【現役ライター/編集長が解説】Webライター必見!知る人ぞ知る、プロ御用達の文章術本五冊を徹底紹介!

文章って、難しいですよね。
現代はブログやnote、SNSなど、学校や仕事以外でも文章を書く機会がとても増えています。
けれど、「書く」という作業がこれほど日常的になったにも関わらず、ちゃんと教わる機会がありません。
「自分の文章、これでいいのかなぁ?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、東京フリーランス編集長であり現役ライターでもある初芝が、独力で文章力を伸ばすためにうってつけの本を五冊紹介します。
初芝は今年でライター七年目、商業出版もWeb連載も経験していますが、文章術の大部分は本から学びました。
今は本当に良いライティング本が溢れているため、良い本を選んでちゃんと練習すればだれでも上達します。
特に、ここで紹介する五冊は様々なライティング本を読んできた初芝が自信を持って推薦できる五冊ですので、ちゃんと使えば確実に力が身に付きます!

現役Webライターさんはもちろん、趣味で文章を書いている人にもおすすめの五冊です!
※この記事はアフィリエイトポリシーに則り作成されています

必読の鉄板基本書二冊!

まずは基本書二冊を紹介します。
これらはWebライティングの基礎を凝縮した超良書です。
実際に東フリライターさんへの指定参考書となっています!

『沈黙のWebライティング』SEOの基礎と具体的なノウハウ満載の600ページ!

これは超鉄板です。
もし、初心者Webライターに「一冊だけおすすめを教えてください!」と言われたら間違いなくこの『沈黙のWebイティング』を推します。
初芝は紙版と電子版の両方を買っているくらいです。

内容は、Webライティングに特化したノウハウ本です。
著者は、Webマーケティング業界で有名なWEBライダーの松尾さん。
今でこそWordPressテンプレートはAffingerやSANGO、JINなど様々ありますが、五年ほど前では「賢威」が大流行していました。
その賢威を販売し、最近ではAIによる文章校正ツール「文賢」を開発したのがWEBライダーです。
まさにWEBマーケティングのプロ中のプロが、そのノウハウを惜しむことなく公開しています。

この本の特徴は、圧倒的な網羅性&実用性です。
「Googleがどんなコンテンツを求めているのか」というところから始まり、「良質なコンテンツを作るにはどうすればよいのか?」という具体的なテクニックの解説を徹底的に行っています。
SEOの基本的な考えから、ネタ出しの仕方、構成の作り方、そして具体的な文章構成まで。Webライティングに必要な要素を余すところなく解説しています。
600ページ以上の大ボリュームで行っているため、「Webライティングで迷ったら、まずこの本を読めばいい」という一冊になっています。

ちなみに、初芝の文体には「カギ括弧が多い」とうクセがありますが、これはこの本から影響を受けています。
カギ括弧を入れることでその文章は話し言葉に見えるため、感情が伝わりやすくなるというテクニックです。

文章を読んでもらうために必要な3つの視点
①感情表現を入れ、自分事化による”共感”を誘発する
②伝えたいことがきちんと伝わるよう、”見やすさ”や”わかりやすさ”にこだわる
③ファーストビュー(冒頭文)で、伝えたいことをまとめる
(中略)
たとえば、ボーンは本編で、感情を表すために「」(カギ括弧)を用いた演出を行っていました。
カギ括弧を用いることで、その文章は「話し言葉」に見えるため、感情が伝わりやすくなるのです。

松尾茂起『沈黙のWebライティング』pp.236-237より引用

小さなテクニックですが、こういう積み重ねが文章全体の読みやすさを演出していきます。

理論と実践テクニック。
その両方を兼ね備えた本ですので、Webライター必読です!
⇒『沈黙のWebライティング』をチェックする

初芝
Kindle版のセールをよくやっているため、安くなっていたらチャンス!

『新しい文章力の教室』読ませる文章を書くためのテクニック集!

『沈黙のWebライティング』はSEOライティングに特化したものでした。
一方、『新しい文章力の教室』は「良い文章」を書くためのテクニック集です。

そもそも、「良い文章」とはなんでしょうか?
この本では、完読される文章が良い文章であると定義しています。
そして、完読される文章とは、事実・ロジック・言葉づかいがきちんと積み重なっている文章のことです。

文章を構成する三つのレイヤー順に積み上げていく思考を叩きこみ、完読される文章を書けるようにする。
それがこの本の目的です。

文章の三層構造 唐木元『新しい文章力の教室』p.19より引用

 

この本で特に秀逸な章は、第二章「読み返して直す」です。
僕は仕事柄色んな方の文章の添削をしてきましたが、文章表現については結構同じことを指摘することが多いです。

「文末表現の重複を解消しましょう」
「主語述語の係り受けを直しましょう」
「一文を短くしましょう」

などなど…。
そういった、「ライターあるある」なミスを防ぐためのチェックリストとなるのが第二章「読み返して直す」です。
ここにはライターが手癖で書くと陥りがちな間違いが14個紹介されています。
納品前にこの目次をチェックするだけでも、文章の品質はグッと上がります!

⇒『新しい文章力の教室』をチェックする

初芝
この本で基礎を身に付けたら自信がつきますよ!

+αで押さえておきたい専門書三冊!

ここまでの二冊は、Webライターとしての基礎力を身に着けるための基本書です。
ここからは、+αとして飛び道具となるような専門書を紹介します!

『100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300』記事タイトルの見本市!

『バズる単語300』は、シェアされる記事タイトルに含まれる単語を網羅した本です。
著者は、月間1万PVのサイトを650万PVにまで育て上げたWebメディア編集長。
数々のバズを生み出した経験からピックアップされた単語集は、今日から使える即効性を持っています。
アフィリエイト業界では『バカ売れキーワード1000』という本が昔からのロングセラーですが、それのWebメディア版ですね。

『100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300』p.47より引用

この本では、「簡単・手軽」「早わかり」「知識」「お得・特別」など、記事で演出したいイメージごとに単語がカテゴリ分けされています。
なのでタイトルに困ったら辞書のようにサッと引いてみると、すぐに候補が見つかります。
それだけですぐ目当ての単語を見つけられるので、とても便利です。

記事タイトルに悩みがちな人は、手元に一冊置いておきましょう!

⇒『100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300』をチェックする

初芝
東フリ記事のタイトルづけにもよく使ってます!

『10倍売れるWebコピーライティング』効果実証済みの「売れる」LPの作り方を、あのバズ部が徹底解説!

『10倍売れるWebコピーライティング』では、売ることに特化したLPの作り方を徹底解説した本です。
著者は、Webマーケティング業界では知らない人のいないあのバズ部
Webでモノを売るプロ中のプロが、これまでの経験から「売れるLPの構造」を解き明かし、それだけに特化して解説しきった本です。

この本では、LPをキャッチコピー・ボディコピー・クロージングコピー・追伸の四つのパーツに分解し、それぞれどんな内容をどう描くべきかを詳しく説明しています。
全体像のイメージは以下のようになります。

売れるLPの型(『10倍売れるWebコピーライティング』p.95より作成)

こうした「売れる」LPの型とともに、その内容をどう作成するかというワークショップも併せて解説しています。

この本はWEBライターだけでなく、Web制作をしている人におすすめです。  
単に「LPのコーディングができます!」だけだと、コーディング部分でしか価値を発揮できません。
けれど、「LPの構成をデザインして、そのライティングもできます!」となればお客さんにとっての魅力は倍増すること間違いなしです。

LPライティングは売上に直結する技術なので、身に着けておくと提案の幅が広がります!

⇒『10倍売れるWebコピーライティング』をチェックする

初芝
ちょっとこの本は凄すぎるので、まずは自分の手に取って読んでみてください!

『マンガでわかる キャッチコピー力の基本』刺さる言葉を作りたいならこの一冊!

最後に紹介する『マンガでわかる キャッチコピー力の基本』は、刺さるキャッチコピーの作り方を解説している本です。
2010年に刊行されてベストセラーとなった『キャッチコピー力の基本』が、漫画になってパワーアップして帰ってきました。

キャッチコピーって、なんだかセンスの領域に見えますよね。
NOVAの「駅前留学」とか、吉野家の「はやい、やすい、うまい」なんかは天才的なコピーです。
でも、この本では誰もがキャッチコピーを作れるように、理論や型を駆使して「キャッチコピーを考えるコツ」を解説しています。

例えばこの本ではキャッチコピーの基本型には「言い切る」と「考えさせる」の二つがあるとしています。

『マンガでわかるキャッチコピー力の基本』p.45より引用

言い切ることでスピード感が増し、考えさせることで自分事化させるのです。
この本では、それぞれの型に沿ったフレーズを考えやすくさせるため、さらに五パターンに分解して具体例も併せて解説しています。

言い切る五パターン
短く言い切る:「うなぎ、焼いてます」
予言して言い切る:「うなぎを食べれば、明日も元気に頑張れる」
脅して言い切る:「10年後、うなぎの蒲焼はもう食べれない」
命令して言い切る:「元気のない日は、うなぎを食べろ」
宣言して言い切る:「私はうなぎで美肌になる」

このように具体的なノウハウが盛りだくさんの、実践的な内容となっています。

ライターがキャッチコピー案件を単体で受けることはあまりないかもしれません。初芝も単体案件は一度しか経験がありません。
けれど、キャッチコピー力は企画書やLP、自社HPの宣伝文などあらゆるところに応用が効きます。
この本ならマンガ仕立てで記憶に残りやすい内容となっていますので、楽しく勉強できますよ!

⇒『マンガでわかる キャッチコピー力の基本』をチェックする

初芝
通常版もありますが、マンガ版が特に秀逸です!

まとめ

この記事では、用途に応じて以下の五冊を紹介しました。

ここでは五冊紹介しましたが、これでもちょっと多いかなと感じています。
というのもマニュアル本は少なければ少ない方が良いからです。
よく「受験では参考書を10冊持ってる人より、1冊を10回繰り返している人の方が伸びる」といったことが言われますが、それと同じです。

ノウハウは、使ってなんぼ。
使いやすくするためには、馴染みの一冊を決めてボロボロにするのが一番なのです。
初芝も『沈黙のWebライティング』は付箋を貼りまくり、大事なページはコピーして手元に置いています。

一冊のテクニックを身に着ければ、文章力は飛躍的に向上します。
まずは一冊を徹底的に使い倒し、段々とスキルの幅を広げていきましょう!

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Bさん「〇〇の経験があるので、このジャンルにおいては非常にリアリティのある文章が書けます!」

多くの方はBさんを選んだのではないでしょうか。
上記のケースの場合、Bさんの方が、Aさんよりもクライアントの希望に沿っているように感じられますよね。

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