- Webマーケティング
- 2021.07.25
「ネットショップをはじめたのに全然、商品が売れない…」
「Shopifyで自社ECサイトの制作代行をしたけどクライアントの売上につながらない…」
「ECにはマーケティングが必要らしいけど何からはじめれば良く分からない…」
Shopifyでネットショップをつくってはみたけど、その後の運用で悩んでいるストアオーナーさんやWeb制作フリーランスの方も多いのではないでしょうか。
マーケティングや集客が大事という話は聞いたことがあっても、具体的に何から手をつければ良いのだろうと途方に暮れている方もいるかもしれません。
・ECの広告費ってどれぐらい用意すれば良いのか目安を教えて欲しい
・Shopifyでストア構築した後の集客で成功した事例が知りたい
こんな疑問や悩みをを抱えている方のために、今回は日本にShopifyが入ってきたばかりのときからShopifyを使ったネットショップ事業で成功された後藤亜都夢さんにインタビューをしてきました!
後藤さんはアメリカの大学出身で日本帰国後に独立後、コネもECの実績もなかったにも関わらずShopifyの活用と広告をはじめとした集客の施策を手探りで進めてきた方です。
カナダの「2週間で消えるオーガニックタトゥー」Inkboxの代理店となって日本でShopifyと広告運用を徹底活用しビジネスを成功させ最終的には本社から事業を買収されるまでの成功をおさめました。
この記事を最後まで読めばShopifyでストアを立ち上げた後に集客のためにするべきこと、ECを成功させるための心構えまで分かります。
- 1. 後藤さんと黎明期のShopify Japanとの出会い
- 2. 外注できる企業がなかった!Shopifyの構築・運用も少し前はとても大変だった
- 3. ECで成功するにはストアを作って終わりじゃダメ!
- 4. 広告運用には十分な予算が必要な現実
- 5. ECの集客でおすすめの3つのステップ
- 6. ネットショップを拡大するなら広告費は必須!
- 7. Shopifyは実は広告運用にも強い!
- 8. Inkboxが成功したアグレッシブマーケティング
- 9. 失敗しないECサイト設計:Inkboxのサイトのこだわり
- 10. ECで失敗してしまう人の特徴は”中途半端にやること”
- 11. ECを事業として取り組むなら本気でやろう!
- 12. 終わりに
- 13. 【PR】実践的なストア構築が学べる「デイトラShopifyコース」!
後藤さんと黎明期のShopify Japanとの出会い
お客さんも来てないみたい。何がいけないんだろう…
Shopifyに詳しい人?
100%自然由来の成分を使用した2週間で消えるカナダ発のオーガニックタトゥーの企業。日本では後藤亜都夢さんが日本でInkboxの独占販売の権利を取得してShopifyと広告運用によって事業を成長させることに成功。2019年にカナダのInkbox本社に事業を売却し現在、後藤さんは日本法人のマネージングディレクター。
(只者ではなさそう…!)
Shopifyが日本にやってきたばかりの頃からShopifyを使ってネットショップを成長させて、会社に買い取ってもらったってこと!?すごい…
Shopifyで参考になること聞けそう!
後藤さんとShopifyの出会い
私はもともとファーストリテイリングに就職しました。その後、転職して自分を試したいと思い日本で独立して商材を探していました。
これは日本でもいけるぞ!と思ってカナダ現地のInkboxにメールで交渉をしました。
でも話がなかなか進まなかったのでビジネスプランを用意して現地に直接、行って交渉して日本で卸売リの独占契約を結べました。
Shopify Japanが来たばかりの頃の苦労
Shopifyって最近やっと日本語化に対応して日本でも使いやすいようになったって聞いたことあるんだけど、少し前まで使いづらかったって聞いたことがあるよ。
Shopifyが使いやすくなったのって本当にこの1年位なんですよ。
ECCubeに代えようかなと思ったこともありました。
株式会社イーシーキューブ(EC-CUBE CO.,LTD.)が開発する日本発のオープンソースのEC向けコンテンツ管理システム(CMS)。
でもShopifyが使いやすくなったのは本当にここ一年のことなので、当時は賭けでしたけどね(笑)
外注できる企業がなかった!Shopifyの構築・運用も少し前はとても大変だった
当時はShopifyを外注できる企業も少なくて見積りも高かったので、もう自分達で全部やろうということになりました。
ストア構築から広告運用まで全て自分達で手がけるようになりましたね。
Shopifyの経験を生かして他のEC事業も展開できるようにもなりましたね。
ECで成功するにはストアを作って終わりじゃダメ!
自社ECってShopifyに限らず作っただけだと道路もない田舎にお店を構えるのと同じなんです。
Shopifyは入り口から後までのところで便利に作りやすくするだけなんです。
広告運用には十分な予算が必要な現実
例えばSEO、Google広告、Facebook広告、YouTube、TikTokなどから適した媒体や広告で集客すればいいと思います。
Facebook広告を流してみようかな。
例えばFacebook広告だと10万円なんてアッサリ溶けてなくなってしまいますよ。
例えばFacebook広告なら月30万とかでもできるけど、自分でやるなら月100万円は広告費が欲しいですね。
私も最初はお金をかけずにアナログで地道に集客をしました。
例えば表参道でポップアップの期間限定ストアをやってお客様にInstagramフォローしてくださいってお願いをしてましたね。
ECの集客でおすすめの3つのステップ
最初はお金をかけずにできる施策もあります。段階を踏んで売上が伸びてきたら広告費をどんどん使っていくのがいいと思います。最初はお金がないところからはじめるのが当たり前ですからね。
STEP1:お金のかからないところから。noteを書く、Instagram投稿、個人できるSEO対策からはじめよう!
人を雇ってお願いすると人件費はかかってしまいますが、それ以上の費用はかかりません。
STEP2:Google広告
例えば月10万円とか小さい予算でも運用できるので良いと思います。
Google広告は予算を決めて広告費を支払う仕組みなので安心して運用できますね。
STEP3:Facebook広告
Facebook広告はどのように広告を打つのが効率的なのか仮説検証するために、ある程度データが必要になります。そのため少なくとも30万円は広告費が欲しいですね。
ネットショップを拡大するなら広告費は必須!
お金のかからないnoteやInstagramの投稿だけじゃ不十分なのかな?
特にECをする理由は自分のところで売れなかった商品を売れるところに繫げることだと思うんですよ。
弊社の商品も47都道府県で買われていますが、実店舗ではあり得ないことでした。
それと同じだと思えば納得感ある!
Shopifyは実は広告運用にも強い!
あらゆるデータを蓄積して分析出来るShopifyの強みを最大限に生かすべきです。
データを蓄積して分析できるようになるし売上の規模が上がってもずっと使い続けられます。広告の出稿もデータが貯まれば効率的に行えるようになります。
このような機能を最大限に生かさないともったいないですね。
Inkboxが成功したアグレッシブマーケティング
どんな方法なの?
しつこいかもしれませんが、それで興味をもたないようならお客さんじゃないのでターゲットから外しますね。
広告の中身は頻繁には変えないで流し続けます。
怖くならない?
何が良くて何が駄目だったのかが分かれば良かった方法を繰り返せます。
失敗しないECサイト設計:Inkboxのサイトのこだわり
例えば良くある失敗はショップ内の導線がはっきりしていないケースですね。
どこでモノを買ってどこでカートに入れてどう買うかを全然、考えないで作ったサイトは駄目ですね。
PC、スマホ、タブレットであらゆる角度から検証していますね。
最近、特にこだわっているのが支払い方法ですね。クレカ情報を入力しやすいとか支払い方法の種類を増やすとかですね。
こしばも来てくれたお客さんにとって使いやすいネットショップをつくらなきゃ…!
どこが一番使いやすいのか?どうして使いやすいのか?を考えて自社サイトに取り入れていくと良いですよ。
日本のコンビニほどユーザーが使いやすく設計されているお店って世界にはありませんよ。
日本のコンビニ位、究極的に効率化されているお店がECでも理想だと思いますね。
ECで失敗してしまう人の特徴は”中途半端にやること”
ECを事業として取り組むなら本気でやろう!
よく社員に「分かっていてやることが大事」という話をしています。
分かっていてやって失敗するなら良い。でも、なんとなく間違えてやるのは駄目なんです。
と目的を定めて最後までやり通すことが大切ですね!
終わりに
Inkbox ink Japan合同会社マネージングディレクターの後藤 亜都夢さんからECの広告運用の大切さと心構えをお話いただきました。
Shopifyでせっかくネットショップをつくったのに全然お客さんが来ないと悩んでいるWeb制作者やストアオーナーさんの参考になったのではないでしょうか。
「自社ECってShopifyに限らず作っただけだと道路もない田舎にお店を構えるのと同じ」という言葉がとても印象に残りました。そしてECは本気で事業として取り組まなければ、なかなか成功しない厳しさも感じました。
しかし本気でECは本気で取り組めば全国の人に商品を届けることができ、Shopifyもそれに応えてくれる力強いプラットホームであることも分かりました。
広告にかける予算がなくても最初は集客のためにnoteやInstagramの投稿、自分達でできるSEO対策などお金がかからないところからはじめてみるのも良さそうですね。
せっかくShopifyでネットショップをつくるなら本気で事業として取り組んで成長させていきたいですね。
会社紹介
エーアンドジーインターナショナル株式会社
代表取締役:後藤亜都夢
事業内容:
・ECサイト制作およびコンサルティング
・運用型広告の製作および代理運用
・WEBマーケティング事業
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後藤亜都夢
「エーアンドジーインターナショナル株式会社 代表取締役」「Inkbox ink Japan合同会社マネージングディレクター」でEC事業を成功させてきたプロフェッショナル。ワシントン大学を卒業しファーストリテイリング入社。その後、転職した企業が買収されたのを機に独立。カナダのInkboxの日本代理店となり当時、日本に入ってきたばかりのShopifyと広告運用で事業を拡大しInkboxの本社に事業の売却に成功した。