【初心者Webデザイナー向け】広告バナーの添削をもとにクリックされるデザインの秘訣を解説

【初心者Webデザイナー向け】広告バナーの添削をもとにクリックされるデザインの秘訣を解説

Webデザインにおいて、バナーは視覚的なインパクトを与え、ユーザーの興味を引く重要な要素です。

しかし、ただ目を引くだけでなく、ターゲットに対して適切な情報を伝え、行動を促す役割も果たさなければなりません。

本記事では、プロのデザイン添削をもとに、具体的なブラッシュアップ事例を紹介しながら、クリックされる広告バナーを作るポイントを解説します。

■動画で内容を確認したい方はこちら!
ももさん
【講師プロフィール】
ももさん(@momo_web24
デザイン会社社長。WebアプリのUI/UX設計からHP、ロゴ作成まで幅広くWeb制作に携わっている。デイトラWebデザインコースのメンター。

今回ブラッシュアップするデザイン課題の内容

はじめに、今回ご紹介するウィークリーデザインのお題や概要などを確認しましょう。

お題人材派遣サイトのバナーデザイン
概要看護師向けの求人サイト「デイナース」のサービスサイト紹介バナー
最低限載せたい内容ぴったりの職場が見つかる!看護師求人サイトならデイナース
特徴
・国内最大級の求人数
・高給与
・日勤のみ残業なし
ターゲット20〜50代女性
配信先・掲載先ディスプレイ広告
サイズ300×250

ウィークリーデザインとは?
毎週X上で出されるデザイン課題に沿ってバナーを作成し、Xで投稿するデイトラWebデザインコースの人気企画。デイトラを受講していなくても参加できる。

プロが添削!広告バナーの改善事例とポイントの解説

ここからは実際に投稿された広告バナーのうち、添削した4作品の改善ポイントを解説します。

ビフォーアフターの画像で比較しながら見ていきましょう。

事例1:ポップなデザインのバナーを改善!目を引くデザインに

(左)添削前の年賀状デザイン(右)添削後の年賀状デザイン

こちらのバナーは、色の選択やあしらいによって明るく元気な印象を与えることに成功しています。

ただ、情報が上手にまとめられているがゆえに、広告バナーとして認識されず見てもらえない可能性がある点が課題でした。

改善したポイント
コントラストを強調:ハッシュタグの部分など、一部の要素を反対色で目立たせる。
グラデーションを活用:ほんのりと色の変化を加えることで、バナーに立体感を出す。
ジャンプ率をつける:「国内最大級」など、一番目立たせたい情報を強調する。
写真と文字を重ねる:文字と人物を少し重ねることで、奥行きのあるデザインに。
抽象的なコピーは使わない:指定のテキストが目立つように「可能性は無限大!」をカットする。
ももさん
ビフォーでも十分手を加えなくても良いと感じるようなデザインでした。
特に親しみのあるハッシュタグを使って、わかりやすさを作り出している点は素晴らしいと思います!

事例2:青系の信頼感のあるデザインを改善!余白を活かして伝わりやすさアップ

(左)添削前の年賀状デザイン(右)添削後の年賀状デザイン

こちらのバナーは、落ち着いた青系の配色で信頼感が伝わる点や、背景のあしらいで「希望」「未来」を連想させる点が素敵です。

ただ、区切りが多くて窮屈な印象になってしまっているところ、デイナースのロゴが大きすぎて肝心のメッセージが目立たないところが課題でした。

改善したポイント
上下の仕切りを減らす:余白を活かし、開放感を出す。
一番伝えたいメッセージを強調:「4つの特徴」「ぴったりの職場が見つかる!」を大きく。
ロゴの配置を調整:ブランド名は右下に小さめに置き、広告バナーの役割を明確に。
アクセントカラーを追加:青系だけでは単調になりやすいため、ピンクなどの差し色を入れる。
ももさん
バナーに使用している女性の画像が拡大すると荒くなってしまったので、ダウンロードする際は画像サイズや画質に注意しましょう!

事例3:インパクトのあるバナーを改善!情報整理でわかりやすく

(左)添削前の年賀状デザイン(右)添削後の年賀状デザイン

こちらのバナーは色や配置を工夫していて視認性が高いのが特徴で、「ぴ」の文字を大きく強調して目を引くデザインを意識していることが伝わります。

ただ、ロゴが上下に配置されていてスペースを取ってしまっている点、看護師の写真と背景が馴染んでおらずデザインが浮いて見える点が課題でした。

改善したポイント
写真と背景を馴染ませる:背景に水玉などのパターンを加え、統一感を出す。
ロゴの数を整理:ロゴが2つから1つにして、その分女性の画像を大きくする。
縁取りの工夫:文字のフチを細くしすぎると読みにくくなるため、少し太めに調整する。
ももさん
文字を補足縁取ると、その文字自体が細く見えてしまう読みやすさが下がってしまいます。
そのため、縁取りは太めにすることをおすすめします!

事例4:シンプルなデザインを改善!メリハリをつけて視認性をアップ

(左)添削前の年賀状デザイン(右)添削後の年賀状デザイン

こちらのバナーはシンプルですが、レイアウトがきれいに組まれているので情報が伝わりやすいデザインになっています。

全体的なバランスは良いので、さらに視認性を上げる工夫をするとよりよいバナーデザインになるでしょう。

改善したポイント
色の濃さを調整:色を少し濃くしてインパクトを出す。
背景にカーブや図形を追加:動きを加えてポジティブな印象に。
枠線を太くする:広告バナーは競争が激しいため、埋もれないように工夫。
フォントのメリハリをつける:「国内最大級」「残業なし」など強調したい部分を太字+大きめサイズにする。
ももさん
広告バナーはたくさんあって埋もれやすいので、目立たせるために全体を縁取るのは効果的です!

まとめ:ポイントを押さえてクリックされる広告バナーデザインを作ろう!

本記事では、4つの事例をもとに広告バナーの改善ポイントについてまとめました。

  • 視線誘導を意識し、メリハリをつける
  • 配色は目的に合わせ、適度なコントラストを加える
  • テキストのジャンプ率を活かし、訴求ポイントを強調する
  • 写真と背景の統一感を意識し、デザインに馴染ませる
  • 全体の縁取りやコントラストで、埋もれないデザインにする

実際に添削が受けられなくても、他の人が受けている添削例を見て言語化することでもデザイン力は鍛えられます。

当メディアでは他にもバナー添削の事例を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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