本記事では、デイトラShopifyコースの卒業生であり、現在フリーランスのShopifyエンジニア兼アプリ開発者、そしてデイトラのメンターとして活躍しているTakahashiさん(@ec_penguin_)に、Shopifyを軸としたキャリアの築き方や、技術力を高めるために必要なことについて詳しくインタビューしてきました!
自らの英語力とビジネスの知識を活かせる分野を探していたTakahashiさんは、日本のShopify市場における成長性を見込んだことから、ECサイト構築のスペシャリストとして活躍したいと思い、Shopifyを学ぶことを決意したそうです。
デイトラShopifyコースでコツコツ学習したのち、フリーランスのShopifyエンジニアとして独自のShopifyアプリを開発・公開するなどして活躍されています。
そんなTakahashiさんが技術力を高めるために必要だと思うことや、Shopifyを軸としたキャリアの築き方についてお話ししてくださいました。
・Shopifyを軸としたキャリアの築き方
・エンジニアとして差別化する方法
Shopifyエンジニアとしてスキルアップしたい方や、Shopifyアプリ開発に興味がある方はぜひ最後まで読み進めてみてください!
おつゆ(@photo_prog_free)
教員の傍ら、Shopifyエンジニアとしても活動するWeb系フリーランス。デイトラShopifyコースのメンターも務めている。
デイトラでShopifyを学び始めるまでの経緯
よろしくお願いします!
まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?
デイトラShopifyコースを卒業しました。
現在はメインの業務としてShopifyテーマ周りの開発、Shopifyアプリ開発、そしてデイトラShopifyコースのメンターをやっています。
また、オンラインでイギリスの大学院にてコンピューターサイエンスを専攻し、エンジニアリング能力の向上に努めているんです。
そこで今回は、Shopifyの技術力を上げるコツや、Shopifyを軸としたキャリアの築き方を中心に伺いたいと思います。
また、市場全体の視点からいえば、Shopifyが世界的に成長しており、さらに日本市場でも将来性があると確信したからです。
デイトラでShopifyコースがスタートしたのは、2020年のことでした。
当時はまだ国内のShopifyに関する情報も少なかったんですが、その背景には「これからはShopifyの時代だ!」という経営陣の熱い思いがあったんです。
当時、ShopifyはWordPressに次ぐ世界第2位のCMSシェアを持っており、2017年には日本法人も設立されていました。
私はこの状況からShopifyが日本市場でも今後大きく成長すると確信し、まずはデイトラShopifyコースでShopifyの基礎をしっかりと学ばせていただきました。
Shopifyエンジニアとして独立し、最高月収140万円を達成
メインの取引先は開発会社です。
エンジニアとして独立する上で、開発会社でのクライアントワーク経験はどのように役立っていますか?
直接クライアントに提案するだけだと、どうしても自分の経験の範囲でしか提案できません。
でも開発会社経由で大きな案件に関わり、複雑な要望に応える中で、提案の幅が大きく広がったんです。
なかでもGitHubを使った開発フローを経験できたことは、現在フリーランスエンジニアとして活動するうえで本当に役立っています。
ただし、これはたまたま複数の案件が重なった結果であり、平均すると90万円から100万円ほどになると思います。
なお、現在はアプリ開発に時間を費やしているため収入は若干減っていますが、これも将来の自分への投資だと考えています。
エンジニアとして技術力を高める3つのコツとは?
Takahashiさんがこれだけの実績を上げることができたのも、Shopifyエンジニアとしての技術力が高いということが大きいと思います。
では、Shopifyエンジニアとして技術力を高めるコツを教えていただけますか?
1つめは、段階を踏みながら一歩ずつステップアップしていくことです。
まずテーマ側のエンジニアのステップで言うと、最初はHTML/CSS、次にLiquid、その次にJavaScriptという順番かなと思います。
学んでいく順番が大切だということですね。
そしてLiquidができるようになると、またプラス100%くらいに、さらにJavaScriptができるようになると、もうプラス1000%ぐらいできることが増えるイメージなんです。
すごい伸び幅ですね。
だから、ノーコード基準からすると、全部足すと1300%ぐらいまでできることが増える計算になります。
これは、自身の英語習得経験から強く感じたことです。
私は大学時代、毎日12時間、3年間英語に触れ続けた結果、特に対策もしていなかったのにTOEICの点数が800点から975点くらいまで上がりました。
私も最初はJavaScriptが苦手でしたが、多くの案件をこなすうちに理解できるようになりましたから。
私はなんとなく、Takahashiさんは天才なので苦手分野などないのでは?と思っていました(笑)。
私も、これまで何度も落ち込んだり挫折しかかったりしました。
だからこそ、以前見た映画「ブルーピリオド」の「天才にはなれない。やった分しか上手くならない。だったら、天才と見分けがつかなくなるまでやればいい」という言葉にとても励まされたんです。
技術力を身につけるのに近道はありません。
でも、圧倒的な量をこなせば必ず成長できるので、諦めずに手を動かし続けることが大切だと思います。
「自分はテーマ編集だけでいいや」という姿勢ではなく、サイト構築全体を支援できるエンジニアになることで、より多くの価値を提供できるようになるでしょう。
自己の差別化により顧客から選ばれるエンジニアに
Takahashiさんがフリーランスエンジニアとして仕事をしていくうえで、心がけていることはありますか?
まず、技術面では常に最新の情報をインプットするよう心がけています。
Shopifyはアップデートのサイクルがとても早く、新しい技術や機能が次々と登場しますから。
特にフルリモートで働いているため、進捗の定期的な報告は欠かさないようにしています。
また、問題が発生した際は、バッドニュースほど相手に早く伝えることを心がけていますね。
悪いニュースほど早く報告することですぐに対策を取ることができ、より早い解決につながりますから。
技術力があるのは大前提として、自分ならではの強みを持つことで、顧客から選ばれるエンジニアになることができるでしょう。
私の場合、海外の大学院でコンピューターサイエンスを学びながらアプリ開発もできるという点が、差別化要因になっています。
Takahashiさんのようなエンジニアはなかなか他にいないでしょうから。
「顧客のため」を追及してアプリ開発の道へ
これまでにどんなアプリを開発されたんですか?
1つ目は「Customer Tag Discount」という顧客タグによる割引を管理するアプリで、注文や配送料の割引をきめ細かく設定することができます。
クライアントの要望をダイレクトに反映した独自のアプリを開発することにより、テーマ開発だけでは対応できない要望に応え、ストア側の導入コストも抑えられると考えました。
Takahashiは様々なことにチャレンジされていますが、その根本には目の前にいるお客さんやエンドクライアントにどうしたらより貢献できるかを常に考えているんですね。
加えて、今はデイトラのメンターもしているので、どうしたら受講生さんがさらに結果を出せるかということも常に意識しています。
さいごに:プロからの直接指導で結果を出せるのが『Shopifyコース』
私も、既に4年半ほどShopifyでメインで仕事をしていますが、まだまだ全貌を掴みきれないくらいの深みがあって、学習しがいのある面白い分野だと思ってます。
そんなデイトラで、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
未経験からShopify制作を勉強するなら「デイトラ」がおすすめ!
当メディアを運営する株式会社デイトラでは、未経験でも楽しく学べるオンラインスクール “デイトラ”を開講しており、2025年3月現在で全16種類のコースがあります!
デイトラShopifyコースでは、Shopifyに関する基本や応用はもちろん、営業方法から実案件の流れ、集客や広告運用までの全てを網羅しています。
デイトラShopifyコースで教えるのは「Shopify構築のやり方」だけではありません。実際の「ビジネスの場」で使える実践的なスキルや案件受注のための考え方や提案方法も学べます。
これからShopify制作者としてスキルを身に付けたい方は、ぜひデイトラのShopifyコースを受講してみてください!
Takahashiさん(@ec_penguin_)
一児のパパのShopifyエンジニア。最高月収140万円を達成し、独自のShopifyアプリを開発・公開するなど、活躍の場を広げている。デイトラShopifyコースのメンターも務めている。