、表示を確認する

中のボックスのCSSも同様に作り、表示を確認する

3:お知らせ

続いて、お知らせの部分もCSSを作成していきます。

①お知らせ部分を選択する

お知らせ部分を選択する

②クラス名の波括弧の中にカーソルを当て、Tabキーを押す

クラス名の波括弧の中にカーソルを当て、Tabキーを押す

③「head」「items」など中のコンテナの部分をFigma for VS Codeで補完して、CSSを入力する

「head」「items」など中のコンテナの部分をFigma for VS Codeで補完して、CSSを入力する

④左右中央揃えになるように「margin-inline: auto;」を追記する

左右中央揃えになるように「margin-inline: auto;」を追記する

⑤不要なボーダートップにCSSを当てないように修正する

不要なボーダートップにCSSを当てないようにする

はにわまんさん
どのレイヤーに当たっているかわからなくなった場合は、パンくずリストのような部分で確認できます。
困ったときは画像赤枠の部分をチェックしてみてくださいね。

パンくずリストのようなところで確認

4:導入事例

導入事例の部分もFigma for VS Codeで補完しながら、CSSを入力していきましょう。

①導入事例の部分を選択して、Figma for VS Codeで補完する

導入事例の部分を選択して、Figma for VS Codeで補完する

②ヘッドやカード部分もFigma for VS Codeで補完する

ヘッドやカード部分もFigma for VS Codeで補完する

③画像部分を背景のカバー表現と同様に「object-fit: cover;」で作り変える

画像部分を背景のカバー表現と同様に「object-fit: cover;」と入力して作り変える

④カードのヘッドやテキストもFigma for VS Codeで補完する

カードのヘッドやテキストもFigma for VS Codeで補完する

5:フッター

最後にフッターもFigma for VS Codeで補完して、CSSを作成しましょう!

フッター部分も保管する

3:完成したLPを確認する

改めてデザインカンプと完成したLPを見比べて、デザインに違いがないかチェックしましょう。

また、これまでのCSS作成でレスポンシブの表現も一緒にできているので、デベロッパーツールを使って確認してみてください。

レスポンシブの確認方法
①デベロッパーツールを開く

デベロッパーツールを開く

②サイトの幅を縮める

サイトの幅を縮める

③表示が崩れていなければOK

表示が崩れていなければOK

まとめ:Figma for VS Codeはコーダーを助けてくれる便利なツール!

今回のデザインカンプは、ほぼ自分でCSSを入力することなくFigma for VS Codeの補完機能によって実装を進めました。

FigmaにあるCSSのプロパティと値を自動的に反映させながらコーディングできるため、効率が大きく変わります。

また、通常はFigmaとVS Codeの画面を行き来しながらコーディングする必要がありますが、Figma for VS Codeを使うとVS Codeの画面上でFigmaのデザインカンプを表示できるのも便利なポイントです。

高い精度ですばやくCSSのコーディングができるFigma for VS Codeは、コーダーにとって大きなメリットがあります。

補完機能は有料プランから使える機能ではありますが、コーディングを最大限効率化したい方はぜひ活用をご検討ください!

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