- Webマーケティング
- 2021.07.25
今回は、大手日系航空会社でのキャリアを捨ててWebデザイナーに転身し、正社員兼フリーランスの二刀流で活躍されている船越聖美さんに突撃インタビューしてきました!
実は聖美さん、当メディアを運営する東京フリーランスのCEO船越(@ryota_funakoshi)の妹さんで、彼女は兄から教わったアドバイスをフルで取り入れ、なんと未経験の状態からデザイナーとして1ヶ月で80万円を稼ぎ出してしまったんです。
そこで今回、聖美さんが一人前のデザイナーになる為にどんなプロセスを踏んだのか、そして聖美さんが未経験から1ヶ月で稼げるようになった「兄の教え」についても全て聞き出してきました!
未経験からWebデザイナーとして稼いでいきたい…。
Webデザイナーになる為のモチベーションが欲しい…。
この記事を最後まで読めば、完全未経験の状態からWebデザイナーになる為に必要なプロセスを、聖美さんのエピソードから全て学べるでしょう。是非最後までご覧ください!
初芝賢(@hatushiba_ken)
東京フリーランス編集長。現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。
大手日系航空会社からスタートした聖美さんのキャリア
聖美さんは現在Webデザイナーとしてバリバリ働かれてるんですよね。
Webデザイナーになってから1年半ほど経ちますが、今までは正社員とフリーランスの二足のわらじで活動してきました。
今後はUI・UXデザイナーとして新しい会社に入社する予定ですが、もっとインプットやアウトプットする場を広げていきたいですね!
二足のわらじってすごいですね。
元々Webデザイナーを目指されてたんですか?
パイロットしか頭になかったんですが、当然難易度もかなり高かったので、無理なら諦めてエンジニアになろうと思い、就活では航空業界やIT業界を主軸に置いていましたね。
結局、どんな会社から内定をもらったんですか?
向いてなかったらそのとき考えればいいやと思って(笑)
「成果が数値化される仕事をしたい」と思いWebデザイナーへの転身を決意
そこは今でもすごく好きな会社で、上司や先輩も良い人ばかりだったんですが…「接客業」は自分の力を測るのがとても難しいという点につまづいてしまったんです。
成果が見えないことに不安を感じていた
航空会社で働いていた時も「誰よりも早く昇格してマネージャーになりたい」と思ってたし、今でも凄い人を見ると「もっとがんばらなきゃ…」と思っちゃうので、余計に数字にこだわりたいんだろうなと。
昔からそうだったんですか?
例えば「1日で300枚」といった売上のノルマが課せられる時もありましたが、「絶対にノルマの枚数を超えてやるぞ!」と意気込んで取り組んだ結果、3ヶ月連続でMVPを頂いたこともありました!
つまり仕事をやる上で、「成果が見える化」されている方がよかったんですね。
仕事はすごく楽しかったんですが、自分の仕事が客観的な成果として見えないことに、とにかく不安を感じたいたんです。
「1ヶ月で30万円稼げるようにしてやる」という兄の言葉を信じて航空会社を退職
本当に次の日に辞めちゃったんですよ!(笑)
決断がめちゃくちゃ早い(笑)
兄もハードワークで精神的に崩れたことがあったので、「崩れる前に正常な判断をしろ」と言われていたんです。
インプットしろ、手を動かせ、アウトプットしろ、人に会え!
兄からは、大きく分けて4つのアドバイスをもらいました。
- まずはインプットしろ
- 手を動かしてトレースしろ
- 成果物を外に出せ
- 人に会え
どんな内容だったのかめちゃくちゃ気になるので、順番にお聞かせください!
兄の教え「その1」:まずは徹底的にインプットしろ!
本は「デザイン入門教室」「ノンデザイナーズブック」で、ブログは「baigie」「Goodpatch」「UX MILK」などです!
兄の教え「その2」:手を動かしてトレースしろ!
アプリをトレースって、具体的にどんな感じやっていたんですか?
ちなみに、100個全部トレースできたんですか?
兄の教え「その3」:成果物をとにかく外に出せ!
兄の教え「その4」:人に会え!
すると、中には仕事を発注してくれる人もいましたね。
ちなみに、デザインの勉強を始めてからyentaで色んな人と会うようになるまでにどのくらいの期間を要したんでしょうか?
成果物もない段階で会って、どうやってアピールしたんでしょうか?
実際にお会いさせてもらう時は、とにかく自分の「デザインに対する考え」を熱弁していたんですが、そこで自分の考えに共感して頂き、受注に至るケースも多かったです!
さすがですね!
兄の教えを実践した1ヶ月後には80万円を稼げるように!
しかも、Webサイトではなくネイティブのアプリ案件だったんです!
どうやってその案件を獲得できたんですか?
そしたらお仕事をもらえることになって、アプリの画面70個をわずか1週間で作り上げました…!
一体どうやってそんなに発注してもらえたのでしょう?
そうして改善すべき理由や私が学んだデザインのルールなどを共有していたら「仕事を頼みたい!」と言われるようになりました。
じゃあ、兄の教えがめちゃくちゃ役に立ったんですね!(笑)
「”綺麗なもの”を作るのではなく”売れるもの”を作れ」そして「最初はとにかくルールに従え」という兄の教えを大事にしていたので。
1ヶ月に30万円どころか、その倍以上稼いじゃったんですね(笑)
兄がサポートしてくれなかったら、絶対デザイナーになんてなれてませんでしたよ…。
兄はほんと優しくて、私の仕事の悩みもちゃんと聞いてくれるし、もはやメンターのような存在です(笑)
現在Webデザイナーとして活躍されている聖美さん(左)と東フリCEOの船越(右)。「兄の支えがあったからこそ今がある」と聖美さんも熱く語ってくれました。
Webデザイナーで稼げるかは「お客さん」と「自分のワークスタイル」で決まる
ちなみに、「フリーランスデザイナー」としてはどれくらい稼いでいたんですか?
これに本業での収入も加えると、合計で80万円くらいの時もありました!
フリーランスデザイナーってそんなに稼げるんですか!?(しかも副業で…)
しかし、それが自分のワークスタイルに合うかどうかは別なので、仕事を取るならその辺りの兼ね合いもしっかり考えるべきでしょうね。
お客さんの依頼内容を自分のワークスタイルと照らし合わせてみて、それがマッチするかも重要だということですね。
私はお客さんと長期的に良い関係を築きながら、「徐々に単価を上げてもらう」といったスタイルで案件を受注しています。
ところで、その案件はどうやって獲得されたんですか?
私の過去のTweetを見て「キャラや人柄が良さそうだったので、一緒にやりたいと思った」と評価をしてくれました!
全ては、兄の言う通りちゃんと仕事用のTwitterアカウントを作っていたからですね!
結構Twitter経由でお話を頂くことも多いので、兄を信じていてよかったです!(笑)
一本の「note」がきっかけで、Webデザイナーとしての転職が決まることに。
実はこのnoteがこれから入社予定の会社に入るきっかけになったんですよ!
noteで本書を紹介し、読んで実践したことをログに残していったんです。
その会社が、これから聖美さんが働く予定の会社ですよね!
かなり手厚い面談をして頂き、キャリアについてもかなり熱心に教えてくれました。
そこでデザイナーとしてのキャリアを1日かけて考え直した結果…紹介頂いた会社で働くことを決めたんです!
かなり夢のある話しだと思います。
聖美さんが書いたnoteはこちら↓
今後は、事業を考えられるデザイナーになりたい。
「このサービスが本当に世の中に必要とされるのか」「事業として成り立つのか」といった検証段階から考えられる人材になりたいんですよ。
でも、たとえ私がデザイナーというポジションであろうと、市場調査やPMFといった「検証」の部分から出番があるような人材になりたくて。
経営者やプロダクトオーナーとも対等に話せる人材になって「事業を作れるデザイナー」を目指します!
事業も一緒に考えられるデザイナーとなると、相当市場価値が上がりますね!
大事なのは、とにかく毎日実践を繰り返すこと。
これが一番重要だと思います。
しっかりと努力をしてきた人なら決してそんな発言はしないでしょうし、背中を押してもらえるような人を身近に置くと良いですね!
周りの目なんて気にせず、とにかく作ったものを世の中に出していけば、きっと誰かの目にとまると思いますよ!
追伸:未経験から“仕事を獲得できる”Webデザイナーになりたいあなたへ
東京フリーランスは未経験でも楽しく学べるオンラインスクール”デイトラ”を運営しています。
その「デイトラ〜Webデザインコース〜」は、本記事でも登場した兄の船越が作成し、「Webデザインの知識から仕事の獲得方法」まで身につくカリキュラムとなっています。
聖美さんに教えていたWebデザインで稼ぐ為のノウハウはもちろんのこと、デザインに関する基本から応用、そして案件の獲得方法までを網羅しています。
これから本気でWebデザイナーを目指そうと考えている人は、是非デイトラのWebデザインコースをチェックしてみてくださいね!
船越聖美(ふなこしきよみ)
1995年生まれ静岡県浜松市出身
法政大学理工学部に進学。分散システム専攻。
新卒で日系航空会社に勤務。現在はUIUXデザイナーとして活動中。「ステークホルダーと対等にビジネスの話ができるデザイナー」を目指して奮闘中。