【デザインコース】Webデザインはマーケティングそのもの!?デザインに「マーケの知識」が必須な理由を現役マーケターの氷犬さんに聞いた!

【デザインコース】Webデザインはマーケティングそのもの!?デザインに「マーケの知識」が必須な理由を現役マーケターの氷犬さんに聞いた!

「Webデザイナー」と聞くと、みなさんはどんな仕事を思い浮かべるでしょうか?

もしかすると、「綺麗でおしゃれなものを描くこと」や「かっこいい見た目のものを描くこと」を想像されたかもしれません。ですが、Webデザインの仕事では「おしゃれさ」や「かっこよさ」よりもさらに重要なことがあります。

それが、「マーケティング」です。WebデザインとWebマーケティングは切っても切り離せない関係にあります。マーケティングを無視してデザインは務まらないといっても良いでしょう。

そこで今回は、未経験からWebデザインの仕事を獲得されている現役マーケターの氷犬さん(@icedog_410)に徹底取材してきました!「なぜWebデザインにマーケティングの知識が必要なのか」についてを、マーケターの視点で話していただいてます。

これからWebデザインで本格的に仕事を取っていこうと思われていた方は、ぜひ最後までご覧ください!

氷犬さん
【ゲストプロフィール】
氷犬さん(@icedog_410)
Webマーケター/Webデザイナー
元は税務署で働く公務員であったが、趣味のブログをきっかけにSEOやWebマーケティングに興味を持ち、2019年にWebマーケティング支援会社に入社。現在は本業の傍ら、副業でWebデザインの仕事を受けている。Webマーケティング業界への転職支援サービスもリリース予定。
初芝
初芝賢@hatushiba_ken
2016年に早稲田大学政治経済学部卒業後、日本IBMにITスペシャリスト職として入社。チームリーダーとしてプロジェクト推進・提案活動に従事。その後2018年にWebデザインベンチャーにマーケターとして参画。2019年に合同会社東京フリーランス立ち上げ後はマーケティング戦略の立案からWebメディアの編集、広告運用のディレクション、LPOなどマーケティング業務全般を行っている。

現役マーケターがデザインを始めたのは「すごいデザイン」の解像度を上げたかったから

初芝
本日はよろしくお願いします!
氷犬さんは既に敏腕マーケターとしてご活躍されているかと思うんですが、なぜWebデザインを始めようと思われたのでしょうか?
氷犬さん
僕がデザインを始める大きなきっかけとなったのは、「Webデザインに感動した経験」でした。
以前、東フリの船越さん(@ryota_funakoshi)が代表を務めるデザイン会社の蒼さんにサイトのデザインを依頼したことがあるんですが…
そのデザインを見て感覚的に「すごい!」と思ったんですよ。
初芝
なるほど…!
“感覚的に”すごかったんですね。
氷犬さん
はい、ただその「すごさ」が何なのか、なぜすごいと思えるのかは分からなかったんですよ…。
だからこそ、「なぜそのデザインをすごいと感じたのか」の解像度を上げたいと思うようになったんです。
初芝
なるほど!
そんな想いが込められていたのですね…。
氷犬さん
なお、元々本業のWebマーケティング以外にも色んな経験を積むために「副業で仕事を受けたい」と思っていました。
なのでそれもWebデザインを始めたきっかけの一つですね。
初芝
なるほど。
そこで「副業でWebマーケ」は考えなかったんですか…?
氷犬さん
うーん…「Webマーケティングの支援」は無形商材なので、僕としても売りにくいし、お客様の立場から見ても買いにくいだろうなと思ったんですよね。
氷犬さん
なので、副業でWebマーケティングの仕事をするのは、まだ早いなと判断しました。
一方、Webデザインは納品物が明確なのと、Webマーケティングにも通ずるものなので、仕事の入口として良いと思ったんです。

デイトラでWebデザインを学び、1ヶ月で仕事を獲得。

初芝
副業でWebデザインを始めると決意してから、氷犬さんはどのようにWebデザインを勉強されたんでしょうか?
氷犬さん
デザインの勉強はデイトラのWebデザインコースで学びました。
元々デイトラ自体は初期から知っていましたし、運営陣の方々にもお会いしたことがあったので、もうデザインを学ぶならデイトラ一択だと思っていましたね。
初芝
ありがとうございます!
デイトラを実際に受講してみて、どんな感じでしたか?
氷犬さん
Webデザインがゼロから体型的に学べる点がとても良かったですし、デザインの基礎力がかなり身につきました。
氷犬さん
市販のWebデザイン本でも勉強できるのはできるんですが、ほとんどの本はゼロからデザインをするために作られているわけではありません。
なので本を読んでも、何から始めたらいいのかわからなかったので、ゼロから始めるための教材があればいいなと常に思っていました…。
初芝
そうですね、本は部分的な解説が多いですよね…。
ではデイトラを受講後、一体どんなものが作れるようになったんでしょうか?
氷犬さん
お陰様で企業のランディングページ(LP)やコーポレートサイトなど、色々作れるようになりました!
初芝
そういえば、氷犬さん前にTwitter上で「LPデザインを作った」と公開して、それがかなりバズってましたよね…!
氷犬さん
「架空のWebサービスのLPデザイン」ですね。
これもデイトラで学んだことを応用して実践したら、約1ヶ月でできるようになりました!
初芝
い、1ヶ月ですか!?
めっちゃ早いですね…!

未経験からWebデザインの案件を獲得するまでにやった2つのこと

氷犬さん
デイトラWebデザインコースを受講して約1ヶ月後には仕事が取れるようになりましたが、現在は合計5件のお仕事をいただいてる状況です。※2021年2月時点
初芝
未経験から1ヶ月勉強してそれだけ案件取れるってめっちゃすごいですね…!
具体的にどうやってデザインの仕事を獲得されたんでしょうか!?
氷犬さん
僕が案件を獲得した方法は大きく分けて2つで、1つ目が「アナザーワークス」というマッチングサービスを使ったこと、そして2つ目が自分のTwitterを活用したことです。
初芝
順番に聞かせてください!

アナザーワークスで最初の案件を獲得!

氷犬さん
まずは、アナザーワークスという複業プラットフォームを活用しましたが、ここである企業様から2件ほど案件をいただきましたね。

アナザーワークスとは?
複業をしたい個人と企業をつなぐマッチングプラットフォーム。スキルを登録すると企業からアプローチを受けたり、自ら案件にエントリーしたりできる。

初芝
すごいですね!
どうやってそこで2件も案件を取られたんでしょう!?
氷犬さん
デイトラの課題で作ったデザインを持って案件に応募したら採用いただきました!
具体的には、12社に応募して1件採用された感じですね。
初芝
ざっと受注率が8〜10%くらいなんですね!
デイトラの課題以外にポートフォリオは作られていたんですか?
氷犬さん
いえ、特にポートフォリオは作っておらず、デイトラで作ったものだけで応募していました。
あとは面談で「WebサービスのLPデザイン」を見せて、結果として受注率は10%くらいだったので、まだ実績がない方でもトライしてみる価値はありそうですね。

Twitterで公開したオリジナルのポートフォリオが仕事に繋がった。

氷犬さん
続いてがTwitterですね。
先ほども話題に出てきましたが、僕の投稿したLPデザインのツイートが拡散されたおかげで、2件お仕事をいただけたんです。
初芝
ここからお仕事に繋がったんですか!
めちゃくちゃ拡散されていましたしね!(笑)
氷犬さん
そうですね、この経験から自分のポートフォリオをTwitterに投稿してみるのも良いなと思うようになりました。
Twitterの拡散力は凄まじく、色んな人の目に留まりやすいです。
なのでやっぱり仕事を取るなら、自分のポートフォリオが重要だなと身をもって感じましたね。
初芝
たしかに、日々Twitterに投稿しているとチャンスがありそうですし、実際に氷犬さんがそれを再現されてますもんね!
氷犬さん
はい。
そもそも発注者側も自分のポートフォリオがない人に中々仕事を頼めないでしょうし、教材の課題でやったものだけでやっていくのも厳しいでしょう。
僕がTwitterに投稿したデザインが評価された要因も、おそらく「オリジナルで作ったデザインだったから」だと思うんです。
氷犬さん
なので、まずは2〜3個ほどオリジナルのデザインを作ってみて、それをTwitterなどで公開してみると良いんじゃないかと思っています。

Webデザインに「マーケティングの知識」が必要不可欠である理由とは!?

初芝
氷犬さんは既にWebマーケターとして活躍されてると思いますが、Webデザインに既存のマーケティングスキルを活かされているんでしょうか?
マーケター出身の氷犬さんならではの戦略があるんじゃないかと思ったんですが…。
氷犬さん
そもそもですが、デザインはマーケティングそのものだと思っています。
初芝
え!?
デザインが「マーケティングそのもの」ってどういうことですか!?

マーケティングの視点がないデザインは存在しない

氷犬さん
デザインとマーケティングは非常に関連性が高く、互いに距離が近いものだと思っています。
例えばLPだって、元を辿ればマーケティングそのものですよね。
LPのデザインは見た目をおしゃれにするものではなく、売り上げを上げるためのものです。
なので僕は、デザイン≒マーケティングになると考えているんですよ。
初芝
なるほど…。
言われてみると、たしかにそうですね!
氷犬さん
デザインもマーケティングも「ユーザーとのコミュニケーションの手段」であることに変わりはありません。
初芝
なるほど…。
つまり、「デザインはマーケティングのために使われるもの」ということでしょうか…?
氷犬さん
そうですね。
言うならば、デザインは「どう伝えるか」で、マーケティングは「どう届けるのか」です。
ビジネスで使われるLPのデザインに、マーケティング的観点のないものは存在しませんからね。
初芝
ありがとうございます!
デザインをやるにしても、マーケティングの視点は必ず取り入れる必要があるんですね。
じゃあデザインって、本来の「アート」のような要素はないんでしょうか…?
氷犬さん
そうですね、多少アートの要素もあるとは思いますが、ちゃんと「ロジック」に基づいてデザインを考えた方が良いと思います。
「ロジック」のないデザインを作っていくことは、当たりを付けずにクライアントの要望を形にするようなものなので、かなり大変なのではないでしょうか。
初芝
たしかに、LPのデザインを”感覚”で作られてもちょっと心配になりそうですね…。
氷犬さん
なので実際に僕が作ったLPのデザインも全てロジックありきで作成していますし、だからこそクライアントに対して説得力のあるデザインを提供できると考えていますね。

Webデザイナーがマーケティングを学ぶならまず「型」を勉強しろ!

初芝
では、これからWebデザイナーが実務に必要なマーケティングスキルを習得しようと思うと、具体的にどんな勉強をすればよいのでしょうか?
氷犬さん
マーケティングが学べる勉強方法はたくさんありますが、一番は「型を学ぶこと」だと思いますね。
初芝
なるほど、型ですか?
氷犬さん
はい!
というのも、世の中にあるデザインは、既にユーザーのニーズに基づいてテンプレ化されているものが多いと思っているんです。
氷犬さん
例えばLPなら、ファーストビューにキャッチコピーがあって、その下にお申し込みボタンが配置されている、といったような「型」があります。
型を学べば背景にある思想も学べますし、よくあるデザインのテンプレートが「なぜその型なのか」を深く研究すると良いと思いますね。
初芝
たしかに、どうやってそれがデザインして作られているのかを学ぶのが良さそうです!
氷犬さん
そうですね、あとLPのデザインを手掛けるなら「LPO」を学ぶといいですね。

LPOとは?
LPOとは”Landing Page Optimization”の略称で、日本語だと「ランディングページ最適化」と訳される。コンバージョン率を高めるために、ランディングページを改善することを言う。

氷犬さん
LPOを学ぶとマーケティングそのものも理解できますし、どんなロジックでデザインをすれば良いのかも理解できるようになります。
特にLPのデザインを手掛けていくならLPOは必須項目だと思いますね。

さいごに:デザインとマーケティングを両方学ぶことが大事

初芝
めちゃくちゃ貴重なお話ばかりありがとうございました!
では最後に、これからWebデザインを仕事を獲得しようとされている方に向けて一言お願いできますか?
氷犬さん
これからWebデザインを学んでいくなら、やっぱりデイトラがおすすめですね。
デイトラならすごく体系的にデザインが学べますし、かなりカリキュラムが練られている印象でした。
氷犬さん
なお、ビジネスで利用されるWebデザインの背景には必ずマーケティングの考え方があるので、それも勉強する際に頭の片隅においておくと良いと思います。
ただ単にWebデザインを学ぶのではなく、マーケティングと絡めて学んでいく方が勉強も楽しくなるでしょうしね。
初芝
氷犬さん、本日はありがとうございました!

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