フリーランスという働き方に興味をもち始めた方、あるいは、すでにフリーランスとして活動している方の中には、
そんな声を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
たしかに、フリーランスには大変なこともありますが、それらは解決できないものではありません。むしろ、適切な対策を講じることで、フリーランスならではの「自由」を最大限に享受できます。
この記事では、フリーランスはやめたほうがいいと言われる6つの理由と、それぞれに対する具体的な解決策を提案します。
さらに、フリーランスの6つのメリットについても紹介します。最後に、フリーランスとして成功するためのコツもお伝えしますので、これからフリーランスを目指そうと思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
フリーランスはやめたほうがいいと言われる6つの理由と解決策
ここからは、フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由と解決策について解説します。
フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由は、以下の6つです。
- 収入が不安定だから
- 営業スキルが必要だから
- 社会的信用が低いから
- 自己管理が難しいから
- 孤独感を感じやすいから
- 法的保護が弱いから
順番に解説していきます。
1. 収入が不安定だから
1つ目の理由は、収入が不安定だからです。
ある月の収入が100万円を超えたとしても、次の月に同じくらいの金額を稼げるとは限りません。
対策としては、以下の方法が考えられます。
「1. 収入が不安定だから」への対策
いきなり完全独立ではなく、現在の仕事を続けながら副業として活動を始めることで、収入が不安定になるリスクを最小限に抑えられます。
対策②:複数社と取引して収入源を分散させる
取引先が1社だけだと、その取引先との契約が終わった時点で収入源がゼロになってしまいます。1社に依存せず、複数のクライアントと取引することで、収入の安定性を高められます。
対策③:準委任契約を優先的に取りに行く
準委任契約は、成果物ではなく、業務遂行自体に対して報酬が支払われるため、比較的安定した収入を得やすい特徴があります。
対策④:サブスクリプション型のサービス形態を模索する
月額3,000円といったようなサブスクリプション型のサービスは、定期的に収入が得られるため、安定した収入基盤となります。
対策⑤:チームで仕事をする
他のフリーランスとチームを組むことで、大規模な案件も受注できるようになり、受注できる仕事の幅も広がります。
2. 営業スキルが必要だから
2つ目の理由は、営業スキルが必要だからです。
フリーランスは自分で仕事を獲得する必要があります。特に、フリーランスになったばかりの頃は、同レベルのライバルが多いため、競争が激しくなりがちです。
対策としては、以下の方法が考えられます。
「2. 営業スキルが必要だから」への対策
具体的には、以下の2つの方法があります。 これらの方法であれば、営業活動を他の人に任せられるので、自分は本業に集中できます。 対策②:営業力を鍛える 先輩や同期に話を聞けるコミュニティに入ったり講座を受けたりすることで、営業スキルを鍛えられます。 営業スキルを高めたいなら、例えば、以下のスクールやコミュニティがおすすめです。 WSSクラス デイトラ営業支援コース デイトラコミュニティ
営業から契約締結までの業務を代わりに行ってくれるサービスのこと。 フリーランスの中でも、エンジニアやデザイナーなど、IT関係の職種で積極的に活用されている。
Webサイト、SNS、LINEなどに関わる「Web事業・エンド営業・Webディレクション」を学べるスクール。Web制作会社への営業方法だけでなく、法人への営業方法まで幅広くカバーしている。
オンラインスクールデイトラでスキルを身につけた人へ向けた、営業活動をサポートするコース。経験豊富なメンターによる面談や数々の実例をベースにしたカリキュラムが充実している。
デイトラ受講生専用のコミュニティ。業界の動きや営業についてのウェビナー、仲間との交流、オフラインでのイベントなど、様々な機会が用意されている。
3. 社会的信用が低いから
3つ目の理由は、社会的信用が低いからです。
フリーランスは、会社員と比べて社会的信用が低いと言われます。
実際、フリーランスになると、
- 住宅ローン
- クレジットカード
- 賃貸契約
などの審査に通りにくくなる恐れがあります。特に、フリーランスになったばかりの頃は、充分な稼ぎがあったとしても審査に落ちることも珍しくありません。
対策としては、以下の方法が考えられます。
「3. 社会的信用が低いから」への対策
フリーランスになると、住宅ローンやクレジットカードなどの審査に通りにくくなる可能性があるため、独立前に必要な融資や審査を済ませておくことがおすすめです。 対策②:フリーランス向けクレジットカードを活用する フリーランスの働き方に理解のあるクレジットカード会社もあるので、そういったカードを利用するのも一つの手段です。 対策③:活動実績やポートフォリオの見える化する 自身のWebサイトを設けて、これまでの活動実績やポートフォリオを公開するのがおすすめです。これにより、信頼性を高めることができます。 対策④:法人化する 個人事業主から法人化することで、社会的信用を向上させることができます。
4. 自己管理が難しいから
4つ目の理由は、自己管理が難しいからです。
フリーランスは自分で全てをマネジメントする必要があるため、自己管理が難しいと感じる人も多いでしょう。
対策としては、以下の方法が考えられます。
「4. 自己管理が難しいから」への対策
最初から完璧な自己管理ができる人は稀です。交流会やコミュニティに積極的に参加して、先輩フリーランスの働き方を学ぶことによって、効果的な自己管理のコツを掴めるようになります。
5. 孤独感を感じやすいから
5つ目の理由は、孤独感を感じやすいからです。
フリーランスは一人で仕事をすることが多いため、孤独感を感じやすいという心理的な問題があります。
対策としては、以下の方法が考えられます。
「5. 孤独感を感じやすいから」への対策
孤独感から精神的に追い詰められるフリーランスも少なくありません。交流会やコミュニティに積極的に参加し、悩みを共有できるフリーランス仲間とのつながりを作っておくと良いでしょう。
6. 法的保護が弱いから
6つ目の理由は、法的保護が弱いからです。
フリーランスは会社員と比べて法的保護が弱い傾向にあります。
例えば、
- 厚生年金や社会保険に加入できない
- 傷病手当や有給休暇などの福利厚生を受けられない
などが一例として挙げられます。
対策としては、以下の方法が考えられます。
「6. 法的保護が弱いから」への対策
例えば、フリーランス協会に所属することで、フリーランス向けの損害賠償保険やファクタリングサービスを受けられます。 対策②:新NISAやiDeCoなどを活用する 厚生年金や社会保険に加入できない分、新NISAやiDeCoなどを活用して「何かあったときのお金」を自主的に貯めておく工夫が必要です。 対策③:法人化を検討する 会社として法人化することで、厚生年金や社会保険に加入できるようになります。
企業が持っている「売掛債権(商品やサービスの提供後に、まだ受け取っていない代金を請求できる権利)」を取引先との期日より前にファクタリング会社が買い取り、現金化するサービスのこと。
実際、フリーランス白書2024によると、今の働き方「全般」に満足していると回答したフリーランスは、約7割となっています。このデータから、フリーランスに魅力を感じている人は多いと言えそうです。
そこで続いては、フリーランスのメリットや、フリーランスとして成功するためのコツを見ていきましょう。
やめたほうがいいと言われるフリーランスの6つのメリット
フリーランスのメリットは、以下の6つです。
- 働き方の自由度が高い
- 仕事内容が選べる
- 人間関係のストレスが少ない
- 収入が上がりやすい
- 経費計上による節税ができる
- 学歴や職歴に関係なく活躍できる
順番に解説していきます。
1. 働き方の自由度が高い
1つ目のメリットは、働き方の自由度が高いことです。
自分の時間や場所を自由に選べるため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能となります。
例えば、早朝から仕事を始め、午後はジムに行ったりカフェに行ったりなど、自由に時間を使うことができます。
また、リモートワークを活用すれば、世界中どこでも仕事ができるノマドワーカーとしての生活も可能です。
2. 仕事内容を選べる
2つ目のメリットは、仕事内容を選べることです。
フリーランスは、自分が興味を持てる仕事や、やりがいを感じる仕事を自分の意思で選択できます。また、時代の変化に合わせて、柔軟にキャリアアップしていくことも可能です。
例えば、Webデザイナーとして仕事を始めた後、ディレクターやマーケターになるなど、仕事の分野を柔軟に変化させやすいです。
自分の成長に合わせて、挑戦したい仕事を選択できる自由があります。
3. 人間関係のストレスが少ない
3つ目のメリットは、人間関係のストレスが少ないことです。
フリーランスは、誰と働くか、誰のために働くかを自分で選ぶことができます。そのため、職場の同僚や上司といった、人間関係によるストレスが少ないです。
クライアントとの関係も、互いの合意に基づいているため、心地よい関係を築きやすくなります。
4. 収入が上がりやすい
4つ目のメリットは、収入が上がりやすいことです。
会社では1年で給料が10万も上がれば良いほうですが、フリーランスなら努力次第で100万円単位で年収を増やすこともできます。
自分が頑張った分は、きちんと成果に反映されます。(※ただし逆も然りです)
スキルアップや効率化によって時給を上げたり、より高単価の案件を獲得したりすることで、大幅な収入アップを期待できるのです。
5. 経費計上による節税ができる
5つ目のメリットは、経費計上による節税ができることです。
フリーランスは、仕事に関連する経費を計上できるため、会社員時代より税金の負担が軽減される場合も少なくありません。
例えば、
- 仕事用のパソコン
- オフィスの家具
- 交通費
- 通信費
などは、経費として計上できる場合が多いです。
これにより、実質的な手取り収入を増やせる可能性があります。
6. 学歴や職歴に関係なく活躍できる
6つ目のメリットは、学歴や職歴に関係なく活躍できることです。
フリーランスの世界では、学歴や職歴よりもスキルや成果が重視されます。そのため、以前勤めていた企業では評価されにくかったという人でも、自身の能力を最大限に発揮すれば活躍できます。
学歴や職歴に関係なく、実力次第で、大きく稼げる可能性が充分あるのです。
フリーランスとして成功するためのコツ
フリーランスとして成功するためのコツは、以下の2つです。
- 独立前から自走力を磨く
- 助け合える仲間をもつ
順番に解説していきます。
1. 独立前から自走力を磨く
1つ目のコツは、独立前から自走力を磨くことです。
自分で問題の原因を発見し、解決策を見つけ、実行する力のこと。
フリーランスは、困難に直面した際、自身で解決せざるを得ない場面も少なくありません。そのため、フリーランスとして働くなら、自走力は不可欠です。
例えば、オンラインスクールデイトラでは、以下のような取組みを通じて受講生の自走力を育成しています。
質問テンプレートの活用
疑問を丸投げしたり、情報整理の過程を飛ばして答えだけを求めたりしていては、自走力は身につきません。質問テンプレートの活用によって、問題解決のために必要な情報を整理して言語化する力を培うことができます。
現役で活躍するプロがメンターとして対応
メンターから答えを直接教えるのではなく、調べ方やヒントを提供することで、受講生が自ら考え抜く力を養います。
実務を経験する機会の提供
デザインコンペや実案件チャレンジなど、実際の仕事に近い環境で、受講生が経験を積める機会を提供しています。
↑デイトラデザインコンペの例
↑デイトラ実案件チャレンジの例
2. 助け合える仲間をもつ
2つ目のコツは、助け合える仲間をもつことです。
同じ志をもつ仲間と励まし合ったり、先輩から刺激を受けたりすることで、仕事へのモチベーションを自然に高められます。
例えば、以下の方法で、助け合える仲間を見つけることができます。
SNSの活用
X(旧Twitter)などを通じて、同じ分野の仲間や一歩先を行く先輩など、様々な人と交流できます。例えば、デイトラには、受講生同士が積極的に交流できる環境があります。
同じ環境で努力しているメンバーとリアルタイムで繋がることができますよ。
コミュニティへの参加
例えば、デイトラコミュニティでは、業界の動きや営業についてのウェビナー、仲間との交流、オフラインでのイベントなど、様々な機会が用意されています。そのため、コミュニティへの参加を通じて、ビジネススキルを高めたり、仲間とのつながりを深めたりすることが可能です。
また、フリーランス白書2024によると「人脈」から仕事を見つけると回答したフリーランスは6割を超えています。
出典:フリーランス白書2024(外部サイト)
少しでも興味のある方は、コミュニティへの参加も検討してみてください。
フリーランスはやめたほうがいいと言われるが、魅力も大きい
フリーランスには確かに大変なこともありますが、それらは適切な対策によって解決できます。そして、その先には大きな「自由」を手に入れられる可能性があるのです。
この記事で紹介した、フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由と解決策、メリット、成功のコツを参考に、あなたに合った働き方を見つけてみてください。
とはいえ、「自分にフリーランスという働き方が合っているのか個別に相談したい」という人もいると思います。
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ショーヘー(@showheyohtaki)
株式会社デイトラ代表。フリーランスプログラマーを経て、起業。受講生2.5万人以上のオンラインスクール「デイトラ」を運営している。現在は、XやYouTubeなどを通して、未経験から”手に職”をつけたい人のために役立つ情報を発信中。