
コードを書かずにWebアプリ制作ができるノーコードですが、


と考える方が多いのではないでしょうか。
実は、大学卒業後フリーランスとなった「けいさん(@NoCoder_K)」は、エンジニアの経験ゼロからノーコードの勉強を始めて、一週間で仕事の依頼を獲得したそうです。
そこで今回は、けいさんがノーコードをゼロからどのように勉強してきたのか、どうやって仕事を受注してきたかなど、生の話を聞いてきました!
これからノーコードを勉強して仕事を始めようか悩んでいる人は、この記事を読んで、勉強方法から仕事の受注方法、アプリを作るときの注意点などを簡単におさえておきましょう!

けいさん(@NoCoder_K)
フリーランスのノーコードWebアプリケーション開発エンジニア。
大学卒業後フリーランスとなり、エンジニア経験ゼロからノーコードでアプリ開発をしている。
現在はNoCodeCampのNoCode Ninjaさん(@nocodejp)らと、新サービスを開発中。

初芝賢(@hatushiba_ken)
東京フリーランス編集長。現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。
エンジニア経験ゼロの「けいさん」がノーコードと出会って仕事を受注するまで

早速ですが、けいさんはノーコードに出会う前は、どんなことをされていたのか教えてください!

でも、ゼロイチでアイディアを作れるIT系に進みたいと思って、大学院には進学しなかったんです。

でもそれがやりたくてその道を選んだわけではないので、物足りなさを感じていたんです。

ノーコードとの出会いは「しんじさん」のYouTube動画


NoCode SchoolのしんじさんのYouTubeを見て始めたのですが、「これなら自分でもできそうだな」って思えたんです。

ちなみにノーコードを勉強する前は、プログラミングの勉強をしたことはありましたか?

Twitterがキッカケで初めての仕事依頼!


そしたらツイートを、その友人がRTしてくれて。
そのあとTwitterのDMで、「一緒にこんなの作りませんか」って仕事の相談が来たんです。
https://twitter.com/NoCoder_K/status/1263113100774961167?s=20



成果物を出していたのは素晴らしいですね!
短期間で複数のお仕事の依頼がくるように


コロナの影響で街中のライブハウスが営業できていなかったので、そこで演奏している人がzoomとかYouTubeで演奏するのにチケットを売りたいという話があって。
依頼者はすべてノーコード内で完結して配信したかったらしいですが、そこは難しいと話してYouTubeでの配信にしました。

ノーコードとノーコードでできないところは、ほかのところを使うみたいな。そこのジャッジもできないといけないということですね。
「自分じゃ作るのが難しいから」と相談を受けた



出典:bubble

ちなみに、そのお仕事の納期はどれくらいでしたか?


追加要件がどんどん増えてしまった苦い経験



これは追加要件も含めてですか?

ざっくり要求を聞いて作り始めたから、あとからどんどん要望が増えてきてしまって。コミュニティ機能をつけたいとか、物販もしたいとか、どんどん話が大きくなってしまって…。

僕がエンジニアじゃないから、ここをなぁなぁにしてしまいましたが、後から色んな人に指摘されました。


でも追加の開発の中で色んな機能を作ったので、そこは勉強になりましたし、ポートフォリオになるからいいかなと(笑)

ほんと要件だけは切っておかないと、地獄を見ますね…。
オンラインサロン内からの依頼も




依頼してくださった人は、はじめは自分で営業して受注したアプリ開発の受託案件を、自分で開発しようと思っていたそうなんです。
でも「自分はやっぱり営業の方が向いている」と思ったようで、僕に開発を依頼してくれました。


ノーコードはAPIとの連携が魅力!


できることが増えれば増えるほど、ノーコードの需要は増えていくと思います。
Webサイトやアプリで、外部のアプリケーションの機能を利用したいときに使うインターフェースのこと。
たとえば、AmazonのAPIを利用すればAmazonの商品ランキングも簡単に表示できたり、GoogleのAPIを利用すればGoogleマップの地図の表示が可能になる。
APIの利用には、HTMLやCSSの知識が必要。

bubbleは独学よりもオンラインサロンで学んだ方がいい


でもそういう知識を最低限知っていれば、一週間もあれば作れるようになると思います。

検索しても探したい情報が出てこない場合がほとんどなので、独学はあまりおすすめできませんね…。

では、どんな方法で学ぶのがおすすめですか?

オンラインサロンでは、わからないところがあっても色んな人がすぐに回答してくれる環境が揃っているからです。
独学よりもNoCodeCampやpuzzllyといったオンラインサロンに所属してみるのが、学習するには一番いいと思います。


ノーコードの受託開発は「できること」と「できないこと」の判断が超重要


でも要件定義の段階で、「何ができるか、できないか」を判断できることがとても重要になってきます。
bubbleではできないけどAPIなら実現できることもあったりするので、リサーチ力が重要になってきますね。



「どこまでやったら終わりなんだろう」となりますし、でも途中で「やっぱりできません」と言うことも難しいですしね…。

そんな方へ、何かアドバイスはありますか?

僕の場合、相場観がわからなくて安請け合いしたところもあるので、外部の経験者がいたら仕事の進め方も違ったかもしれないですね。



言わずに受けて、後から「ノーコードで作ってるので、できません」とはお客さんに言えないので。

プラグインを使えばノーコードの可能性が広がる


僕が作ったアプリに、筋トレが3日坊主にならない工夫をした「Kilock」というアプリがあるんですが、これにはプラグインを使っています。
出典:Kilock

筋トレの目標を達成すると、これまでアップロードしてきた写真を一本の動画にダウンロードできるようになっています。
これは、複数のGIF画像をダウンロードできるプラグインを使って作りました。




bubbleで作成したアプリを近日公開予定!


出典:コレモ

どんなサービスなのでしょうか?

家に眠っている読み終わった本を、新しい読者に届けて「1冊の本の価値を最大化すること」を目的としています。

素敵な仕組みですね!
さいごに:プログラミングに挫折した人はノーコードにチャレンジ!


僕自身、大学を卒業して動画編集とかプログラミングとか色々かじったのですが、どれもイマイチでした…。
でもノーコードに関しては凄くハマったんです!

では、どうしたらノーコードの勉強を続けやすいと思いますか?

そうすればきっとハマります!

けいさん、本日はインタビューに協力いただいて、ありがとうございました!
まずはアプリを作って公開してみよう!
けいさんのように、プログラミング未経験でもノーコードで受託案件を獲得するためには、自分のポートフォリオとなるアプリを作ってみることが第一歩のようです。
作ったアプリをTwitterやFacebookなどのSNSで公開することで、多くの人の目に触れ、案件獲得につながることもあるかもしれません。
しかしエンジニアとしての経験がないと、妥当な受注金額がわからなかったり、要件の切り方がわからず、次々と出てくる依頼を安請け合いしてしまう可能性があります。身近に相談できるエンジニアがいると安心ですね。
これからノーコードの勉強を始めようと思っている方は、NoCodeCampやpuzzllyなどのオンラインサロンに入って、情報共有しながら学習してみましょう!
独学で勉強する場合は、けいさんも活用されていた
- NoCode SchoolのYouTube動画
- ノーコードラボの記事
- bubbleのフォーラム
を見ることから始めてみてもいいですね。
まずは堅苦しく考えずに、楽しみながらアプリを作ってみてはいかがでしょうか!