【初心者Webデザイナー必見】バナーのブラッシュアップ方法をプロが徹底解説!

【初心者Webデザイナー必見】バナーのブラッシュアップ方法をプロが徹底解説!

オンラインスクール「デイトラ」では、Webデザイナーのスキルアップを目的とした「ウィークリーデザイン」という企画を行っています。

ウィークリーデザインとは?
毎週X上で出されるデザイン課題に沿ってバナーを作成し、Xで投稿するデイトラWebデザインコースの人気企画。デイトラを受講していなくても参加できる。

この記事では、過去のウィークリーデザインをもとに、デザインをブラッシュアップする方法を解説します。

Webデザインのスキルアップを目指している方や、プロによる添削が気になる方はぜひご覧ください。

■動画で内容を確認したい方はこちら!
ももさん
【講師プロフィール】
ももさん(@momo_web24
デザイン会社社長。WebアプリのUI/UX設計からHP、ロゴ作成まで幅広くWeb制作に携わっている。デイトラWebデザインコースのメンター。

今回ブラッシュアップするデザイン課題の内容

はじめに、今回ご紹介するウィークリーデザインのお題や概要などを確認しましょう。

お題ネットオーダーバナーデザイン
概要牛丼チェーン店「東古屋」のネットオーダーを訴求するバナー
載せたい内容・ネットオーダー限定で200円オフ
・期間限定「8/7〜8/31」
・さらに公式LINE追加で選べるトッピング無料!
ターゲット都内在住20〜30代 男性
配信先・掲載先ディスプレイ広告
サイズ300×250

ブラッシュアップ前と後の作品をチェック!

課題の内容をもとにウィークリーデザイン参加者が作成したデザインがこちらです。

このデザインのGoodポイント
・期間限定の日付が大きくてわかりやすい
・牛丼の写真が大きいため、商品の魅力が伝わる
・「選べる」の吹き出しを緑色にすることで「LINE追加」が色で伝わるようにしている
・背景の左側を暗くすることで視認性が上がっている
ももさん
いろいろな工夫がされていて、納得感のあるデザインですね!

そして、ももさんがブラッシュアップしてできた作品がこちらです。

両者を比べて見ると、文言や使われている素材に大きな変化はないものの、印象がガラッと変わっていることがわかりますね。

現役デザイナーによるブラッシュアップのポイント7つ

ここからは、現役デザイナーのももさんがどの部分に注目してデザインをし直したのか、ブラッシュアップのポイントを解説します。

  • 訴求イメージに合ったカラーリングにする
  • イメージに合ったフォントを使う
  • 視線誘導を意識して配置を調整する
  • LINEの訴求を緑色で目立たせる
  • 湯気を追加しておいしさを表現する
  • 全体のバランスを見てサイズを調整する
  • 安さを連想させる装飾を使う

1:訴求イメージに合ったカラーリングにする

バナーの色選びは、訴求内容のイメージに合わせることが大切です。

たとえば、「お得感」や「安さ」を強調する場合、赤色や黄色といったビビッドな色が適しています。

ビビッドな色は価格の安さやセールを連想させ、視覚的にも目立つため効果的です。

ももさん
リーズナブルさやお得感が魅力のドン・キホーテやマクドナルドでは、赤色や黄色を使用していますよね!

一方、「高級感」や「キャッシュバック」を伝えたい場合には、ゴールドを使用するとよいでしょう。

今回の場合は元々「200円OFF」の安さを訴求したい場面でゴールドを使用していましたが、赤色や黄色に変更した方が訴求内容に合い、ユーザーにより伝わりやすくなります。

2:イメージに合ったフォントを使う

フォントもデザイン全体の雰囲気を左右します。

ゴシック体は視認性が高く、シンプルでメッセージをダイレクトに伝えたいときに効果的です。

一方で、商品の「おいしさ」や「和風の印象」を伝えたい場合は、明朝体や筆文字を使用することで、よりイメージに沿った表現ができます。

印象的なフォントを部分的に使い、ユーザーに読ませたい文字はゴシックにするなど、2種類のフォントを使い分けるとバランスが良くなります。

ももさん
デザインが与えるイメージは、ピンタレストで研究するのがおすすめです!
今回であれば「牛丼 バナー」で検索して、いろいろなデザインから着想を得ると良いですよ!

3:視線誘導を意識して配置を調整する

要素の配置は、ユーザーの視線を自然に誘導するために重要です。

大事な要素は視線が最初に集まる左上に配置したいため、ブラッシュアップ後のバナーには「ネットオーダー限定200円OFF」という最も伝えたい内容を配置しています。

そのぶん、空いている右上のスペースを有効に活用し、ロゴを配置しました。

どこにどの要素を入れたら良いかを考える際は、視線誘導を意識してみてください。

4:LINEの訴求を緑色で目立たせる

元々のデザインでは「選べる」の吹き出しにLINEのイメージカラーである緑色を採用していました。

ブラッシュアップ後はさらにLINE要素を伝えるために、文字色を変更しています。

また、本来のLINEのイメージカラーよりも少し明るい色を使い、より目立つように工夫しました。

5:湯気を追加しておいしさを表現する

食品系のバナーにおいて、湯気のエフェクトを追加するのは「おいしさ」を視覚的に伝えるための有効な手段です。

湯気が加わることで温かみが伝わり、商品の鮮度やおいしさがよりリアルに感じられます。

6:全体のバランスを見てサイズを調整する

バナー内の文字や画像、各要素のサイズ感も重要です。

情報が詰まりすぎると見づらくなるため、要素間に適度な余白を設け、全体のバランスを保ちます。

特に文字サイズや間隔は、視認性とバランスを考慮して調整することで、見た目もスッキリし、メッセージが伝わりやすくなります。

7:安さを連想させる装飾を使う

価格の安さやお得感を伝える際は、ギザギザの縁取りを始めとした目を引く装飾が効果的です。

形状や装飾にひと工夫加えることで、より安さを強調できます。

まとめ:デザインを言語化すると説得力のある作品ができる!

今回のバナーは「牛丼のおいしさ」「安くなること」を訴求するために、配色やエフェクト、素材を意識してブラッシュアップしています。

このようにデザインの意図を持って作ることで、説得力のあるものが出来上がります。

ぜひデザインをする際には言語化を意識して、使う色や素材の配置などを調整してみてください!

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