- Webマーケティング
- 2021.07.25
Web制作の仕事を作って終わりにしていませんか?
そんな方にこそWebマーケティングの勉強をおすすめします。
フリーランスでWeb制作をしている人が増えています。一方でフリーランスWeb制作者の中にはこんな悩みを抱いている人もいるのではないでしょうか。
・Webサイトを作って納品するだけでは差別化が難しい
Web制作の仕事は1サイトでもまとまった制作費がもらえることも多い反面、Webサイトを必要としている人を探し続けるのはとても大変です。
都合よく身の周りにWebサイトをつくって欲しい人が常にいるとは限りませんよね。
何か差別化できる強みがないと不安に感じているWeb制作フリーランスも多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめなのがWebマーケティングの勉強です。
今回はSEOを中心としたWebマーケティングの支援を行っているアイオイクス株式会社の現役Webマーケター、石戸さんにインタビューしてきました!
実はWeb制作者がWebマーケティングを身につけると
・単発の仕事ではなく継続的な収入につながる
・Webサイトを運用の観点から作れるので付加価値のある提案ができる
このようなメリットがあります。しかもWebサイトを納品して終わりじゃなくクライアントと一緒に事業を成長させていける本当のビジネスパートナーになれます。つくって終わりから一歩先のレベルを目指してみませんか。
Webサイトを作って終わりではもったいない!
場所と時間を選ばずに働けるようになったしWebサイトをつくることも楽しい!
しかも新しくWebサイトを作って欲しい人を見つけるの大変なんだよね。
このままフリーランス続けていけるのかな?
どんなWebサイトを作っているのか見せていただけますか?
意外とWebサイトの見た目にはこだわって作ってるんだよ!(自信作)
言い換えるなら、ただ作って終わりのWebサイトになってしまっています。
Webマーケティングの勉強をされたことはありますか?
HTMLとCSSとjQueryを勉強するだけでも結構、大変だったしね。
私はWebマーケティングの会社で働いているんですけど、お客様のサイトをみたときに「Webマーケティングの観点から作られてないな」って感じることが沢山あるんですよ。
Webマーケティングの勉強をしてみてはいかがでしょうか?
本当にWebマーケティングの勉強していいことあるの?
Web制作をする人はWebマーケティングを勉強しないともったいないと思います!
Web制作者がWebマーケティングを勉強した方が良い理由を詳しく教えて!
Web制作とWebマーケティングは切っても切り離せない関係
例えばネットショップならものを売りたい、ランディングページならお問い合わせを増やしたいとか、コーポレートサイトなら沢山の人に会社を知ってもらいたいとかありますよね。
例えばモノを売るWebサイトなのに買い物しにくかったり、ランディングページなのに導線がわかりづらかったり、内部のタグが設定されておらず検索に最適化されていなかったり…
クライアントのニーズにこたえられるWebサイトを作るためにもWebマーケティングの知識が必要なんです。
名刺代わりに作ることを否定するわけではないのですが、Webマーケティングの役割を持たせられるならそれが理想だと考えています。
Web制作者がマーケティングを知っていると得する2つの理由
理由1:継続案件で仕事ができるから新規開拓をし続けなくて良い
なので、次は売上を上げていくために「こう活用していきましょう」という提案ができるようになります。例えば、広告運用やアクセス解析を提案するとかですね。
Web制作だけでなくWebマーケティングの仕事もできれば、1クライアントあたりのLTVもあがります。
Life Time Valueのこと。顧客生涯価値と訳されます。ある顧客が一生のうちに、自社製品やサービスをどれだけ購入・利用してくれるのかを示す数値のこと。
理由2:作って終わりじゃないから付加価値をつけた提案ができるようになる
結局、クライアントがお金を払って作り直すこともあるんです。もったいないですよね。
Webマーケティングの観点からWebサイトが作れれば、それは他のWeb制作者との差別化ポイントになりますよ。
Webマーケティングって範囲が広いけど何を勉強すればいいの?
でも範囲が広すぎて何ができればいいのかよく分からないよ。
なんだかお店みたいだね。
接客:Webサイトに訪れた人が実際に触れる部分を改善する
例えばネットショップを訪れてくれた人が迷わずに買い物できるようにしたり、サービスの申込みページに来てくれた人を逃さないようにしたりする部分が接客です。
Webマーケティングは予算がないと施策を打ち続けることができないので、成果が出やすいところから手をつけるのがおすすめですね。
集客:Webサイトに人を集める広告やSEOの部分
施策で言うなら、SEOやリスティング広告、Facebook広告、SNS運用などが集客の施策にあたります。
Search Engine Optimizationの略。検索エンジン最適化のこと。特定のウェブサイトが検索エンジンで上位表示されるようにする施策。
リスティング広告とは?
検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告。キーワードでターゲッティングができるのが特徴。Google広告とYahoo!広告が有名。
FB広告とは?
Facebook中で表示される広告。年齢や性別などの属性でターゲッティングできるのが特徴。
SNS運用とは?
マーケティングやブランディングのためにSNSアカウントを運用すること。
ブログ運営だとSEOが大切だってよく聞くよね。やっぱりSEOって一番、頑張らないといけないの?
SEOって後回しでいいの?
一方で、フリーランスはクライアントの予算も限られていることが多いと思うので、SEOで成果を出すのは難しいはずです。
SEOはコンテンツを作ったり内部改善をしたり、しなければいけないことがたくさんあるので、後回しにしてもいいと思います。
集客の施策はサイト改善で成果を出してから、徐々に提案していくのがいいと思います。
Webマーケティングの勉強ってどう始めればいいの?
範囲が広いから何から手をつければいいのか分からないよ。
大きく分けてWebサイトのデータを理解するための勉強と集客のための勉強の2つをしましょう。
1:Webサイトのデータを理解するための勉強
例えば、Webサイトに訪れたユーザー数、お問い合わせ数、成約数といった数字やその繋がりを理解できるようにしましょう。
広告の成果を測定するときによく用いる公式。impはインプレッションで広告の表示回数、CTRは広告がクリックされた率、CVRはコンバージョン率はサイトを訪問した人が資料請求したり商品を購入したりする広告出稿の狙いの達成率。
Googleアナリティクス
Googleが提供するアクセス解析サービスのこと。サイトの訪問者数や滞在時間などを測定できる。
Googleタグマネージャー
Googleが提供するツールで様々なタグを一元管理できる。Google広告やGoogleアナリティクスなどのタグを登録するとHTMLを変更しなくても自分でタグの変更・更新ができる。
ヒートマップツール
Webサイトのどの部分がよく見られているのかが一目で分かるツール。
2:集客のための施策を勉強する
リスティングはキーワード、Facebookは年齢や性別などの属性でターゲティングできるので、この2つを抑えておくといいですね。
上位表示していたのに、一瞬で順位が落ちることもあるんですよ。一方で、広告はすぐに結果が出るので効果検証もしやすいのがメリットです。
Webマーケティングを学べばお客様の事業に貢献できるようになる
そのためにはコミュニケーションをしっかりとること、成果を出すことの2つが大切だと思っています。
納品したWebサイトがちゃんと人に読んでもらえてるのか、売上に貢献できているのか分からないまま仕事してたよ。
でもWebマーケティングができるなら、売上にまで貢献することができるようになるんです。
Webマーケティングを勉強しないのはもったいないです!
終わりに
Web制作をしているフリーランスはWebマーケティングを知らないともったいない!というお話でした。
Web制作だけではなくWebマーケティングの施策をあわせて提案できるようになれば、フリーランスとして付加価値のある仕事ができるようになります。
しかもWebサイトの改善や広告運用の代行などの仕事もできれば継続案件にもつながり収入も安定的に得られるので、無理に新規開拓の営業をする必要もなくなるのも嬉しいですよね。
クライアントの立場から考えてもWebサイトを作ってももらうだけでなく、運用の部分までお任せできると喜ばれるのではないでしょうか。
Webサイトは作って終わりではありません。むしろ作った後に売上をあげる、モノを売る、お問い合わせにつなげるなどの目的を達成できるかどうかが大切です。クライアントにとってWebサイトをつくるのは一種の投資という側面もあります。
クライアントの求める成果に貢献できるようになれば信頼されるフリーランスになれますよね。Web制作とあわせてWebマーケティングまで勉強すれば、フリーランスとして成長できるのではないでしょうか。
氷犬(石戸)さん(@icedog_410)
アイオイクスのセールス/コンサルタント。
元は税務署で働く公務員であったが、趣味のブログをきっかけにSEOやWebマーケティングに興味を持ち、2019年にアイオイクスに入社。
自社マーケティングの主担当でもあり、社内の何でも屋。