副業ドローンパイロットって実際どうなの!?商用パイロット資格のリアルやドローンで仕事をしていく過程を取材してきた!

副業ドローンパイロットって実際どうなの!?商用パイロット資格のリアルやドローンで仕事をしていく過程を取材してきた!

本記事では、デイトラドローンコースを受講して商用パイロット資格を取得し、営業開始して約1ヶ月で空撮や点検業務など3案件を受注されたじぇりどさん(@jerid_works)にインタビューしてきました!

現在、ドローンの市場規模は右肩上がりに成長を続けており、2025年には6,500億規模の市場になると予測されています。じぇりどさんは、そんな成長産業に目を付けて商用パイロット資格を取得されました。

彼は本業の傍らで資格取得に向けて学習を始め、2021年12月に試験に合格。そして現在は「ドローンパイロット×動画編集」のスキルを掛け合わせることで仕事の幅をより広げられています!

そんな彼に、今回はドローンパイロットとして案件を受注するまでの過程を具体的にお伺いしました。

本記事の内容
・商用パイロット資格を取得する過程
・ドローンパイロットとして受注した案件について
・デイトラドローンコースをどんな風に活用したのか

「ドローンパイロットってどんな仕事があるんだろう?」「ドローン資格を取りたいけどスクールに通うべきなのかな…?」と疑問に思っていた方は、ぜひ最後までご覧ください!

じぇりどさん
【ゲストプロフィール】
じぇりどさん(@jerid_works)
エンジニア兼コンサルタントをしながら、副業でドローンパイロットとして活動中。本業の傍らデイトラドローンコースを受講し、2021年12月に商用パイロット資格を取得。現在はドローンパイロットとして、点検や空撮業務などを中心に受注している。
初芝
【インタビュアープロフィール】
初芝賢(@hatushiba_ken
当メディア「東京フリーランス」の編集長。それ以外にも、マーケティング戦略の立案から広告運用のディレクション、LPOなどマーケティング業務全般を行っている。

国内では数少ない成長産業の「ドローン業界」へ参入した理由とは?

初芝
本日はじぇりどさんが副業ドローンパイロットとしてお仕事をされるまでの過程をお伺いしたいと思っています。
まずは、簡単な自己紹介からお願いできますか?
じぇりどさん
はい!現在は、本業でエンジニア兼コンサルタントをしながら、副業でフリーランスのドローンパイロットとして空撮や点検の仕事を受けています!
初芝
副業でドローンパイロットをされているんですね!
本業のお仕事とは違う分野ですが、ドローンを選ばれたきっかけは何だったんでしょう?
じぇりどさん
副業を始めてみたいなと思ったタイミングで、デイトラWebデザインコースを受講している妻から「デイトラでドローンコースが始まるらしいよ。」と聞いたことが最初のきっかけです!
初芝
えっ!奥さまがデイトラを受講してくださっていたんですね!
とはいってもドローンパイロットという職業はまだあまりメジャーではないと思うんですが、じぇりどさんはなぜ副業でドローンを始めようと思ったんですか…?
じぇりどさん
僕はミニ四駆の世代ということもあり、ラジコン操作の感覚がすごく好きだったので「ドローンを仕事にできるならやってみたい」と興味を持つようになったんです。
じぇりどさん
そこでドローンについて調べてみると、ドローン市場がかなり早いスピードで成長していることや、ドローンパイロットとしてたくさんの仕事があることを知りました!

ドローンは2025年に6,500億規模の市場になると予測されている。

初芝
ドローン業界に将来性を感じられたんですね!
2022年にはドローン資格の免許制度が始まったり、航空法が改正されたりするようなので、今後はドローンを使ったビジネスがより活発になっていくだろうなと思っています!
じぇりどさん
僕もそう思います!
ドローンは趣味の範囲で楽しむものだと思っていたので正直驚きましたが、ドローン業界の可能性を知ってからは「今の内に参入しておけば、今後ビジネスチャンスがたくさんあるかもしれない」と感じ、デイトラを受講することに決めました!
初芝
将来性のあるドローン業界への参入はワクワクしますよね!
デイトラを選んでくださってありがとうございます!

▶︎当メディアではデイトラドローンコースのマネージャーを務める藤本さん(@drone_fujimoto)に「ドローン業界の将来性や仕事内容」について詳しく伺っています!その詳細はこちらから!

デイトラドローンコースで資格取得に向けて勉強開始!

初芝
ではそこからどんな勉強をしていったのでしょうか?
じぇりどさん
ドローンを飛行するためには、国土交通省から「包括飛行許可申請」を受ける必要があるので、まずはその申請手続きをスムーズにできる資格の取得を目指しました!

ドローンパイロットになるためには何が必要?
ドローンパイロットは、国土交通省の認証である「包括飛行許可申請」を受けることが必須。その申請手続きを簡略化できる資格が「UAS Level2技能認証カード」と「10時間飛行履歴証明書」。デイトラドローンコースでは、学科試験と実技試験の試験対策を含めた実践的なカリキュラムを用意しています。

じぇりどさん
資格試験では学科試験と実技試験があるんですが、僕はデイトラを活用して座学は10時間程度、ドローンを飛ばす実技練習は1日30分を1ヶ月くらい行いました!

分かりやすいカリキュラムのおかげで本業と並行して学習が進められた!

じぇりどさん
まず座学では、学科試験に向けて航空法や電波法などを学習していきました。
法律に関する内容は覚えることが多くて少し大変でしたが、デイトラのカリキュラムは試験に出やすい内容や覚えておくべき項目が分かりやすくまとめられていたので学習しやすかったです!
初芝
ありがとうざいます!
分かりやすいカリキュラム作りを努めているので、そう言っていただけて嬉しいです!
じぇりどさん
それに、デイトラは受講後に練習用トイドローンを3台貸し出してくださるので、わざわざ練習のためにドローンを買う必要がなくすぐに練習を始められました!

トイドローンとは?
200g以下の小型ドローンのこと。デイトラドローンコースでは、実技試験の練習用として3ヶ月間無料でトイドローンを3台貸し出している。

初芝
それは良かったです!
ドローン操縦は難しいイメージがあるのですが、実技練習はどうでしたか?

じぇりどさん
そうですね、最初は機体のコントロールが難しかったです。
ドローンを飛ばすだけなら簡単ですが、機体を一定の場所に固定したまま飛ばしたり、スムーズに旋回させたりする操作は難易度が上がるので、慣れるまでにある程度の時間は必要だと思います。
じぇりどさん
例えば、ドローン操作はスティックをミリ単位で動かして機体をコントロールする必要があるのですが、僕の場合はその操作感覚を掴むまでに少し時間がかかりました。
練習を始めたばかりの頃は、指が攣ったり筋肉痛になったりすることもありましたね。笑
初芝
なるほど、ある程度の練習や経験が必要なんですね。
前後・左右だけでなく旋回など複雑な動きも多いので覚えるまでが大変そうですね。
じぇりどさん
はい。
ただ上手く操縦できたときはめちゃくちゃ楽しいです!
どの位置なら綺麗に旋回できるかといった操作感覚が掴めた瞬間はワクワクします!

学科・実技試験を乗り越えて「商用パイロット資格」を取得!

初芝
その後、実際に試験を受けてみていかがでしたか?
じぇりどさん
学科試験は、デイトラの教材通りに勉強していれば難易度はそこまで高くないと思いますが、実技試験のドローン操縦が難しかったので合否発表までは少し不安でした…。
ですが、無事に合格していて良かったです…!
初芝
おぉ!合格おめでとうございます!
ちなみに、実技試験はどんなところが難しく感じたんでしょうか?
じぇりどさん
トイドローンと試験用ドローンの操作感覚の差に戸惑いました。
大きさや重さによって操作感覚が変わっただけでなく、操作スティックの形状もやや違っていました。
じぇりどさん
ただ、実際に現場で使うドローンの方がトイドローンよりも圧倒的に操作が簡単ですし、動作も安定しやすいので実務で使うまでに慣れておけば問題ないと思います!

じぇりどさんが実務で使っているドローン。左がメイン使用しているDJI AIR2S。右がDJI MINI2。

初芝
ドローンの機体が変わるだけでも操作感覚が異なるんですね。
操作に慣れるまで時間がかかりそうですが、じぇりどさんは資格取得後も練習をされていたんでしょうか?
じぇりどさん
はい!操作に慣れるために、近所の田んぼを借りてドローンを飛ばしていました!
ただ公共の場や所有地の上空を飛ばしたりする場合は、必要に応じて許可を取らなければいけないので、練習場所探しや許可申請の手続き関連が少し大変でした。

副業のドローンパイロットとして実案件をスタート!

初芝
では次にドローンパイロットとして仕事をしていく過程を教えてください!
まず最初はどうやって仕事を受注されたんでしょうか?
じぇりどさん
まず、自分で撮影した映像を掲載したポートフォリオサイトを作成して、クラウドワークスココナラなど複数のクラウドソーソングサイトに登録しました!

ポートフォリオとは?
自分のスキルや経歴、能力などを相手に伝えるための作品集のこと。ドローンパイロットの場合、ドローンを使って撮影した映像が該当する。

じぇりどさんのポートフォリオ。ドローン空撮の実績や料金、撮影の流れなどを掲載している。

じぇりどさん
そして営業活動を始めてからは、現時点で3件ほどクラウドソーシングサービス経由で受注できました。
会社員をしながらでも、フリーランスのドローンパイロットとして副業をできていることが嬉しいです!
初芝
既に3件受注されたんですね!すごい!!
どんな案件だったのかそれぞれ教えてください!

営業を始めて約1ヶ月でドローン案件を3件受注!?

じぇりどさん
まず1件目は、YouTubeで海外向けに日本の魅力を発信している方から受けた空撮のお仕事でした!
初案件だったのでお試し価格として1件5,000円で受注したのですが、今後継続していただけるようであれば1件15,000円(交通費別)で受けさせていただく予定となっています。
初芝
完全未経験から空撮依頼を受注されたのはすごいです!
これから実績や技術を積み重ねれば、より単価も上がっていきそうですね。
じぇりどさん
ありがとうございます!
そして2件目は、老人ホームの撮影依頼をいただきました。
まだ進行中の案件なんですが、施設の方から「ホームページのトップに載せる動画を撮影して欲しい」とご相談を受けているので、施設の外観や入居者様がバルコニーから手を振っている動画を空から撮影する予定です!
初芝
空撮といっても様々な案件があるんですね!
では3件目はどんなご依頼だったんでしょうか?
じぇりどさん
3件目は、ドローンの事業会社さんが運営している「SORAeMON」というクラウドソーシングサービスを経由して、施設外観の点検をする仕事を受注しました!
具体的には、鑑定士さんから指示を受けながらマンションのバルコニーを1箇所ずつ撮影して、ひび割れや塗装剥がれなどの点検をしていくお仕事でした!
初芝
点検でもドローンを積極的に使う会社さんが増えているんですね。
じぇりどさん
そうですね!
ドローンなら、人が直接確認できないような場所でも比較的短時間で点検作業を終えられるメリットがあります。
実際に、クライアントさんへドローンの点検を依頼した目的をお伺いすると「バルコニーを全て目視で点検するのは時間がかかりすぎるから、ドローンで一気に作業を済ませたい。」と仰っていました。
初芝
なるほど…!
たしかに点検する場所や内容によっては、ドローンで作業を行った方が人件費のコストが浮いたり、安全面のリスクを下げられたりする可能性がありますよね。

ドローンと動画編集スキルの掛け合わせで仕事の幅が広がった!

じぇりどさん
あと、ドローンは別のスキルと掛け合わせるとより活動の幅が広がると思います。
僕はデイトラ動画編集コースも受講して動画編集スキルを身につけたんですが、それによって「ドローン撮影した映像を編集して一つの作品として仕上げられること」が新たな強みになったと感じています!
初芝
そうだったんですか!ドローンと動画編集の相性はかなり良いと思います!
でも、なぜじぇりどさんは動画編集スキルも身につけようと思われたんでしょう?
じぇりどさん
動画編集を学ぶきっかけは、以前ドローン撮影をした動画をポートフォリオやSNSへ載せる際に「動画編集もできたらもっと見栄えの良い作品が作れるのになぁ…」と感じたことです。
編集スキルがあれば、見所シーンを集めたり映像の色調を綺麗に補正できたりするので、自分が撮影した映像をより高いクオリティに仕上げられるようになると思いました。
じぇりどさん
あと、ドローンは許可申請の手続きに10日間ほど必要なので、その間に別のスキルがあれば効率的に副業が進められると思ったこともひとつのきっかけです!
初芝
なるほど!
ドローンパイロットに編集スキルがあれば、自分で撮った映像を綺麗な作品として仕上げられるうえ、映像を編集して欲しいクライアントの要望にも応えられるようになるので一石二鳥ですね!
じぇりどさん
そうですね!
実際にご縁のあったクライアントから「動画編集もできるなら空撮映像の編集もお願いしたいです!」というご相談も受けているので、ドローンパイロットと動画編集の相性はすごく良いなと思っています。
じぇりどさん
発注者にとって、ドローンパイロットと動画編集者をそれぞれ探すのは手間なので「ドローンパイロット×動画編集者」として仕事を丸っと引き受けられることは強みになると思います!
初芝
まさにスキルの掛け合わせですね!
ドローンは、動画編集やWeb制作、ライティングなど他分野との掛け合わせがしやすい仕事なので、既に何かのスキルを持っている方が市場価値を高めるためにドローン資格を取るのもおすすめです!

デイトラでは実案件で必要な知識やスキルまで学べる!?

初芝
じぇりどさんは完全未経験からドローンパイロットとしてお仕事をこなされていますが、実案件を経験する中で大変だと感じる部分はありますか?
じぇりどさん
実務を経験した中で大変だと感じるのは、撮影するための準備や段取りですね。
例えば、ドローンを目視できない距離で撮影する「目視外飛行」をする場合は、国土交通省に別途申請を出したり、撮影補助者を用意しなければいけなかったりするので計画通りに進まないことも多々あります。
初芝
なるほど…。
ドローンは法律上の規制があるので、撮影よりも準備に時間がかかるかもしれないですね。
じぇりどさん
そうですね。
あと空撮の場合は、お客さまとの認識や撮影イメージのすり合わせが少し難しいなと感じました。
ただ空撮や動画制作はすごく楽しいので、今後も試行錯誤しながら進めていきたいです!
初芝
楽しみながらドローンの仕事ができているようで良かったです!
じぇりどさん
はい!
それにドローン撮影は大変なことも多いですが、デイトラドローンコースでは資格を取得をしたあと実際に仕事をしていくために必要な内容まで教えてくださったので助かりました!
じぇりどさん
例えば屋根点検では、
・クライアントへのヒアリング項目
・当日撮影の流れ
・見積もり書作成・納品時の注意事項
といった内容を講座で詳しく解説してくださっているので、クライアントとのやり取りの仕方や具体的なテクニックを理解したうえで自信を持って実案件に挑めました!

ドローンコースではライセンス獲得後の実務に必要なスキルも習得できる。

初芝
ありがとうございます!
今後も必要に応じてカリキュラムを追加・改善していくので、たくさんご活用いただけると嬉しいです!

受講生同士で情報交換や相談ができるコミュニティの存在は心強い!

じぇりどさん
あとデイトラドローンコースは資格取得をしたら終わりではなく、受講生同士で横の繋がりを持てることがすごくありがたかったです!
じぇりどさん
たった1人でドローンに関する情報を集めるのは大変なので心が折れそうですが、デイトラのコミュニティ内で気軽に情報交換や相談ができるので心強かったです…!
初芝
それは良かったです!
ドローンは他のスキルに比べてネット上の情報がまだまだ少ないので、ドローンパイロットとして仕事をしている受講生同士で情報共有できる環境はかなり貴重だと思います!
じぇりどさん
本当にありがたいです…!
それに、ドローンの撮影では状況によっては「撮影の補助者」が必要なケースもあるのですが、そういった場合にもデイトラのコミュニティ内で人を募集できるので助かっています!
じぇりどさん
例えば、補助者が必要な撮影があった場合に、クラウドソーシング上で全く知らない方を募集するよりも、デイトラ受講生の中からお誘いできる方が安心感がありますね。
デイトラは全国各地に受講生がいらっしゃるので、遠方での撮影をする際に活用したいと思います!
初芝
そうですね!
コミュニティ内では必ずしも仕事の募集がされているわけではないですが、実案件を経験したことがない人にとっては現場を知れるチャンスでもあると思うので、ぜひたくさん活用していただきたいです!

まとめ:将来の目標はドローンパイロットとして独立すること!

初芝
では最後に、今後の目標があれば教えてください!
じぇりどさん
現在は副業ドローンパイロットですが、将来的には独立を目指したいと思っているので、今後は仕事の幅をより広げていけるように頑張りたいです!
じぇりどさん
例えば、最近では「FPVドローン」という撮影方法があるんですが、将来的にはこういった技術も習得して新たな分野でも活動できたら良いなと考えています!

FPVドローンとは?
FPVとはFirst Person View(ファースト・パーソン・ビュー)の略で「一人称視点」という意味。操縦者はゴーグルやモニターを通して、ドローンから見える景色をリアルタイムで体感できる。

初芝
そんな撮影方法もあるんですか!
より臨場感のあるダイナミックな映像が撮影できそうですね。
じぇりどさん
はい。機体が小さいので狭い場所での点検業務にも適しているようです。
また、動画の編集スキルも様々な場面で活用できると思うので、技術面をもっと伸ばしていきたいと考えています。
じぇりどさん
今はカット・色調補正・BGM入れといった基本的な編集が中心ですが、今後は簡易アニメーションでオープニング映像なども制作できるようになりたいです!
初芝
じぇりどさんのご活躍をこれからも楽しみにしています!
本日はありがとうございました!
じぇりどさん
ありがとうございました!

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